この作品はいかがでしたか?
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stxxx . nmmn . 天使もの注意
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青「 君、どこから来たの 」
「 人間なんて、こっちの世界には… 」
桃「 いつか教えてやるよ 」
「 …お前は、本当にアイツか…? 」
あんな能天気野郎とは
真逆の雰囲気を漂わせている
冷酷で、どこかミステリアスな
放っておいたら泡になって消えそうな天使
青「 …僕の羽、そんなに見ないでくれる? 」
「 まず他人に見られるの慣れてないし 」
桃「 …羽、触らせてよ 」
青「 …いいけど、 」
前に羽を触らせてもらった時と
同じ感触がした
氷のように冷たくて
お湯のようにじわっと暖かい。
でも少しだけ違うことがある。
桃「 真っ白、 」
青「 …羽が黒い天使なんて居ないよ 」
桃「 は、? 」
俺といる時のアイツの羽は
先の方が少し灰色っぽかった
その理由は、青がしっかり分かってた
なのに、今の青は知らない
「 …青〜っ!! 」
「 って、先客か?笑 」
桃「 …誰だ、? 」
青「 橙くん、どうしたの?笑 」
笑った。
俺といる時みたいに
眉を八の字に曲げて笑った
あぁ、この時の特定の人物は、コイツなんだ
でもまだ青は気づいてないのか。
正の感情で黒くなって
負の感情で白になる
自分の羽のことを
知る由もないか。
この橙とかいう人間、何があったんだよ
橙「 …名前は、? 」
桃「 桃、よろしく 」
「 …橙は天使なのか? 」
橙「 …そ~やで、?笑 」
「 羽も生えとるやろ?ほら 」
桃「 …そ~だけど… 」
確かに、羽らしきものは生えていたけど
俺の勘は間違いなく人間だ
青はそれを知っているか知らないか、なんて
この世界の俺には関係ないし
青に黙っていようと思っていたのに
でも俺は橙とかいう人間に指をさして
こう言い放ってしまった
桃「 …お前は嘘つきだ 」
そう言った瞬間、首を跳ねられて
真っ赤な血が飛び交うのを見た
俺の血だ。
不思議な感覚だった。
夢だから痛みは無いし
夢だから死ぬこともない
なのに、夢から抜け出せない
青「 …君は未来から来た 」
「 僕の未来に会って何かを知っている 」
「 僕らはそれを知る気は無い 」
夢の最後に聞いた台詞は
それだけだった
冷たい声、冷たい目、冷たそうな顔
その後ろにいた橙という人間は
不思議そうな目、暖かそうな目、
好奇心に満ち溢れている顔をしていた
俺はその顔に、見覚えがあった
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青「 桃くん、っ!! 」
「 大丈夫、? 」
桃「 …俺の首と胴体くっついてる? 」
黄「 …っ、記憶が… 」
青「 …わかってるよ 」
「 大丈夫だよ、桃くん笑 」
「 胴体と頭くっついてるから笑 」
桃「 よかった、… 」
「 …なぁ青… 」
赤「 それは桃ちゃんから聞くことじゃない 」
「 青から話すことだよ 」
青「 …それは、桃くんが 」
「 天使になった時に教えるよ 」
桃「 …長く待つよ笑 」
黄「 …長く、生きてくださいね 」
桃「 お前らに寿命は見えないの? 」
赤「 …俺、見えてるよ 」
「 天使と悪魔の血を持つ俺と、 」
「 神の目を持つ青ちゃんは 」
桃「 青、も… 」
青「 …なんで言っちゃうかなぁ、笑 」
黄「 僕だけ仲間はずれですかっ?! 」
桃「 俺もわかんねぇから 」
黄「 じゃあ僕と桃くんは仲間ですね笑 」
赤「 はぁ〜っ?! 」
「 俺も桃くんと仲間がいい!! 」
桃「 うるせぇ、騒ぐな 」
青「 ……… 」
珍しく青が話に入ってこない
いつもなら赤と一緒に
『 僕も! 』とか言ってくるのに
どうしたんだろ
やっぱ昔、何かあったのかな
黄「 …青、 」
「 いい加減話したらどうですか 」
青「 …でも、約束を破ることになる 」
「 ” 天使 ” としてそれは重罪… 」
赤「 俺と青ちゃんは 」
「 天使でも悪魔でも無いでしょ 」
赤がとてつもなく、
空気が読めない発言をした
俺は途端にアイツを見てしまった。
青「 …笑、 」
笑っている。
いや、正確には
” 微笑んでいる ” に近い笑いだ
怖かった。
また、首を跳ねられそうで
また、軽蔑した目で見られそうで
黄「 もし、青があの時と同じ事をしたら 」
「 僕らは敵同士になりますよ 」
青「 しないよ、そんなこと 」
「 僕は桃くんが一番大好きだ 」
「 今まで会ってきた中で一番 」
俺が一番ってなんだよ
じゃあ、あの橙とかいう奴は?
大好きじゃないのか?
桃「 じゃあ、橙はどうなる 」
「 …殺したのか 」
青「 …やっぱり、夢ではそこを見たんだね 」
「 橙は生きてるよ 」
「 現世で、見えないけれど 」
俺は、青が何を言っているのか
理解が出来なかった。
橙が生きている?
あの記憶からして、だいぶ前の記憶だ
なのに、生きている?
まさか本当に天使だったのか?
そんなことが頭をよぎる。
青「 …あの子は輪廻転生を繰り返している 」
「 永遠の死と、永遠の生命だ 」
桃「 永遠の死と、永遠の生命… 」
「 …じゃあ、橙は今どこに? 」
青「 僕の目の前だよ 」
青の目の前には、 俺しかいない。
俺が、橙?
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普通にこの連載
神じゃない?( 自画自賛 )
まぁ、性癖と言うか
好みを詰め込んだだけですが。
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コメント
2件
神です!!神です!!✨ 正直全部のお話が神です!! 続き待ってます!!✨