皆さんどうも〜今回も治侑です!!!⚠️注意⚠️エセ関西弁・素人・誤字あるかも 侑君と治君は両片思いです!それでもいいって方はどうぞ〜
「なぁ…ツムごめんって…」
「………」
侑は今めっちゃくちゃ機嫌が悪い。まぁ今回ばかりは俺が悪いのだが…
「…..許さん」
侑がこんなに怒っているのは昨日の出来事がきっかけだった。昨日はちょうど店が休みだったので昔の友人と酒を呑みに言った。そして俺は相当酔ってしまったらしく、あまり記憶は残っていない。侑よりも酒に強いとは言え、あまり酒に得意な方では無かった。俺の記憶に残っているのは友人の笑った顔と侑の照れた顔、怒っている顔、泣いている顔、ほとんど侑の事しか頭に無かった。多分…俺は侑に手を出してしまったのだろう。俺は侑の事が好きだ。この想いは墓まで持っていく事にしているが…俺だって男だ。好きな人が無防備な姿をしていたら手を出してしまうだろう。いつも俺の前では生足で居るので毎日耐えているが、昨日は酔っていて我慢が出来なくなってしまったのだと思う。
「なぁ機嫌直してやぁ…」
「何であんな事したん…」
「あ〜、えっとな…」
バカ正直に侑の事が好きで耐えれなく手を出してしまった。だなんて言える訳ない。頭の中で必死に考えた。
「じ、実はな…俺好きな女の子いてな…酔って間違えてもうたんや…」
「………」
俺、何言うとんねん! 好きな女の子なんて勿論居ない。なんせ侑が好きなのだから。昔から侑は女の事になると機嫌が悪くなるので更に機嫌が悪化したらどないしよ…などと慌てていたが侑はずっと黙っていた。
「あ、侑?」
「………」
「ごめんな…行きたい所連れてってやるからな…?」
「ヒック…グスッ、」
「ッッ、?!」
まさか泣くとは思っていなく、俺は固まってしまった。
「ツ、ツム」
「…もう、サムなんて嫌いやぁ…」
鼻水を垂らし泣いている姿にも俺はキュンと来てしまった。でも泣かせてしまった事への罪悪感も半端無かった。
「ツム…泣かんといて?」
高校の頃はこんな事何回もあったが、大人になってからは取っ組み合いも、言い合いも、ほとんどしなくなっていた…多分。
「もう嫌や…グズッ」
「好きな女の子居るんやったら…ヒグッ、その子の所…行ったらええやん…」
「…….」
「何で俺と一緒に居るん…?」
何も言えなかった。今まで隠し通してきた侑への想いを今更言える訳もなく、今はどんな事を言っても侑を傷付けてしまうと思った。
「もう嫌や…ヒグッ、」
「ツム…」
侑…泣かんといて、本当はお前が好きなんや。 そんな言葉を言えたらどれ程良かったか。今は侑に泣き止んで欲しくて、とにかく笑って欲しくて、気付いたら侑の口にキスをしていた。 チュッ そんな音がした。侑の唇は柔らくて、本当にマシュマロみたいな感触だった。
「…へ」
「あ、ツムすまん…なんか、泣き止んで欲しくて…」
「……」
引かれた…双子にキスされるとか絶対引くだろう。特に侑とかはこういうの嫌いそうだからな…終わった…頭の中で何個も、何個も、言い訳を考えた。だが、侑の反応は俺の予想していたものとは違かった。
「ッッ〜〜///」
「え、」
「ま、まだサム酔っとるん…?俺、侑やで…?///」
驚いた侑は俺を軽蔑する所か照れていたのだ。俺の股間もヤバイがとにかく嫌われなくて一安心した。
「俺もう酔ってへんで」
「じゃ、じゃあ何でチ、チューして…///」
“チュー ” キスの事をチューと言う侑に可愛すぎて色々と危ない。もう俺の理性の糸はどんどん細くなっていった。
「だから、侑に泣き止んで欲しかったんや」
「でもチューはおかしい!」
「でも泣き止んでくれて良かったわ。」
そう言って侑の少し傷んでる髪を撫でたあげた。フワフワしていい匂いがしてとても心地良かった。侑も小さい頃から頭を撫でられるのが好きなのでこれで侑の機嫌を直そうと俺は企んだ。
「…」
「嫌やったか?」
「ちゃう…」
「じゃあどうしたん?」
俺が聞くと侑は俺の手首をグイッと持ち自分の頭の上に置き
「もっと撫でぇ!///」
と赤面で言ってきたのだ。その瞬間俺の理性の糸は プチンッ と切れた。俺は迷わず侑の唇にとびつき、キスをした。
「んむ!」
驚いている侑にお構いなく俺は、侑の唇をペロッと舐めた。そうすると侑は小さく口を開いてくれた。もうこれはOK合図なのか?! どちらにせよ、もう俺が止まれるはずなく、ググッと侑を押し倒しキスをした。
チュクッ、ジュルッ、といういやらしい水音が店の中に響いた。
「ふぁ、ん、…ぁ」
侑の甘い声に俺の股間がどんどん大きくなっていくのが分かる。そろそろかと思い ぱっ、と口を離すと俺か侑、どちらのか分からない唾液が糸を引いた。
「はぁ…はッ、サム…お前…///」
「俺ツムの事好きや」
「え」
「ずっと前から好きやった。お願いや…俺と付き合って。」
「気持ち悪いかもしれへん…でも俺はツムが好きなんや…」
「……気持ち悪いなんて思わへんで。」
「俺もサムの事好きやねん。」
「え」
「なんで驚いてるん? サムから告ってきたやん」
侑は嬉しそうに、頬を染めながら俺に笑いかけてくれた。
「いや…OKされると思わんかった…」
「フフッ、なのに告白したん?」
「おん…」
「まぁ、俺のファーストキス奪ったんやからちゃんと責任取らんとな!」
「は…?お前さっきのファーストキスなん?」
「せやで!だからサム好き言っとるやん!だからサムの為に残しておいてん!」
そう言い侑はまた笑った。そんな侑が愛おしくて、侑が潰れるぐらい思いっきり強く抱いた。
「ちょっ、苦しいて!」
「幸せにする…」
「…..サム泣いとぉ?」
「な”い”て”へ”ん”!」
「泣いとるやん!」
侑が笑っているのが嬉しくて、侑が俺の事を想ってくれているのも嬉しくて、今死んでもいいと思えた
「サム」
「…..なん?」
「幸せにしてな!」
そう万遍の笑みで言う侑に俺も万遍の笑みで返した。
「当たり前やろ!」
コメント
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皆さんすいません...明日の投稿分のを間違えて今上げてしまいました...許してください…すいません
なんッッッッだよ!可愛いなぁ!!好きだわ!!((なんでキレ気味?