組合(ギルド)
北米を拠点にする異能力者集団。構成員は財政界や軍閥の重鎮揃いで、膨大な資金力と異能力で策謀を企む秘密結社と噂されており、実際に数多くのホテルと会社を有している。
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フランシス・F(ふらんしす・すこっと・きー・ふぃっつじぇらるど)
「それがどうした 俺はフィッツジェラルドだぞ。」
北米異能集団「組合(ギルド)」の団長。横浜の土地とそこに建つ会社全てを余裕で購入出来る程の資金を持て余しており、中島敦を70億で買い取ろうとしたこともある。
能力名 華麗なるフィッツジェラルド(かれいなるふぃっつじぇらるど)
消費した金額に比例して自分自身の身体能力を強化させることができる能力。50セント(50円)で人一人を殴り飛ばせる。莫大な財を投じれば一級の戦闘系異能者でも相手にできるほど強化される。
モチーフ
フランシス・F作 「華麗なるギャツビー」が由来
1920年代のアメリカ、ロングアイランドを舞台に、謎めいた大富豪ジェイ・ギャツビーが、かつての恋人デイジーとの再会を夢見て、豪華なパーティーを繰り広げる物語。
CV:櫻井孝宏
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ルーシー・M(るーしー・もーど・もんごめり)
「生きて、いつかここから救い出して。待ってるから」
赤い髪に白い花の髪飾りが特徴的。同じ孤児院出身ながら幸福そうに見える敦に嫉妬し怒りをぶつけるも、敦もまた自分と同じような苦しい人生を辿ってきたと知り、「組合(ギルド)」を裏切って敦を「白鯨(モビーディック)」から脱出させた。
能力名 深淵の赤毛のアン(しんえんのあかげのあん)
「アンの部屋」という異空間に対象を転送させ、「アン」という名の巨大な人形に襲わせる能力。「アン」との鬼ごっこに敗れると、半永久的に「アンの部屋」に囚われる
モチーフ
ルーシー・M作 「赤毛のアン」が由来
孤児のアン・シャーリーが、カナダのプリンス・エドワード島にあるグリーン・ゲイブルズという家で、マシュウとマリラの兄妹に引き取られるところから始まる物語。アンは想像力豊かで口数が多い女の子で、様々な騒動を起こしながらも、周囲の人々と友情を育み、成長していきます。
CV:花澤香菜
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ジョン・S(じょん・すたいんべっく)
「神様はいるよ、でも君を愛してはいない」
ハンチング帽を被る農家風の青年。同じく「組合(ギルド)」の構成員のラヴクラフトと共に行動していることが多い。故郷で暮らす家族の為に「組合(ギルド)」で働いている。金で物事全てを解決しようとするフランシスをあまりよく思っていない。
能力名 怒りの葡萄(いかりのぶどう)
葡萄の種を植え付け、宿主と樹木の感覚を共有する異能。自分に植えつけて枝や根の操作も可能であり、根を通じて地上の振動も感知出来る。
モチーフ
ジョン・S作 「怒りの葡萄」が由来
1930年代の大恐慌時代のアメリカを舞台に、故郷を追われたジョード一家の過酷な旅と、カリフォルニアでの生活を描いた物語。
CV:河西健吾
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ラヴクラフト(はわーど・ふぃりっぷす・らヴくらふと)
「フィッツジェラルド君との契約は……果たさねば……」
黒く長い髪が特徴的。常に気だるそうな言動をする。ピストルで撃たれても全くダメージを受けない他、折れた首を簡単に戻すなど人間離れした身体であり、「汚濁」形態の中也の重力弾を受けても無事であった。また精神構造も人間離れしているらしく、精神系異能の効果も受け付けない。
能力名 旧支配者(グレート・オールドワン)
腕を蛸足のような触手に変化させ、自由自在に操れる能力。作中では異能とされているが、太宰の異能無効化の異能が通用しない事から太宰も「あれは異能じゃないんだ」と言っている。
モチーフ
クトゥルフ神話に登場する「邪神クトゥルフ」がモチーフとされている。
