番外編8 『〇〇しないと出られない部屋に閉じ込められました。』
※一人一人〇〇の部分が違います。
では行ってみよう〜!
🪡
『お互いの服の採寸をしないと出られない部屋』
『……。』
『俺は採寸慣れてますから俺に任せてください。まず俺から主様の採寸しますね。』
『う、うん。』
(フルーレに採寸されるのは慣れてるけどやっぱり恥ずかしい…。)
フルーレは私にメジャーを巻く。
『えっと……。』
『ん……っ。』
(距離、近いし…。吐息が……。)
『っ、すみません。主様。すぐ終わらせますから。』
『う、うん…///』
『えっと、次は俺の採寸ですね。まず肩幅を測るので…。』
『う、うん。』
私はフルーレの身体にメジャーを巻く。
『っ、ん、主様、くすぐったいです……。』
『ご、ごめん。慣れてなくて……。』
『次は腰周りを…。』
『は、はいっ。』
(私より乙女な反応する…可愛い……。)
新たな扉が開きそうです。フルーレの反応可愛いかよ!
🍳
『作ったお菓子をアーンして食べさせ合わないと出られない部屋』
『え、っと、俺からアーンしますから座ってください!』
『え、あ、う、うん。』
ロノは震えた手でクッキーを私の口に運ぶ。
『ん、美味しい。』
『よ、良かったです。じゃあ次は主様なんで…。』
『う、うん。』
私はクッキーをロノの口に運ぶ。
(緊張する、主様からあーんって…まるで恋人がやることみてぇじゃねぇか!主様顔真っ赤だし…。)
『はい、あーん…。』
『…おいしい、ですね。』
『そ、そうだね。ロノが作ったから…より美味しいんじゃないかな。』
『そ、そうかもしれないですね……。』
君は照れろ。いや逆にそうであれ。
⚔️
『愛してると言わないと出られない部屋』
『えぇ…何そのお題。』
『ん?なにか恥ずかしいことなのか?』
『え?』
(そうだこの子そういう子だったわ……。)
『とにかく主様をずっとここにいさせるわけにはいかない。早く言おう。…主様。愛してる。』
『……開かない?』
『つまり主様も言わないと出られないみたいだな。』
『ぇ!?』
(そんな、愛してるなんて…バスティンに言えるわけ…っ。)
『…主様。』
『バスティン…?』
バスティンは私の手を握る。
『さっきの愛してるは早く出たいからとか主様の為に早く出したいとかじゃない。こんな場所でなければちゃんと伝えてるんだ。だからここから出たらまた愛してるって言ってもいいか?』
『っ…。』
(バスティン……。)
『分かった…。バスティン…愛してる。』
ガチャ(扉が開いた音)
この後バスティンからの愛してるの砲火に無事死んだ主でした。
🌹
『相手の好きなところを10個言わないと出られない部屋』
『へぇ、こんな面白い部屋があるんすね。』
『どこが…。』
『まず主様からお願いするっす。俺の好きなところ。まぁ、10個じゃ収まらないっすよねぇ?』
アモンは分かりやすくニヤニヤしている。
『っ…。私が言ったあとちゃんと言ってね。』
『もちろんっすよ。』
『花が好きなところ、仲間思いなところ、かっこいいところ、ピアスが似合うところ、ドキドキさせてくるところ、優しいところ、可愛いところ、ずるいところ、面倒見がいいところ、笑ったところ。』
『へぇ…( ≖ᴗ≖)俺のドキドキさせてくるところが好きなんすね…。』
『ほ、ほら早くアモンも言って!』
『可愛すぎる所、優しすぎる所、照れた所、寝顔が無防備な所、花が好きな所、面白い所、笑ってる所、大人っぽい所、俺の事を分かってくれる所、俺のことが好きで仕方がない所、世話がやける所…』
ガチャ(扉が開いた音)
『あ、アモン、開いたから出よ……///』
『後はっすね〜♪』
『もう勘弁してー!!』
無事死にました。(⑉°-°⑉)
⭐️
『ハグをしないと出られない部屋』
『簡単じゃないですか!主様、ギュー!』
『確かにハグくらいならいつもラムリしてるもんね。』
私はラムリを抱き締める。
ガチャ(扉が開いた音)
『あーあ。主様。ダメですよ。』
『え?』
グイッ!
