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数日後、えむの病室がノックされた。
「こんにちは、鳳さん」
「やっほー。えむちゃん。来たよ!」
今日はニーゴのみんながお見舞いに来てくれた。
「あ、瑞稀ちゃんに絵名ちゃん。奏ちゃんに朝比奈センパイ。来てくれてありがとう」
奏は一発でわかった。えむは苦しい思いをずっとしてきたことを。えむの目が、そう言っていたからだ。それを奏はすぐに感じた。
「鳳さん。今までよく頑張ったね。でも、もう大丈夫だよ。私たちも鳳さんのそばにいるから」
「そうだよ、えむちゃん!今度さ、一緒に買い物行こ!約束だよー!」
「えむちゃんが良ければまた、絵を教えてあげるよ。えむちゃんとまた、絵を書きたいな。」
みんな、そう言ってくれた。
ーみんな、私を励まそうとして、こんなに優しい言葉を、かけてくれて、。あぁ、私って恵まれてるんだな。こんなにも大切な仲間が、いたのに気づけなかった。もっと早く気づきたかったな。
「うん。行こう、瑞稀ちゃん。また、いろんな服とか買いたいな。」
「えへへ!僕もだよ!えむちゃん!」
「絵名ちゃんも、ありがとう。私も、絵を描きたい。だから今度、お姉ちゃんに家からスケッチブックを持ってきてもらおうかな」
「楽しみにしてるよ、えむちゃん!」
すると、奏が言った。
「私、やることができたから、もう帰るね。鳳さん、明日も来るから。渡したいものがあるんだ」
その言葉に3人はすぐに気づいた。
「奏らしいね」
「うん、奏らしい寄り添い方だね」
「私も、そんなところに助けられてる」
ー奏ちゃん。何をもってくるんだろう、。迷惑とかじゃ、ないよね?大丈夫、だよね?
そして翌日、奏は再び病院にやってきた。
「ー鳳さん、持ってきたよ」
「ん?何を、持ってきたの?」
「ねえ、鳳さん。イヤホンってある?あったらそらで、」
すると奏は、ポケットからスマホを取り出した。
「聞いて欲しい曲があるの」
「わかった」
そしてえむはイヤホンをつけ、曲を流した。
「ーえ、?」
その曲はとても静かで、流れるような曲。でも、全体的に暗くて、絶望しているような曲。だけど、ところどころに、希望のような音が重なってる。まるでそれは、「絶望の中にある希望」だった。
「あ、」
ーまただ。また涙が流れた。
「良かった、届いてくれたんだね」
奏はこの曲でえむに寄り添いたかったのだ。
「鳳さん、きっと、今自分が置かれた状況に絶望してると思うんだ。だけど、諦めないでほしい。その絶望の中にも、小さな希望が必ずある。鳳さんを助けてくれる人が必ずいる。もちろん、私たちもその一人だし、もっとたくさんいる。だから、一人で抱え込まないで、鳳さん。いつでも音楽で鳳さんに寄り添うから」
そう言って、奏はえむを優しく抱きしめた。えむは、その温もりに涙が止まらなかった。
「鳳さん、今まで、よく頑張ったね。もう、大丈夫だよ、!」
#爆豪勝己
うんの
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