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#シングルマザー
水羽凛
1,182
3年、想い人になれば
最高裁定者達は私達に手を出せなくなる。
その変わり。最高裁定者が用意した
「楽園の追放者」が日中、私達を狙ってくる
幸いな事に追放者は足並みが遅く、殺しやすい
まるでノロノロと歩く鈍足な人間
そんなイメージがあるわね。
私が緋薔薇ちゃんを守ればいいの。
いたって簡単だわ。
教会を出て私達は並んで歩いた。
教会は幸いな事に周りは森に覆われていたから
剣闘士の悲痛な悲鳴は聴こえなかった。
けれど、血濡れた短刀。少し歩けば
乾きかけた血溜まり跡。
とてもとても、、、血臭いわ。
しばらく、お互い話さなかったの
森の中、2人分の足音が響いている。
カツ、カツ、カツ。
私はとうの昔に慣れてる。
一定の間隔で続く足音が妙に耳に残った。
緋薔薇ちゃん、初々しいわ
とても可愛い。
緋薔薇
「あのさ、どこいってんの」
夜華
「お、う、ち♡」
緋薔薇
「お前、家持ってんのか?!」
夜華
「もちろん。私、何歳?」
緋薔薇
「25…..あっ」
気づいたみたいね。
夜華
「理解った?
剣闘士(女の子)を沢山殺したの。」
私は笑うしかなかった。
夜華
「緋薔薇ちゃんと
違って私は怖いお姉さんなの。」
緋薔薇
「人を殺すの。躊躇わないのか?」
その問いに、私は少しだけ考えた。
夜華
「全然。18歳になったばかり
なのに剣闘士に選ばれちゃうのよ。」
「選別後に、殺し合う剣闘士が決まる」
「そして、いざ短刀を握って対面する。」
その瞬間にね_______
私は緋薔薇ちゃんの耳元に口を近づけて
わざと優しく囁く。
「壊れちゃうの♡」
緋薔薇ちゃんの顔がみるみる真っ青
………今はいい。
私が教えなくちゃ。
緋薔薇ちゃんの頬を撫でた。暖かいのよね。
剣闘士ちゃんも人間だものね、、。
夜華
「だから。壊れちゃう前に殺してあげるの」
「真っ白のまま美しいまま。どんな女の子でもみんな同じ綺麗で可愛くて。
壊れる必要なんてない、
殺しなんて知らなくていいの」
緋薔薇
「そうか。同情はしないぞ。」
夜華
「なら」
私は嬉しかった。
「早く私を嫌いになって私を殺してね?」
緋薔薇
「うぐっ…頑張る」
首をブンブンと振り訂正した。
緋薔薇
「いや。まてまて、私はお前が嫌いだ。」
夜華
「ふふふ、嫌いね。
緋薔薇ちゃん、家に着くよ、、」
コメント
1件
ふふ…読んだよ、第3話。夜華の「壊れちゃうの♡」って囁くトコ、背筋がゾクッとした…優しさと狂気が混ざってて、すごく好き。緋薔薇が「頑張る」って首振るシーンも、不器用で可愛くてたまらなかった。♡♡♡合いのその先にある関係性が気になって仕方ない。続きが楽しみだよ、ムメイさん…