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公国の夜。
城は静かだった。
奥の部屋。
ダイスケは眠っていた。
ベッドの横。
レンが座っている。
腕を組んで、眠っているダイスケを見ている。
小さく呟く。
ダイスケの手を握る。
その時、窓の外。
影が動く。
音もなく。
黒いマント。
ラウール。
その後ろに、リョウヘイ。
ラウールが小さく言う。
🤍ここか
リョウヘイが低く言う。
💚やめてください
ラウールが笑う。
🤍今さら?
静かに窓を開ける。
部屋に入る。
レンが気づく。
🖤誰だ
剣を掴む。
ラウールが月明かりに出る。
🤍こんばんは
レンの目が鋭くなる。
🖤皇太子
ラウールが拍手する。
🤍正解
リョウヘイは黙っている。
レンが立つ。
ダイスケを背にかばう。
🖤何しに来た
ラウールの答え。
🤍花嫁を迎えに
レンが剣を抜く。
🖤帰れ
ラウールが肩をすくめる。
🤍困る
その目が冷たくなる。
🤍それは俺のものだ
空気が凍る。
レンの声。
🖤人を物みたいに言うな
ラウールが笑う。
🤍神は物だよ
レンが踏み込む。
剣が閃く。
ガン!!
ラウールが魔術で受ける。
床が割れる。
ラウールは楽しそう。
🤍ふふ、本当にいい
後ろでダイスケが目を覚ます。
🩷…レン?
レンが叫ぶ。
🖤動くな!
ラウールの目が光る。
一瞬で動く。
魔術。
レンの足元に爆発。
ドン!!
レンが吹き飛ぶ。
壁に叩きつけられる。
剣が落ちる。
リョウヘイが目を見開く。
💚皇太子!
ラウールはもう、ダイスケの前。
ダイスケが後ろに下がる。
🩷!…来ないで
ラウールが優しく言う。
🤍怖がらなくていい
手を伸ばす。
その瞬間、レンが立ち上がる。
血を流しながら。
🖤触るな
ラウールが少し驚く。
🤍まだ立つのか
レンが走る。
剣を拾う。
しかし、ラウールの魔術が先。
レンの体が床に押しつけられる。
見えない力。
レンが歯を食いしばる。
🖤…っ
動けない。
ラウールがダイスケを見る。
🤍行こう
ダイスケが首を振る。
🩷嫌だ
ラウールが少し笑う。
🤍でも、世界が待ってる
その腕を掴む。
その瞬間。リョウヘイが動く。
💚皇太子
ラウールが振り向く。
リョウヘイが言う。
💚乱暴すぎます
ラウールが目を細める。
🤍何?
リョウヘイは、ダイスケを見る。
一瞬だけ。
そして言う。
💚…任務は俺が
ラウールは少し考える。
そして笑う。
🤍いいよ、任せた
リョウヘイがダイスケを抱き上げる。
ダイスケが抵抗する。
🩷離せよ!
レンが叫ぶ。
🖤リョウヘイ!!
リョウヘイは止まらない。
窓へ向かう。
その時、小さく言う。
レンにだけ聞こえる声。
💚…必ず来い
レンの目が見開く。
次の瞬間、リョウヘイは飛び降りる。
ラウールも後ろに続く。
夜の闇へ。
静寂。
レンの拘束魔術が消える。
レンが立ち上がる。
窓へ走る。
しかし、もういない。
ダイスケの声も。
レンの拳が震える。
🖤…くそ
床を殴る。
目が燃えている。
低い声。
🖤待ってろ
剣を握る。
🖤必ず取り返す
遠く。
帝国へ向かう馬。
ラウールが笑う。
🤍成功だ
その隣、リョウヘイは黙っている。
腕の中のダイスケは震えている。
リョウヘイが小さく言う。
💚…ごめん
ダイスケの耳元で。
💚でも
目を閉じる。
💚お前を守るには
低く呟く。
💚これしかない