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今日は卒業式


家の前の木に桜が咲き始めた今日

私は親友(♀)に告白する!!

「はぁはぁッ」



卒業式が終わり私は親友の元に向かった。

親友の名前は如月美紀中学3年生。容姿端麗、成績優秀おまけにバスケ部の次期エース!


私そんな人に告白しようとしてるのか…

そんな事を思っていると新友が見えてきた。


こちらに気がついた親友はこっちを向いて手を振ってくれた。


「ゆかじゃん!どしたの?」


私は緊張で中々声が出ず沈黙が続いた。

その時後ろから親友を呼ぶ声がした。


「美紀ちゃん!」


「桜先輩!?」


親友を呼んだのは女バスケ部のエース夜見桜先輩。今日卒業した先輩だ。


「ありゃ?御話の途中だったかな?」


「気にしなくて大丈夫ですよ!」


私は桜先輩をフォローしようと思いそう言った。

だが桜先輩は何故か私を見て嫌そうな顔をした。

美紀は気づいていなさそうだ…なんだが不思議そうな顔をしている。


その後美紀は急に何か思い出したような顔をして言った。


「あのねっ私桜先輩と付き合ってるのっ!!」


「ぇ…」


私は何故か安心した。けれどそれと同じくらい悲しみが押し寄せてきた。


「ゆかに1番最初言いたかったんだ!」


「あ、ありがとうッ」


その時私は酷い顔をしていたと思う。

その場からいち早く立ち去りたかった。


「ごめん…私帰るッ」


そんな言葉を残し私はある場所へ向かった。


「えっゆか!?」


「ーーー!!」


「ーーーっ!」


何か言っていたけれど私はそれを無視して走った。




私が向かった場所は鈴風公園という公園。

小さいけれど落ち着く公園だ。


「っはぁ」


私の視界はいつのまにか揺れていた。

泣きすぎて頭痛までする。


その時だった。私の頭に「前世」の記憶が流れ込んだ。


「ぇッ!!」


そうだ、ここは百合ゲームの世界だ!!

そして私は当て馬キャラ…!?


「え、えっ?えぇ…」


一旦状況を整理しよう。


私が当て馬の鈴原ゆか 中学3年生 主人公大好き


主人公は如月美紀 私の親友 中学3年生 有能


そしてこの世界は桜先輩ルート…桜先輩は唯一の先輩キャラでこれはエンディング後の物語か…


そのほかの攻略対象は…


1人目早野未来  中学3年生 メンヘラ


2人目安西ひより 中学2年生 家庭環境複雑


3人目花村あゆ 中学学3年生 アホ


4人目夜見桜 卒業済み 清楚


ってな感じかぁ


よし…私…



主人公になる!!

美紀は取られちゃったなら他のキャラと幸せになってやるんだから!!





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