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「ジェネストリエーション・ウイルス」略称:ジェネスト/GSウイルス
筋繊維に感染するウイルスが、世界を変えた。感染者は理性を失い、自らの筋肉の形や強度を自在に操って生存者を捕食する。ウイルスの適合者は、感染部位により、様々な戦闘形態を持ちながら生き残りを賭けて戦っていた。
〈用語〉
怪物:ストリエイター(Striator)
GSウイルスによる変異段階の分類。
「通常個体」
迷い子(ロストール): 知性を失い、赤い繊維の塊となった一般的な異形。
「変異個体」
編み手(ニッター):猟犬型。
縫い手(ステッチャー):蜘蛛型。
解き手(リッパー):人型に近い極細の繊維。
拒絶種(リジェクター): 繊維に内側から締め上げられ、石化した「壁」や「道」。意識だけが残り、軋み音(悲鳴)を出し続ける。
適合種(アジャスター): アランやウィリアム。人間を保ち、繊維を武器として支配する超越者。
適合(アジャストリエーション):
特殊な体質を持つ者が「GSウイルス」と融合し、その身に条線(ストリエーション)を宿した不可逆的な変容状態、およびその過程を指す。これに耐え抜き、自我を保った者だけが「アジャスター」と呼ばれる。
〈キャラクター〉
アラン・ヒューストン:「未完の黒(The Dark Rough)」を宿す少年。
外見: 10代前半。絹のように滑らかな黒髪ロングヘアの華奢な美少年。その美しさは父エドワードによる「執着」の産物であり、切ってもすぐ伸びる副作用(呪い)を持つ。
能力: 右腕が肘から先、「黒金色」の筋繊維で構成された異形。本人の意思や飢えに応じて、刃や針、顎のような形状に変化する。
背景: 父によって「黒」の純度を高める実験体にされた。常に母の幻聴「マザーズ・クライ」に苛まれ、自らが怪物化する恐怖と戦っている。
ウィリアム:主人公の兄。完全な適合者。
エドワード:主人公の父親。マッドサイエンティスト。通称「織り手(ウェーバー)」。
アランの母親:病室で「ザ・ウォーヴン」が訪れる、と言い残してこの世を去った。
寄り添う少女:リーザ・グレーテル
アランの魂の守り手
役割: ノーチラス号でアランと共に過ごす。彼が人間であることを失わないよう、日常の温もりを象徴する存在。最後に彼の物語を語り継ぐ者としての可能性を秘めている。
闇の協力者:ギリアム
ノーチラス号の主、闇商人
役割: アランとリーザを匿う保護者的存在。義眼を持ち、かつて「鉄の外套」と対立していた。
信念: 「正義」など信じず、泥臭く「生き残ること」を優先する。アランを怪物としてではなく、一人の「人間」として繋ぎ止めている。
誇り高き反逆者:カトリーヌ
元「鉄の外套(アイアン・コート)」の女騎士
役割: 組織を裏切り、アランたちの仲間に加わった。准将の元懐刀であり、戦闘技術は一流。
関係: ギリアムとは犬猿の仲。アランを「守るべき少年」として見つつ、彼の怪物的な力を冷静に制御しようとする指導者的側面も持つ。
組織名:王立防衛軍「鉄の外套(アイアン・コート)」
かつてのイギリス軍の生き残りと、抗体まではいかずとも「精神力で変異を抑え込んでいる」市民兵で構成された武装組織。
信条: 「一滴の血、一個の細胞まで人間であれ」。
本拠地: ロンドン塔や、地下深くの核シェルター。
特徴: ウイルスによる変異を「不潔な汚染」と忌み嫌っており、少しでも兆候が出た仲間は即座に処刑する厳格な規律を持っている。
2. リーダー:アーサー・ウェルズリー准将
外見: 片腕を失い、そこに義肢ではなく「ただの鉄の棒」を括り付けたような、厳格な老兵。
思想: アランの父親とはかつての知人であり、彼を「人類最大の罪人」として追っている。アランに対しても、「貴様の右腕は、父親の罪そのものだ」と容赦ない言葉を浴びせる。
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