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アリーナツアーの全日程を大成功で終えた数日後。
M!LKの5人は、いつもの所属事務所の会議室に集まっていた。
机の上には、ツアーの成功を祝う大きなケーキと、ケータリングの軽食が並んでいる。
💙「いやー! 改めてアリーナツアーお疲れ様! マジで最高の景色だったわ!」
太智がクラッカーを鳴らしながら、コーラのグラスを掲げた。
🤍「本当にね。ファンの熱量もすごかったし、5人のパフォーマンスも今までで一番揃ってた気がする」
柔太朗がピザを頬張りながら、穏やかな笑顔で同意する。
その視線は、隣同士に座る勇斗と仁人へと向けられ、優しく細められた。
柔太朗の言う通りだった。
番となった勇斗と仁人が放つ圧倒的なシンクロニシティは、グループ全体のパフォーマンスを底上げし、限界を超えた一体感を生み出していた。
それは、M!LKというグループが持つ可能性を何倍にも膨らませていた。
❤️「俺、最後のMCで仁ちゃんが喋ってる時、後ろでマジで泣きそうになったもん。なんか、今のM!LKならどこまででも行ける気がするって、本気で思った」
舜太が大きな瞳を輝かせながら、熱っぽく語る。
💛「みんな、本当にありがとう。僕がこうして最後までステージに立ち続けられたのも、みんなが僕を支えて、信じてくれたからだよ」
仁人はグラスを置き、メンバー一人ひとりの顔を真っ直ぐに見つめた。
かつて、自分がオメガであることを隠し、いつすべてを失うか分からない恐怖に一人で震えていた頃の影は、今の仁人には微塵もなかった。
メンバー全員が秘密を知り、それを超える愛で受け入れてくれたからこそ、今の彼は「M!LKの誇り高きリーダー」として、誰よりも堂々と立っていられるのだ。
🩷「何水臭いこと言ってんだよ、リーダー」
勇斗が仁人の肩に腕を回し、いたずらっぽく笑った。
🩷「仁人がいてこそのM!LKだろ。それに、俺たちの伝説はまだ始まったばかりじゃん。アリーナの次はドーム、その次は世界。俺らなら、絶対に手が届くって」
勇斗の力強い言葉に、太智も
💙「おう! 世界進出とかマジでワクワクするわ!」
と拳を突き上げ、舜太も
❤️「俺、もっと英語とダンス勉強する!」
と息巻く。
🤍「まずは次の新曲を大ヒットさせないとね。でも、今の5人なら何の心配もないよ」
と、柔太朗も信頼に満ちた声を重ねた。
属性の違いや、それに伴う運命の過酷さ。
そんなものは、長年苦楽を共にしてきた彼らの絆の前には、もはや何の障壁でもなかった。
アルファも、オメガも、ベータも関係ない。
彼らはただ、同じ夢を追いかける「M!LK」という唯一無二の家族だった。
勇斗は、腕の中で嬉しそうに微笑む仁人の横顔を見つめた。
仁人の首筋からは、勇斗のαの香りと完全に溶け合った、穏やかで甘い香りが微かに漂っている。
それは、二人がお互いを一生の伴侶として選び、守り抜くという決意の証でもあった。
💙「よし! じゃあ、これからのM!LKの未来に、もう一回乾杯!」
太智の音頭で、5人のグラスが再び中央で小気味いい音を立てて重なった。
見据える地平線の先には、どこまでも眩しい光が広がっている。
彼らの新しい挑戦への秒針が、今、高らかに動き出そうとしていた。
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咪
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