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「……そう言われると……まだ午後の競技もあるし、子供たちの体調管理は、各家庭の責任ですね。よし!今日は自分の家の弁当を食べよう」
「「えぇ……っ……?」」
子供たちは他の人のお弁当も気になるようだ。
私は、中西さんの見たこともない表情が気になった……もう普通に戻っているけれど。
「また今度、家で一緒に食べればいい」
「パパ、本当に?」
「うん。ガレージでBBQなんかもいいな」
「やった!パパ、約束っ」
「ばーべきゅうって、なに?」
「亜優ちゃん、BBQは外で焼肉ってこと。パパ、亜優ちゃんも一緒に」
「うん。中西さんも一緒に」
「ありがとうございます、秋山さん。千愛ちゃん、その時にベーコンを焼いてレタスにくるんでも美味しいかも」
「それやる~」
「それやるぅ」
きっとよくわかっていない亜優ちゃんが千愛の真似をしてから、から揚げを食べる。
……はぁ……
BBQも、お隣と仲がいいことも、文句なしに良いのよ。
でも、このシートに座ってから、夫と私は一度も目が合わない。
夫の千愛への愛と、外面のよさを再確認したような一日だ。
それから……お隣との夫婦仲の違いも……
……私は、このままではいけない
具体的なことはわからなかったけれど、ただ漠然とそう心に決めた。