テラーノベル
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雰囲気練習
満月の光が部屋に差し込む、午後10時。
隣に座る君は、少し頬を染める。
君の潤む、オッドアイの瞳に写る僕はどんな風に見えているのだろう。
少しでも、君から見た僕は良い人でありたいな。
手を重ねてみると、君はビクリと体を震わせる。
英「な、なんですか…//」
仏「…なんでもないよ」
上目遣いでこちらを見てくる、まるで可愛い子猫を襲おうとする、
獣のような本能を必死に笑顔で隠してみせる。
仏「じゃあ、始めようか?」
英「え、!?まだ、心の準備が…!!」
仏「いいの、いいの〜」
ボフンと、優しくベットに押し倒す。
日頃から大きな瞳が更に、大きく見開かれる。
さっきよりも、はっきり、少しながら君が期待しちゃっているのが、目に見える。
このまま、ハグをしたら、君は心音が聞こえそうな程、ドキドキしているんだろうなぁ…。
仏「かわい」
無意識に口にした言葉に、またしても君は顔を赤らめる。
仏「今夜は寝かせないよ?」
一瞬、君が嬉しそうな顔をしたのを、僕は見逃さなかった。
英「こっちの台詞です//」
ベットの軋む、ある夜に僕らは愛を確かめ合った。
濃密で甘ったるい、そんな恋を、思いを注いだ。
チュンチュン
小鳥の鳴き声に目が覚め、朝起きると隣に君が居るという現実を、改めて確認する。
可憐な顔立ち、顔を近づけるだけで当たりそうなほど長いまつ毛、少女のような体つき。
嗚呼、夢みたいだ。
すぅすぅという、呼吸音がその現実味を知らしめてくる。
なんて、素晴らしい目覚めなんだろう。
コメント
1件
私もこんな目覚め方したいなぁ…いいなぁ…フランス…。 仏「良いだろう?どんな目覚ましよりも最高な目覚めだよ」 そうですか…ぜひ、私もイギリスと一夜を…((殴 仏・英「「無理」」 あっ、はい…すみません…愛し合ってるようで、何よりです…お幸せに…。