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【最終章】ーいつもそばに居てくれる君へー
私はいつものように泣いて
彼は私を抱きしめてくれた。
すると彼は私から離れてフェンスの方へ
向かった。
まさかとは思ったが幽霊だから違うと思い
自分の考えを否定した。
だが彼はフェンスの外側に行こうとした。
幽霊ってもうタヒなないんじゃないの!?
と驚いたが私は幽霊の知識なんて
全く知らなかった。
タヒぬかわからない。
けれど、もし彼がタヒんでしまったら?
この世界から彼がいなくなってしまったら?
と色々考えていたが
頭より先に体が動いていた。
私は彼を引っ張っていたのだ。
幽霊って触れるの!?
と驚いたが彼も驚いている様子だった。
多分同じことを考えていたのだろう。
でも彼が無事だったことにほっとして
私は彼に初めて笑顔を見せた。
すると彼はこう言った。
「僕のことが見…え……てる…の………?」
と
私は笑顔で「はい」と答えた。
そして色んなことを話してわかったことは
彼の名前は流川 朔であること。
彼は誰よりも優しい心の持ち主であること。
でも私は今日タヒのうとしていたことを
思い出してフェンスに登った。
そして私は彼にもう限界だということを
伝えて、フェンスの外側に行った。
彼は多分泣いていただろう。当たり前だ。
初恋の人が目の前で亡くなったから。
Fin?