クトゥルフ神話とは、史実のラヴクラフトが作り出した壮大な神話であり、文ストラヴクラフトが中原中也と戦った際に見せた「真の姿」は邪神クトゥルフがモデルとなっているらしい。
CV:武内駿輔
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ナサニエル・H(なさにえる・ほーそーん)
「視線が邪魔です。神の言葉が聞こえない」
眼鏡と牧師風の黒衣が特徴的。神への信仰が厚く、異能力を使い罪深き者に裁きを下す。後にフョードル・Dに洗脳され、仮面の暗殺者として福沢諭吉、森鴎外を襲撃する。
能力名 緋文字(ひもんじ)
自身の血液を聖なる文字に変え、操る能力。刃物や弾丸のように身体を貫くこともできる。地面に落ちた血溜まりからの文字噴出、相手の衣服についた血からの文字噴出、さらに虚空に固定した緋文字を踏むことで空中歩行が可能。芥川の「羅生門」に近い能力
モチーフ
ナサニエル・H作 「緋文字」が由来
17世紀のピューリタン社会を舞台に、姦通の罪を犯したヘスター・プリンとその娘パール、そしてヘスターの密通相手である牧師アーサー・ディムズデール、そしてディムズデールの正体を隠してヘスターに復讐しようとするロジャー・チリングワースの姿を描いた物語。
CV:新垣樽助
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マーガレット・M(まーがれっと・みっちぇる)
「あんたみたいな敗北も挫折も知らないような奴に、負けるわけにはいかないのよ…!」
「組合(ギルド)」の従弟(アプレンティス)。日傘をさし、豪奢なドレスをまとった貴婦人。自尊心が強く、つまらない仕事にいらだちをつのらせる。 没落した一族の名誉を取り戻すべく作戦に加わっている。
能力名 風と共に去りぬ(かぜとともにさりぬ)
風により物質を風化させる能力。自分含め、複数人を同時に空へ飛ばせることで長距離移動も可能。
モチーフ
マーガレット・M作 「風と共に去りぬ」が由来
アメリカ南部を舞台に、南北戦争とその後の時代を生きる女性スカーレット・オハラの波乱万丈な半生を描いた物語。
CV:名塚佳織
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ポオ(えどがー・あらん・ぽお)
「これは勝負ではない、『復讐』である……!」
目が隠れるほど長い前髪と肩や頭に乗っているアライグマが特徴的。
一応「組織(ギルド)」の構成員だが、あまり「組織(ギルド)」として探偵社やポートマフィアと敵対している姿はない。武装探偵社員の江戸川乱歩に推理関連の事でに負けた過去を持ち、現在は探偵社に来てまで江戸川乱歩に推理遊戯(推理ゲーム)を挑んでいる。
能力名 モルグ街の黒猫(もるぐがいのくろねこ)
ポオか書いた小説に触れたものを小説世界に閉じ込める能力。
脱出方法はその小説の謎を解くこと。自身が物語の主人公となり、小説内の謎を解き明かせば現実世界に戻れる。小説世界の中では異能力が使えなくなり、人が中に入ったままその本が破損すれば二度と本からは出られなくなってしまう。
モチーフ
ポオ作 「モルグ街の殺人」と「黒猫」が由来
「モルグ街の殺人」は、パリのモルグ街で起きた残虐な密室殺人事件の謎を、優れた分析力を持つ退役軍人デュパンが解き明かす物語です。
「黒猫」は、酒乱によって可愛がっていた黒猫を殺した男が、それとそっくりな猫によって次第に追い詰められていく様を描いた物語です。
アライグマの理由
文ストポオは、大体カールという名のアライグマと共にいます。史実のポオの小説にアライグマ関連の物はなく、実際現在でも明白な理由は明かされていません。
一説によると、国民的に有名な作品、「あらいぐまラスカル」には、「エドガー・アラン・ポオ」という名のカラスが登場します。それに基づいたパロディなのでは?と言われています。(ラスカル、カル、カール。何となく似てる気もしますね)
CV:森川智之
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