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スマホ没収されそうな危機的状況
side 青井ラディ
倒れた患者…
おそらく事件が起きてあって死んだ患者を
起こしにマップを見て、ピンを指し、
車で向かう。
あ、免許は一応取っといた。
いちいち免許で罰金取られたくないからね。
「えーっと患者患者…あいつ犯罪者か」
俺は警察の格好をしていない犯罪者らしき人を
拾って車で逃げる。
そして見られないようにこっそりと起こす
「いやーありがとうございます。おかげでミッション成功しそうです!」
「あ、あなたがお金持ってるなんですね」
「そうです!」
「じゃあ乗せて行きますよ。松葉杖じゃまた見つかるかもしれませんし。」
「いいんですか!?ありがとうございます!」
犯罪者の人を車へ乗せる。
「あなたのお名前は?」
「ラディと言います。」
「ラディさん!ありがとうございますほんとう!優しいんですね!」
優しい…か、
言われて悪い気はしない…
むしろいい気分
「はは、そう言ってくれてありがとうございます。俺個人医で闇医者ですので犯罪現場には行きますね。優先的に起こしてほしい人がいたら言ってくれると助かります。」
指定されたところにつき、車を止める
「わかりました!ありがとうございました!」
また感謝をされ、車を降りていった。
「さて…どうしよっかなぁ…未だ事件で死んだ人はいなさそう」
すると目の前でヘリが墜落し、爆発した。
事故…?それとも撃たれて墜落した、?
どっちにしても、公務員じゃなかったら起こしてあげようかな…
そう思い、車から降りて確認する
「大丈夫ですか?」
「あー、だいじょばないです。助けてください」
結構冷静だなこの人。
俺は担架を出して人を乗せる
「えっと、貴方のお名前は、?ご職業とか…」
「今ですか、?あー、私は空架ぐち逸と言います。職業はフリーで個人医を」
フリーで個人医…
半分白市民半分闇医者か
まぁ公務員じゃないしいいかなぁ…
「分かりました。俺も個人医なんで…直しますね。」
俺は治療をして治す
「ありがとうございます。」
「今からどこに行かれる予定だったんですか?」
「あー、今から薬作りに行こうかなと」
ん、?
薬??
「え、薬ですか?」
「はい。薬です」
「違法の??」
「まぁ皆さんからはそう言われてますね」
「そんな堂々という、、!?」
この人すげぇな、捕まんないのかな…
「でもおかしいですよね。依存性や視界の異常さえなければ服用した方が絶対いいのに。人を助けるためにもこれは絶対使ったほうがいいと思うんですよ」
確かにそれはそうだな…
依存性と視界の異常は相当やばいけど
「まぁ分かりますよ。俺もたまに使ってますし、個人医ですから。三つの薬を使って、人を助けることができる、撃たれますからね。警察から」
同感だというとぐち逸さんは
「そうですよね!やっぱり命が救えるなら薬を服用して助けた方がいいですもんね!でもそれを警察の方と救急隊の方は間違ってると…」
「警察や救急隊からしたらそうですよ。俺ら個人医は命を救うために自分を犠牲にする。警察と救急隊は命を救うために自分が倒れたらいけない。これの違いでしょうね…」
「やっぱり自分の命が大事なんですかね…みんな」
「それはそうっすよ、人間は「死ぬ」ということを拒絶しますから。」
でもこの街じゃ死なないんだよなぁ…
体と医療技術の発展かな…
「はぁ、」
「まぁ、貴方は自分の命を軽率に扱っている。貴方からして自分の命は他の人から見ると守るべき命っすから、」
「まぁそうですね。なるほど、なんとなく分かりました。
…でも、みんなが命を落とすのが、死ぬのが怖いなら、なにも感じない私が自分を犠牲にして助けますよ!」
真っ直ぐ見る目。
信じる目。
その正義感あふれたのは
俺の苦手なタイプだ。
「そうっすか、まぁ頑張ってください。お大事に」
俺はそう言って車を走らせた。
多分あの人帰れるでしょ。
まだ山じゃないところだし。
さてと次は…
あ、事件で死んだっぽい患者きた。
よし、行くかぁ
俺は車を走らせ、現場に着くと、
「うわぁ、大量に死んでる。犯人も警察も」
「ここ事件現場です!危ないので来ないでください!くるなら公務執行妨害で切りますよ!」
警察来た…
俺は闇医者だし…
引き下がるわけには行かない…
でも公務執行妨害で切られたくない。
なら一旦ここは引き下がって、
別のルートから行こう。
そしてぐち逸さんの言葉が蘇る
自分を犠牲にしてまで人を助ける…
俺はそんなつもりはなかった。
