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stxxx . nmmn . 天使もの注意



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俺は、学校を辞めた。


どうも行く気になれないし

あの学校にこだわる必要も無い


それに、こんな所にいたくなかった


だから、あの天使と一緒に

少し田舎の方に逃げた


逃げたというか、引っ越しただけだけど

個人的には逃げたに近い感情だっただけ


どうやら、あの天使は海やら山やらが

見える場所が好きらしい


引っ越して暫くは

海に行くのに付き合わされた


海は…まぁ、嫌いじゃないけど。



青「 見て見て!! 」


桃「 なに、 」


青「 僕の羽、灰色になってる〜っ!! 」


桃「 …な、ッ…!! 」



こんな風に、

俺の感情で羽の色が変わるから

気分を読まれてるみたいで、

なんとも居心地が悪い。



青「 …僕の役目、無くなっちゃいそう 」

「 …それはそれで、良いこと…なんだよね 」


桃「 …安心しろ 」

「 俺はこの世界は嫌いだ 」


青「 …そうなの?笑 」


桃「 …でも、まだ未練がある 」


青「 …僕には言えないこと? 」


桃「 まぁ、言えないな… 」


青「 ちぇ〜、 」


桃「 っ、笑笑 」


青「 …んへ、っ笑 」



俺の未練が完全に無くなるのは、

この天使を名前で呼ぶほど

この世から消えたくなった時だ



赤「 あ〜っ!! 」

「 こんな所にいた〜っ!!! 」


青「 げ、っ… 」


赤「 げ、っ…ってなんだよっ!! 」


黄「 引っ越ししたんですか? 」


桃「 色々あってな 」

「 あんな所にいたくなかったんだ 」


黄「 なるほど 」

「 …あ、僕らは桃くんの 」

「 寿命の回復に来ました笑 」



そう言って、俺を抱きしめてくる



桃「 そりゃど~も、 」


青「 あ〜っ!! 」

「 桃くんに抱きついちゃダメ!! 」


桃「 お前さっきからうるさいぞ 」


青「 え〜… 」


赤「 青ちゃん注意されてやんの笑 」


桃「 お前もうるさい 」


赤「 …すみません、 」


黄「 落ち着きのない人達ですね… 」


桃「 お前意外と落ち着いてるよな 」

「 性格の違い? 」


青「 生まれた悪魔の違いだよ 」


桃「 …悪魔にも種類があるってことか 」


青「 …一応、天使にもあるけど… 」

「 天使の場合はほとんどが 」

「 騒がしいのが多いんだよね〜…笑 」


桃「 つまり、お前が騒がしいのは必然だし 」

「 赤はハーフだから騒がしい時と 」

「 騒がしくない時があるって事ね 」


青「 そんな感じ〜 」


黄「 …僕の両親は静かな人でした〜笑 」


桃「 想像つくわ〜 」


青「 …両親…か、 」


桃「 …赤の両親って悪魔と天使なんだろ? 」


赤「 うん、そうだよ 」


桃「 何でそんな二人が一緒になれたんだ? 」

「 お前らの世界は昔とはいえ、天使と悪魔は敵対してたんだろ? 」


赤「 ロマンチックに言えばね… 」

「 禁断の恋ってやつだよ 」


桃「 なるほどな 」

「 …虐められることも多かっただろ 」


赤「 まぁね笑 」

「 でも俺は両親が強かったから 」

「 その強さで上に立ってた 」


桃「 …へ〜 」


桃「 青の誕生秘話ってなんかないの? 」

「 珍しい環境で生まれたんだろ? 」


青「 …無いよ 」

「 僕は天使の力も悪魔の力も持ってるだけ 」

「 少し、悪魔寄りだったけど 」


黄「 …黙っておくつもりなんですね 」

「 僕から話しましょうか? 」


青「 …っ、… 」


桃「 …お前がが秘密にしたいことは 」

「 秘密にしていいよ 」


赤「 桃ちゃんは優しいね〜笑 」


桃「 人の秘密なんて聞いて楽しくないし 」



そう。人の秘密を無理に聞いても楽しくない


忘れてたよ。


ごめんな。



青「 そんな顔しなくてもいいよ、笑 」



俺の方が上背があるから

この天使は自分の大きな羽で少しだけ飛んで

俺の頭を優しく撫でた



桃「 …して、ねぇよ… 」


赤「 …疲れてるんじゃない?笑 」

「 家も見たいから帰ろ笑 」


青「 はぁ〜っ?! 」

「 赤くんの家じゃないんですけど!! 」


桃「 …っ、… 」



俺は眠気に襲われて、体がふらついていた



黄「 言い争ってないで帰りますよ、笑 」



そこを黄が支えてくれた



桃「 ぁ、ごめ…っ… 」


黄「 大丈夫ですよ、笑 」

「 体が触れ合ってた方が、時間はよく止まるので 」


桃「 …そ、なん…だ… 」


黄「 っ、笑 」

「 もう寝ていいよ笑 」


桃「 あ、ぁ… 」



俺は途切れ掛けの意識が途切れる瞬間に

誰かの記憶に入った。


…勘だけどこの記憶は、



桃「 …青い髪の真っ白の翼が生えた天使… 」


青「 …君、翼が生えてないの? 」

「 …人間、か…初めて見たけど変わってる 」


桃「 …そうだな、… 」

「 お前も変わった環境で産まれたんだろ 」


青「 …僕の何を知ってるの… 」


桃「 …… 」



その姿は今の天使とは違う


何の温かみも無いような、冷たい、

氷のような天使だった



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この連載、完結まで進んでて

ちょくちょく投稿がめんどくさいから

毎日投稿しようか悩んでます🤛🏻🤛🏻


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『 その日、俺は天使を見た 』

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コメント

1

ユーザー

青くんの誕生秘話気になるけど、確かに秘密を無理に知っても楽しくないよね😣 続き待ってます!!✨

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