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「うわー、もうびしょ濡れだね」
「ほんとちょっとの距離だったのに、最悪」
「ね、俺お風呂溜めてくるね。これタオル使って」
「うん、ありがと」
今日は俺の家で翔太くんと2人でご飯を食べようと約束してた
仕事終わりにスーパーまでマネージャーに送ってもらって、買い物をして、タクシーに乗って帰ってきた
道が混んでいて家まであと少しだから歩こうとタクシーを降りて束の間、バケツをひっくり返したような雨が急に降ってきたのだ
「しょっぴー、先に入りなよ」
「え、いいよ、めめが先入って」
「大丈夫だよ、風邪引いちゃうし、どうぞ」
「それを言うならお前もだろ、また体調崩したりしたら大変じゃん」
「大丈夫だって〜」
「お前の大丈夫は信用ならないんだって」
お互いに譲り合って埒が明かない
「じゃあ、もう2人で入ろうよ」
「はぁ?!いや、いいよ。お前入れって」
「いつまで経っても譲り合いじゃん。ライブとかで一緒にお風呂なんて何回も入ってるでしょ」
「それはそうだけど、そういうのは大風呂とかだからさ、、」
「いいから、いいから。うちのお風呂広いし」
少し強引に翔太くんを脱衣所に押し込み、服を脱いでいく
「しょっぴー、ほら早く」
「えぇ…もう…」
最初は難色を示してた翔太くんも、俺に押し切られて渋々、服を脱ぎ始めた
上の服を脱いで、背中が顕わになる
丁寧に手入れされた肌が白く輝いている
見惚れてしまうような綺麗さだ
「めめ?入ろうぜ」
首だけで振り返って翔太くんが見上げてくる
その目線に心臓がうるさくなる
「あ、うん、そうだね」