手を引かれて後ろから抱き締められる。
『僕だって男なんですから。油断してたら後ろから…パクって食べられちゃいますよ?』
そう言ってラムリは私の耳を甘噛みする。
『っ!』
私は耳を抑えて振り返る。
『ふふっ。』
後日談、主様はラムリからのハグを警戒するようになったらしい。
❤️🩹
『相手を押し倒して10分間そのままで居ないと出られない部屋』
『いや色々と詰め込みすぎ。』
『クフフ、簡単ですね。失礼します。主様。』
『へ?』
ドンッ!
ラトは私を床に押し倒す。
『ッ、ラト…///体勢辛くない?』
『はい。体幹はいい方ですから。』
『そ、そっか。』
(……ラトに見下ろされてるってなんか…変な感じする…。)
『フフ、どうしました?顔が赤いですよ。それに鼓動も早いです。』
『っ……///ラトはなんとも思わない…?』
『フフ、いいえ。私もドキドキしていますよ。主様のこと押し倒して平常心でなんていられません。』
『ラト…。』
『早く出してあげますから、もう少しだけ我慢してください。』
『う、うん。』
ラト意外と積極的っ!!
🧸
『筋肉を触らないと出られない部屋』
『これ私がテディの筋肉を触ればいいのかな?』
『うーん、多分そうなりますね。』
『筋肉ってことは腕かな。テディ、腕まくってくれる?』
『はい!』
(。>ω<。)ぷにっ
『開きませんね…。』
『…腹筋…触らないとダメかな。』
『えっ!?でも、執事として主様の前で脱ぐなんて……。』
『でも今は緊急事態だから、仕方ないよ。』
『そ、それもそうですね……分かりました。』
テディは上着を脱いだ。
バサッ
『す、すみません…。』
『う、うん。失礼します……。』
ピトッ
『…っ。』
テディは顔を赤らめる。
(テディも男の人なんだな……。硬くてゴツってしてる。)
※腹筋の話です。
ガチャ(扉が開いた音)
『あ、開きましたね。』
『で、出よっか。』
心を洗い流した方が良さそうだ。
テディちゃんはちゃんと男の子です。(断言)
🗝(猛獣ver.)
『鬼ごっこしないと出られない部屋』
『なんだ?この部屋は。ふざけてんのか。』
『な、ナック落ち着いて。』
(この狭い部屋で鬼ごっこって…。相手がナックならすぐに終わっちゃうよ。)
『ずっとこんな部屋にいて溜まるかよ。おい、主様。』
『は、はい!』
『俺が追いかけるから逃げろよ。まぁすぐ終わるけどな。』
『……。』
数秒後。
『俺から逃げようなんて100年はえぇよ。』
ナックは私をお姫様抱っこした。
『お、下ろして…。』
ガチャ(扉が開いた音)
『ダメだ。あんたは俺に捕まったんだ。諦めろ。』
既に心も捕まえられてま…((((((((((殴
☂️
『ほっぺを触らないと出られない部屋』
『僭越ながら主様。』
『は、はい。』
『頬をお借りします。』
『ど、どうぞ…。』
ユーハンは私のほっぺを触る。
(✿´ㅇ`✿)もちっ
『…!!これは……!』
(まるであんまんのような触り心地です。
あぁもっと触っていたい…。)
『あの、ユーハン…?』
『あ、す、すみません。つい気持ちよくて…。』
『そんなに?』
『えぇ、まるで…。あんまんみたいに!』
(太ってるってことかな?💢)
この後ユーハンは主に怒られた。
『解せません…。』
🤍
『耳を触らないと出られない部屋』
『おい。』
『な、なに?』
『早くしろ。耳を出せ。』
『え、あ、は、はい。』
私は髪を耳にかける。
『大人しくしていろ。』
フニっ
『くすぐったい…。』
『我慢しろ。』(すぐ触り心地がいい。)
『…あの、シロ?』
『…悪くない。』
『え?』
ガチャ(扉が開いた音)
『お前の気が向いたらまた触ってもいいか?』
『はい?』
お気に召した様子……シロになら触られてもいいや。
✝️
『鍛錬しないと出られない部屋』
『主様、俺がやりますから座っててください。』
『分かった。じゃあ見学するね。』
『え?』
『はぁ、はぁ……!』
ハウレスは素振りをする。
