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黒の組織が壊滅した後も哀ちゃんと協力し合ってる関係ってのがいい✨ そっか……。今は新一一人であの広い家に住んでるのか……コナンの時、賑やかな蘭の家にいたから一気に静かになったんだろうな…… おお!!キッドからの予告状!!そりゃ新一がキッドからの予告状を無視するわけないもんね!!快斗は焦るだろうけど……って思ったらめっちゃ焦ってる……😂😂 ってええ!?新一ついに本人に確認してる!?ええ!?
新一は、小さな主治医⸺灰原の阿笠邸へと出向いていた。
「今のところ特に以上はなさそうね。」
「ありがとう、灰原」
江戸川コナンから工藤新一に戻って以降、体の不調が続いていたため、時折こうして診察を受けている。
「でも工藤くん、無理をするとまた発作が起きるわよ、くれぐれも気をつけなさいよ」
「わーてるって。無理はしない」
己の体を自分以上に心配してくれている灰原にこれ以上心配をかけまいと返事をした。
「それじゃ、家戻るわー」
「いい?少しでも体に不調が出たら言うのよ?」
「ん、わかった」
隣の工藤宅へと戻ると、そっと溜息をもらす。
沖矢さん、もとい赤井さんは、黒の組織を滅亡させて以降、元の活動拠点であるアメリカへと戻っていってしまった。
故に、今この家に住まう者は工藤新一ただ一人だ。
そんなときにポストの中に一通の手紙を確認する。
「…キッドの予告状!?」
思わず二度見をしたが、間違いない。本当にキッドのものか、という疑問は予告状の書かれ方を見て、打ち消しざるを得なくなる。
「相変わらずキザだな。んで、場所はエンペラー号か。」
(これは行かないわけにはいかねーだろ。待ってろよ、キッド。)
収まりきらない興奮を必死に抑止しながら、予告状を解くべく、机へと向かった。
「うわー、やっぱりでけえな」
快斗の目線の先には旅客船、エンペラー号があった。
「私がこんなのに乗ってもいいのかなあ〜?」
「オメーには釣り合わねえな、ケケケ!」
「うるさいわねバ快斗!」
いつもの痴話喧嘩?が繰り広げられると後方からキザったらしい声が聞こえる。
「黒羽くん、中森さん!!」
「おう、白馬!来てやったぞ……って工藤?オメーもきたのか?」
振り向くとそこには白馬……だけでなく、新一までもがいた。
「ああ、ポストに予告状と乗客チケットが入ってたんだよ。そうなりゃ行くっきゃないだろ?」
挑発的な笑みを浮かべた新一に快斗は身震いをする。
(なーんか嫌な予感がするぞ…)
「工藤くんも来たのね!よし、早速中に入ろー!」
3人の複雑な気持ちを知る術もない青子はエンペラー船へと先陣をきった。
青子と白馬が前を歩き、その後ろを快斗と新一が歩く。
そんな時、ここぞとばかりに新一が快斗に話しかける。
「なあ、黒羽。」
「ん?なんだ?」
「オメー、怪盗キッドだろ?」
続く