光の家

🩷ミリアとのカウンセリング　カウンセリングは、診察室で行われます。「失礼致します」診察室のドアをノックして中へ入るティア。「こんにちはティア」ミリアが挨拶します。「こんにちは、よろしくお願いします」こうしていつものようにお話をします。「なんでも好きなことを話してね」ミリアはそう言ってくれるのでした。

　ティアは家族旅行や家族で遊園地に行ったことなどをとても楽しそうに話します。まるで幻聴の問題などないかのように。しかしそんなはずはないのです。ティアは７歳の頃から幻聴苦しめられてきたはずなのですから。

　ティアが話すぬるま湯のように穏やかな幸せがティアの心の力の暴走によって成り立っているのではなかったらどんなに良かったでしょうか？