テラーノベル
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私は、家に帰ってきて自分を落ち着かせた。
そして、考える。
じゃあ・・・私は誰と話していたの?
さくとはなは・・・一体誰なの?
まさか・・・だけど、私。幽霊と話していたの?
普通に・・・話してたよ?
え・・・ますます、怖いんだけど。
その前に私。友達いない。
そういえば、教室に忘れ物を取りに行って・・・声をかけられて・・・
自然な会話だったから気づかなかったんだ。
あの2人が幽霊だったことに。
そこで、さくの方が見回りの先生に気づいて教室を後にしたのか。
で、見回りの先生が私の声だけしか聞こえなかった。
それは、不思議に思うはな。
私1人でいつも居るし。
もしかして、あの2人がウワサの人。
だから、鮮明に話せる訳だ。
納得。
そうだよね?ウワサによると1人でいると襲われるって、言ってたし。
『1人の時に襲われる』。だっけ。
てことは、見回りの先生が来なかったら私殺されてたってことだよね。
怖・・・
私怖がりだから余計に怖い。
もしかして・・・はなって子が最初から幽霊だったりして。
で、さくって子がウワサの人なのかもしれない。
そう思った時だ。
電気がチカチカっと、なった。
それは、一瞬のことだった。
目の前にあの2人がいた。
さっきと違った姿で。
私は、固まって声も出なかった。
『ヨク答えに辿り着いたね。ソウ・・・私ワ、トモダチがホシクテサクを本当の友達から奪った。
次ワ・・・オマエの番ダーーーーー』
今度は、私に狙いを移した。