『じー……。』
私はそれを黙って見つめる。
『あの、主様。こんなに見られてると……』
『続けて?』
『あ、は、はい。』
主の命令は絶対――!君は忠実に従ってくれそう。
🦋
『肩車しないと出られない部屋』
『えっと…。主様。失礼しますね。』
『う、うん。』
(フェネス身長高いから少し怖い……。)
私はフェネスの肩に乗る。
『よいしょっ。』
『た、高い……っ。』
『大丈夫です、落としたりしませんから。』
『フェネス……。』
(主様の太腿…柔らかい…。)
ガチャ(扉が開いた音)
『あの、フェネス開いたよ?』
『あ、す、すみません。下ろしますね。』
もぉ〜男の子やの(≧∇≦)モォォォォ~ッ!!♥
🦾
『瞳にキスしないと出られない部屋』
『…はぁ。仕方ねぇな。主様。主様から俺にキスしてくれ。』
『う、うん。』
私はボスキの左目にキスをした。
『…悪くねぇな。』
『次はボスキの番ね。』
『……あぁ。』
ニヤッ
ボスキは私の唇にキスしようとする。
『え、ちょ、ボスキそこは唇だよ!』
『あ?そうだったか?悪ぃな左目だけじゃ見えにくくてな。』
『絶対楽しんでるでしょ!』
『さぁな?』
こ、こいつ〜!❥―(⸝⸝⸝♥ᯅ♥⸝⸝⸝)―➤
🫖
『〇薬入りの紅茶を飲まないと出られない部屋』※ちなみに即効性
『主様にそんなことさせられません。私が飲みます。』
『ベリアン…でも…。』
『大丈夫です。そんな顔なさらないでください。』
ゴクッ
『っ……。』
(一気に身体が火照って……っ。)
『ベリアン……?大丈夫?』
『主様……。』
ガチャ(扉が開いた音)
ベリアンは私をお姫様抱っこする。
『ちょ、ベリアン!?』
『今すぐ主様が欲しいです…。私の部屋に行きましょうね…。』
この後どうなったかはご想像にお任せします。
🐾
『猫にならないと出られない部屋』
『……。ご丁寧に猫耳としっぽまである。』
『はい。主様。』
『え?』
『主様の猫になったところ……見たいな。俺。』
『えぇ!ま、待って、恥ずかしい…。』
『いいからいいから。ほらほら。』
ベレンは私に猫耳としっぽを付ける。
『にゃ、にゃー。(やけくそ)』
『ふふ、すごく可愛い♪』
ガチャ(扉が開いた音)
『出よっか、主様♪あ、今は猫ちゃんだったね。』
『からかわないで……///』
ベレン兄さん…意地悪(⃔ *`꒳´ * )⃕↝
🍷
『相手の心拍数を計らないと出られない部屋』
『医者である私のお仕事ですね。では、失礼します。』
『なんで聴診器持ってんの……?』
ルカスは私の胸に聴診器を当てる。
『…おやおや。鼓動が早いですよ。ドキドキしてるんですか?』
(分かってて言ってる…っ。)
『ほら…もっと聞かせてください…主様の可愛らしい音……。』
『も、もうこれ以上は…/// 』
『おや、残念ですね…。』
少しだけどセンシティブになったwまぁこの人は歩く🔞🔞🔞だからね。
🕯
『頭をなでなでしないと出られない部屋』
『失礼するよ、主様。』
ミヤジは私の頭を撫でる。
(ミヤジの手、大きくて…暖かくて安心する……。)
『ミヤジ……頭なでなで慣れてる?』
『あぁ、よく教え子たちにしているからかな。』
『なるほど……。』
(だから安心するんだな…。)
健全です。流石ミヤジ先生。
💮
『雄っぱいを触らないと出られない部屋』
『…主様。これは決して下心とかそういうんじゃない。ここから主様を出すための…。』
ムニッ
私はハナマルの胸筋に触れる。
『え?』
ガチャ(扉が開いた音)
『さっ、出よ出よー。』
『……はい。』
お約束――w
次回
番外編9 『幼児化執事(見た目めちゃ子供、中身大人)』
コメント
6件
ぷちーさん! どうも!久しぶり! なんか読んでない間に上達してないっすか?流石!なんか気まぐれで改名するのでよろしく!(Hu)
💮のやつで不意にも笑ってしまった笑‼️ 次回もすごーーーーく楽しみ‼️
それな〜(^ω^)ぜっぇぇたいにかわいいよね