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とある学校に転校してきた俺。
初めて入る教室が怖くて気持ち悪くなってくる
自分に大丈夫だと暗示をかけて教室に入る
赤「えっと…」
「転校してきました..赤っていいます」
教師「みんな仲良くしろよ〜」
ざわざわとしている教室
そして先生に席を決められる
どうやら俺は黄という人の隣らしい
席に歩いていきそっと座る
そして次の授業の準備をしに教室から出ていく先生。
一気に教室内がざわめき出す
黄「はじめまして!」
突然話しかけられた
黄「僕、黄っていうの、よろしくね。」
赤「ぇ、ぁ…はい、よろしくお願いします、、、」
びっくりした。なんで急に…
少し怖い
黄「..ねね、友達にならない?」
赤「ぇっ….」
友達…なんで?
断ったら後で愚痴とか言われるかな…
怖い…断らない方がいい、?
赤「..いいですけど、」
黄「ほんと?やったぁ、よろしくね!」
赤「はい…」
黄「赤って呼んでもいい?」
赤「…全然なんて呼んでも構わないので、」
距離近い系の子だ…と思っていたらチャイムが鳴る。
黄「あ、また後でね、赤!」
赤「..はい」
金髪に綺麗な黄色の瞳を輝かせ嬉しそうな君とは裏腹に俺は不安で仕方なかった。
その後、なんとか一日を乗り越え帰宅した。
休み時間も昼もめちゃくちゃ話しかけてきた
なんだろう…
赤「つかれた…」
そう言いながら
ソファーにもたれかかる
赤「…やっぱ、こっちの方が休まる…」
そういってぴょこんと出てくる犬耳としっぽ
そう、俺は普通の人じゃない
昔、こっそりと違法な実験をする組織がいた
そこでされたなんかの実験。
その産物が俺だ
…いや、他にも数人いたな。
名前とか知らないけど、
とにかくみんな動物の耳やしっぽがあった
驚くべきことにその耳やしっぽは自分で制御できた。
でも、出している時の方がしっくりくる。
体も気も休まる
赤「…なんでこんなのに産まれたのかな、」
この体のせいでろくに友達も出来たことはない
怖いのだ。
バレたら気味悪がられるだろう
赤「黄さん…どうしようかな」
急に友達になろうとか言われても…
赤「はぁ。」
疲れて考えるのがめんどくさい
ご飯はどうしようかなと悩む
実験のことが発覚してからこのことを秘密にするということで手厚い支援を貰っている
俺らの事情を知るのはほんの数名
たまに様子を見に来る人もいる
赤「っ…」
さいあく。思い出しちゃった
さっさと寝てしまいたい。そう思い風呂に向かった
風呂や食事を済ませてベッドに潜る
思い出したことはなかなか頭から消えない
気持ち悪い…気持ち悪い
赤「はぁっ…泣」
ボロボロと零れる涙をゴシゴシと拭いて無理やり目をつぶった。