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悪役

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悪役

1 - 悪役

♥

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2025年03月25日

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『』 zm







周りから聞こえる爆発音に嫌気がさしてその音の源である訓練場へと向かった




tn「おいゾム、これはやり過ぎやろ」



周りにはゾムに負けたであろう幹部が横たわっていた




『なんや!トントンもやるか?!!


ええで!まだ爆弾余っててん!』




「はぁ、今日は終わりや、近々戦争があるんやで?


爆弾も使うんやろ?」




『ちぇ、……戦争なんてすぐ終わるやろ』





戦争なんて、戦闘狂のゾムが珍しく今回の戦争に乗り気では無い



戦争が決まってからゾムの様子は何処となくおかしい気がする



何かあるんやろか






tn「!! ……っは?」



声が漏れんよう口を塞ぐ


ゾムに夕飯のが出来たと伝えようと部屋の前までくると



『_は、い_じゅん__で


はい、…ッッ戦争が始まり次第中から潰していきます、はい…、』




中から潰していく、そんな言葉を聞いて今まで抱えてきた事を確信する


………ゾムは完全にスパイや、


それも、今回戦争する敵国のや



薄々は気づいてた



「はぁ、」


はよ伝えな、ゾムが仲間であろうが忠誠を誓ったんや






gr「やっぱりか、…」



そんな言葉と共に静まる部屋にノックがかかる




『入ってええか?ゾムや』




gr、tn「っ?」



突然の事に固まっているとガチャ、扉が開く音がした




『お、何や、トントンもおるやん


返事ぐらいしてくれてもええのに』




いつもと同じなのに変に違和感がある



何かがおかしい、         ゾムの様子が







『あのな、言いたいことがあるねん、沢山や


一つ一つ聞いてくれるか?』




そう言って、ゾムが話したのは今までの古い思い出



震える声で話して言った



話終わる頃ゾムの顔は哀しいような薄い笑顔があった




『俺な?もうここには居られへんねん


トントンも気づいとったやろ、話聞いてたもんな』



tn「……なんの事や?」




『気配でバレバレやもう少し上手になりーや』




gr「で、?どうゆう事だ」




『言わなくとも分かっとるやろ


わざわざ言わんでもええやん』




『訓練場に全員呼べ、』




gr「いくらお前でも勝てると思うなよ、知ってるやろ


一人に勝てても全員で戦うんや、勝てん事くらいは」




『_りない__ねん』




掠れた声で何かを言ったゾムに聞き返そうとした時




『訓練場で待っとるわ』




そう言って出て行ってしまった




gr「_全員訓練場へ集合だ、”総統命令だ”」



威圧のある低い声でインカムに喋る




gr「早よ行くぞ」



その声は薄らと震えて聞こえた




訓練所




zm視点





『なんやまだ全員来てへんのか』



gr「ああ、時期に来ると思うぞ」




『ほーん

ほんならまだ待つか』





kn「はぁ、はぁ、 どう言う事や」





sha「あれって……ほんま…なん?

嘘、…だよな?」





『お、全員来たな』



em「……ゾムさん…?」




『始めよーや。嫌な事は早めに終わらせたほうがええやろ』





響き渡る戦闘音



仲間だった、仲間だと思っていた


これからもずっと



震える手を止め、ナイフを振り落とす



傷つけたくなくても、これが俺が 望む 事なのだろう







カキン




そんな音と共に俺はトントンに剣を向けられている



俺は倒れ、その上からトントンが首に剣を当て、少し動いてしまえば切れてしまう



そんな状態だった



いつもなら負けるのが悔しくて、笑い合えたはずやのに



、「 トントンになら  」



そんな事を思ってしまう



やっぱり駄目やった



こいつらといる時間が楽しくて堪らなくて、大切になってしまったんや



もう……駄目やな、情を持ち過ぎてしまった





『ふは、こんな首やったら、幾らでも持っててええで?w』




俺にはこうゆう 結末 がお似合いやな




えーんど

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