TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

⬛︎第2.5章 体育祭の$€々€<%・


体育祭の準備期間。俺は学級競技のリーダー、すいと佐伯が補佐を務めることに。

「伊藤、放課後空いてる?」

「なに、告白〜?」

「ちげぇし、バカ。打ち合わせしたいだけ」

「そっか、じゃあすいも_」

「あいつは要らない。俺、あいつ嫌いだから」

えっ…?すいのことが、嫌い…。

「…ははっ」

思わず乾いた笑いが零れる。

打ち合わせ、乗り切れるかなぁ。



聞いちゃった、聞いちゃった…。

佐伯は、俺のことが嫌い、だから俺を省いて打ち合わせ。

あっ、忘れもの。課題、忘れた。

「し、失礼しま〜す…」

「だから__あっ、すい。どうしたの?」

「課題、忘れただけ。2人は?何してるの?」

「何もしてない。帰るぞ、伊藤」

あっ。あああああぁぁぁああ。

「佐伯…待って!!!!」



佐伯side

「どうしたんだよ」

「……俺も、体育祭の補佐、なんだよね」

「だから?」

こいつ、千秋の横に立つくせにしょぼい。

「俺、お前のこと嫌いだから。わざわざ省いてやったの。 お前なんかどうせ伊藤の金魚の糞だろ」

言ってやったぞ、ナイス、俺!

「…お前なんか、千秋の何もわかってないくせに!!」

わかってないだ?俺が1番千秋を愛してるのに?

「……2人とも、喧嘩はやめて、帰ろ?」



「すい、何か言われた?」

「別に。千秋、関わる人は考えようね。」

「……佐伯は、俺のこと好きらしい。友情と、愛情で。」

千秋の言葉に、俺の胸には嵐のような感情が押し寄せた。不安、嫉妬、そして千秋が離れてしまうんじゃ、という恐怖。

「千秋は、佐伯のことどう思ってるの…?」

「……1人の、友達。俺が好きなのはすいだけだから。すい以外いらないし」

『すい以外いらない』。この言葉がどれだけ俺を安心させたか、千秋にはわからないだろうな。

青い季節、君の隣で。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

21

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