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#異世界
るるくらげ
315
#完結済み/分割投稿中
するとそこには話に聞いていた通り、沢山の人が居る。机を動かしてコの字型に並べ、その間に椅子が一席だけ置いてある。あそこに座れと言うことだろうか。
なぜか特に緊張感がそこまでない、何となくフランクな感じがした。
「えっと、じゃあ自己紹介してね。名前と出身地、それと出身高校。あとは大学でやっていること。サークルとか部活とか」
「はい・・・。真本 真人、長野県出身です。それで高校は東長野実業高校で・・・」
「あれ?俺と同じじゃない?」
と途中まで話すとそう反応してきてくれ人が居た。あ、そうなんだ。でも見たことない。多分、そう言ってきてくれた人は学部の人だと思うんだけれど、1年違いなら高校で見ていたとしてもおかしくないのだけれど。
「あっそうなんですか・・・それはうれしいですね」
と当たり障りない返事をして僕は続けた。
「・・・ありがとうございます。それで?森田研を希望した理由は?」
僕はその質問が来るとちらっと面接官側にいる矢代さんの方を見た。
「楽しそうだったのと、研究内容に興味がありました」
すると森田先生の話が少し始まった。どういう研究をしていてとかどういう感じなのか、とかそういうの。で、面接にもどったのだけれど、聞かれることは
「好きな本は?」とか「休日なにしてる?」とかそういう世間話的な所。
森田先生はその様子を見て笑っているか、それか補足で色々説明をしてくれる。という感じでいつのまにか面接が終わる時間に。
「よし、じゃあ、OKでしょう」
と先生は研究室に居る人たちにそう言うと面接は終わり。外に行くと順番を待っていた早坂君に色々聞かれた。
「どうだった?」
「・・・なんか沢山人は居たけど、世間話で終わった感じがする」
「そうなんだぁ・・・俺、緊張してきたよ」
そう思うと僕は割とこういう場には慣れていたのかもしれない。
試合前とかそういうのに比べるとそこまで緊張はなかったのだけれど、何かをしなければ印象に残らない、頑張らなくちゃ。という感じでもなかった気がする。
次の日、講義が終わって食堂に行くといつものメンバーが居て昼飯を食べていたのをみて、僕も日替わり定食を注文して食べ始めた。
話題は研究室の事。
どうやら話を聞いているといつものメンバーは大体、新村研に決まったらしい。ほとんどが顔見知りで知らない人は居ないみたいなそんな感じだった。
「で?真人はどうだったの?森田研」
「まだ、わかんないんだよね。合格かどうか」
そう、他の研究室なら成績順でほぼ決まるので行けるいけないはその日のうちにわかるのだけれど、1つ段階を付けているから森田研に入れるかどうかは明日あたりに分かるとのことだった。
「ふうん、なるほどね」
こういうとき割とありがちなのが「なんで真人だけ他に行くんだ」というのがあるのかもしれないけれど、結局それが無かったのは僕が部活をやっていたということが大きいのかもしれない。
人とは別の事をする。というのが何となく彼らにも伝わっていて、だからそういう奴なんだという印象があるのかもしれないのだけれど。
でもまあ、多分大学生という年齢とか、環境とかであんまり他人に干渉しない。昔は凄いそういうのあったけど、クラスという区分も無いわけだし。割と自由なのかもしれない。とその時実感した。
まあでも明日になれば決まることだし、どうこう言っても仕方ないから。と思ったわけで。
なにも変わらずそのあと、部活に行き、明日の発表を待つことにした。