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それはある日のことだった
部活帰り、すぐに帰ろうと走っていた時だ
影「……っ、やべ」
「危ない!」
影「は、」
『わりいな兄ちゃん!大丈夫か?』
影「あ、はい…すみません」
「大丈夫ー?影山飛雄くん」
影「…………お前誰だよ」
「助けたのにお礼もなし?」
影「いや、俺の名前知ってることがやばいだろ」
「言っても君どうせ信じないし」
影「あ!?早く言えよ」
「…………守護霊だから」
影「……あ?」
「いや、だから守護霊だから守ったんだって」
影「トラックに轢かれたのはお前なのか?」
「轢かれてないから!」
影「仮に守護霊だとして…!何で今まで俺の前に出てこなかった?」
「…元々の守護霊がクビになったから」
影「クビ!?守護霊にクビなんてあるのか!?」
「あるのー!そんなに信じられないなら、手合わせてみて」
影「………うぉっ」
透けてる
影「まじかよ……」
「まじなんだよ」
「まあ、これからよろしくね?影山飛雄くん」