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曖昧な願い

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曖昧な願い

5 - No.5(最終話) 願い事

♥

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2022年06月20日

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“あぁ…”

“やっぱり、ちょっとだけでも愛されたかったな”



___『愛される為に努力してないだけ。』



“…..え?”

“誰?”


『失敗してもいい、負けてもいいから、試してみて、戦ってみる。』

『そうしないと、何もできやしない。』


“誰だか知らないけど…..”

“それが怖いの”

“試そうとすることが、戦うことが”


『怖いって言って何度逃げてきた?』


“…….”


『どうして笑おうとしなかった?』


“………”


『どうして…』


“うるさい…..”

“だから何なの…..”

“貴方は私を笑わそうとしてくれるの?”

“愛してくれるの?”

“試させてくれるの?”

“戦わせてくれるの?”

“認めてくれるの?”

“貴方は、私自身を想ってくれるの?”


『わからない。』

『___ただ』

『受け止めることはできる。』


“…..どういうこと…?”


『…….』


「美結ちゃんっ!!!」

「っ…!?」


私が目を開けると、そこは病院で、ゆあが私に抱きついていた。

暖かい…..


「な、なんで…..」

「それはこっちのセリフ!!なんで飛び降りちゃったの!?」

「あたしがどれだけ心配して号泣したか!!!」

「ご、ごめん…..」


ゆあの目は真っ赤に腫れて、泣いていたということがわかった。


「…….って…ゆあ、死んだんじゃ…..」

「し、死んだ!?あたしが!?」

「ゆあのお母さんから聞いたけど…?」

「あ、あたしピンピンしてるよ!?元気だよ!?」

「え…じゃあ…..なんで…」

「美結ちゃんきっと疲れてるんだよ!!ゆっくり休んで!!」

「あ、う、うん…..」


ゆあの言うことを1度信じてみることにした。

他に信じられる人が居ないから…..


「…..ねぇ、ゆあ…」

「ん?なぁに?」

「…..ワガママ言ってもいいかな…?」

「…!!うんっ!もちろん!」

「…….私を…」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   “私自身を認めてくれませんか?”


「…..そんなの…」


  “あたしが美結ちゃんのお願い断ると思う?”

“それに、あたしは美結ちゃんを認めてるから今ここに居るんだよ”


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


“……..あはは…可笑しいや……

涙が自然と零れちゃう…


なのに


暖かくて、心地良い……”



「…..あれ?美結ちゃん…!!」

「…..え?」


私はゆあの気持ちに触れて、自然と笑顔が浮かび上がった。



本当に……ありがとう_




「お母さぁ〜ん!美結ちゃん元気そうだったよ〜!」

「あら、良かったわね。」

「うんっ!じゃあ、あたしは自分の部屋行ってくるね!」

「えぇ、行ってらっしゃい。」


「…….美結ちゃん…か…」


『死んじゃえば良かったのに』




お母さ……ん…?



𝑒𝑛𝑑





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