ただ俺は兄貴と真反対の道を進みたくて
白の警察だから黒の医者の道に行った。
犯罪者を助けて俺に徳があるわけでもない。
ただお金がもらえるだけ。
他人の命なんてなにも思わない。
なにも思えない。
だけど…一生懸命自分を犠牲にして
人を助けるのをやってみたくなった。
人生で一度だけでも
「それは…それは無理な話だな。警察が!」
俺は無理矢理事件現場に介入する
「車が一台来ました!撃っていいです!公務執行妨害です!」
警察が無線で報告した声が聞こえる。
銃で沢山撃たれて俺も負傷する
「あ!この、金髪の人を優先で起こして逃してください!」
あの時聞いた声が聞こえた
金髪の人を運んで救助する。
金髪の人を車へ乗せて逃走しようとしたが、
俺は出血でダウンしてしまった
「逃げてください。ヘリがいたので一般市民のふりして。」
「分かりました、ありがとうございます!」
イッテェ…
あんな銃撃たれたの初めてだわ…
ヘリできたらプロペラで全員殺しても良かったけど…
それだと捕まった時の代償えぐいわ…多分あれ
応援来そうだったし。
警察がやってきて手錠をかけられ、捕まる
「なにで死んだ?」
「事故っただけですよ」
「銃創あった時詐欺罪で切るよ。」
「はぁ…正直に言えば個人医です。行って思ったよりくらって逃げて出血で死にました。」
俺は正直に答える
詐欺罪切られたくないし、
でも嘘はついていない。あってはいる。
だけど起こしたことだけは言っていない
「犯人起こした?」
「起こしてない。起こせなかった」
「まぁ一旦信じる。一回署に連れてくぞ〜」
俺は警察に連れて行かれた。
俺は牢屋に入れられた
「成瀬お疲れ様〜って、あっ、やっぱ闇医者じゃん」
兄貴が来た
タイミング悪
「黙ってくれない?」
俺は思わず兄貴にそう言ってしまった
まぁいいか。兄貴だし。
「え?知り合いなん?」
「まぁまぁ、」
濁し方うぜぇ…
バラされるよりかはマシだけど
バラされたのまだ覚えてるからな。
「犯人逃したって?」
「いや、起こせなかったって言ってた」
「本当?」
兄貴が俺を見て聞く
目を見ようとしても見えないよ…
仮面つけてるもん
「ほんとほんと。起こそうとしたけど銃多くて起こせなかったんだって」
「無理にに突っ込んだラディなら、引き返さず起こしてそうだけどね。無理気突っ込まずルートを変えたなら多分もっと確実に。銃とかヘリはやばいかもなぁ…技術あるし」
見透かされてる…
「はぁ、全部お前の思った通りになるわけないだろ…俺だって人間だし、危険だと判断したら戻る。自分の命が大切だからね。」
納得のいかない顔をしながら
そっかー、と呟く兄貴
「そう言えばお名前は?」
「ラディ」
成瀬という警官に聞かれたので正直に答える
嘘ついたって兄貴がいるしな
「あ、本名だったわ…しっかり教えてくれてる。てからだお先輩?青井って書いてるんですけどこの人。本名青井ラディって。偽物じゃないの??」
「たまたま苗字同じなだけ」
「そうなんだ、」
「てかこの子釈放?」
「うん。釈放。」
「その前にこのこと話させて」
「え?わかった」
めんどくさ、
「じゃあ話そっか」
「なにを?話すことなんてないけど」
俺はそっけなく返す。
「なんでロスサントスにきて闇医者を選んだの?ロスサントスには俺がいる、そして闇医者になったら警察に会う。それはラディはわかってたでしょ?」
またその話を持ち込む兄貴
「前も言った通りロスサントスに来た理由は気になったから。闇医者になった理由はお前と逆の道に行きたかったから。」
「白市民ならまだかかわらず済んだのかもしれないのに」
「白市民でも関わってしまう可能性がある、白だし、ならいっそのこと黒市民になって、犯罪者を起こして、お前の妨害をしてやりたくなった」
「命を助けたいって理由じゃないの?」
「…ちょっとはあるかもね。聞きたいのはそれだけだろ?早く釈放してくれ」
少し悩んでいる兄貴
ちょっと間が空いた後、頷いて
「わかった、もう犯罪者起こさないでね。」
「はは、(笑) 無理なお願いだな。ヘリ買った時お前ら全員殺して犯罪者全員助ける。それが、公務員のお前らに俺ができる嫌がらせだ。」
俺は兄貴にそう言った。
なんとも言えない、いろんな感情が混じった
表情をしていた。
「ラディがヘリで俺たちを殺そうとしても俺らは簡単に負けない。この街の警察は強い。ラディ1人じゃ敵わない。」
釈放されて俺が帰っている時、
後ろで兄貴は最後にそう言った。
「空の悪魔…か。」
俺は小さく呟いた。
無理して助けた事はまだなかったから、
なんだか疲れた。
俺はそこら辺のベンチに座り
ねむってしまった