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番外編25 『借り物競争で好きな人って書いてあった時のみんなの行動』前編 ※学パロ
🪡の場合
『はぁ、はぁ……っ。』
俺は借り物競争の箱の前に立つ。
『無難なお題が出るといいんだけど…。』
カサっ。
「好きな人」
『…えっ!?』
(す、好きな人って…そ、そんなの…。)
俺は応援席にいる華さんを見つめる。
『フルーレどうしたんだろ。
何か難しいお題でも引いた?
あ、もしかして「仲のいい女子」とか?』
(フルーレは人見知りだし…ここは私が助け舟を…。)
『華さん!』
フルーレが叫び出した。
『え?』
フルーレは私の元へ走ってくる。
『俺と来てください!』
そして、私の手を取る。
『え、えぇ!?』
訳も分からないまま、フルーレに手を掴まれ、ゴールに走る。
『1年生のフルーレ君1位でゴールイン!
さて、お題は――』
『はぁ、はぁ…俺の、お題、は…
好きな人、です。』
『っ…!』
『おーっと、これは確定演出ですね!お互いに顔が真っ赤です!』
フルーレは絶対赤面するはず。
そして、最初は戸惑うけど男らしく最後決めるはずだ。
🍳の場合
『よし、今んとこ1位で着いたな。
さて、お題は…』
「好きな人」
『はぁ!?』
(んだよこのお題!そんなの恥ずかしくて…っ。)
俺は頭を掻きながら華さんを見つめる。
『…ん?ロノから視線を感じる。』
(どんなお題だったんだろ。)
ロノはよそよそしく走り私の前に立つ。
『華さん…俺と来てもらってもいいですか?』
『え?あの、お題はなんだったの?』
『あ、後で言いますから!』
『え、う、うん。分かった。』
私はロノに言われるまま走る。
『ロノ君惜しくも2位でゴールインです!
さてさて、お題は――?』
『っ…好きな人…です。』
『ロノ…っ。』
『俺の好きな人は…今もこれからも華さんですから。』
『っ…。』
照れながらも男らしく決める。
可愛いねぇ。( ⸝⸝⸝⸝ ॑꒳ ॑⸝⸝⸝⸝)ムフ
⚔️の場合
『よし、お題はなんだ?』
カサっ。
「好きな人」
『…よし、華さんの所へ行こう。』
『あ、バスティン紙引いた。ん?こっちに来る?』
『華さん。俺と一緒に来てくれ。』
と、バスティンは紙を見せる。
『えっ!?』
(す、好きな人…って、私…!?)
『華さん、走りたくなければ俺が抱えていくから気にするな。』
(そういうことじゃない…なんで平然としてられるの!?)
『しっかり掴まってくれ。』
俺は華さんをお姫様抱っこする。
『バスティン様ー!』
『何あの子ー!ずるー!』
(野次が凄い…。)
『余裕の1位でゴールインです!バスティン君、お題は…』
『好きな人だ。俺の好きな人は今もこれからも変わらない。』
『っ…!』
『な?華さん。』
『(/ω\*)プシュ—♥』
『なっ、華さん!?』
(もう、勘弁して…///)
バスティンは絶対平然としてるはず。
てか絶対そう。
🌹の場合
『はぁ、はぁ。このままじゃ最下位っす…
さてと、俺のお題は…』
「好きな人」
『…勝ったっすね。』
俺はニヤッと笑い紙をしまう。
『アモンのあの顔は…なにか企んでる顔だ。それかなにかいいお題を引いたな…』
アモンは一直線にこちらに向かってくる。
『華さん、俺と来てくれるっすか?』
『え、アモン…?』
『俺のお題は華さんしかいないんすよ。
ほら、このままだと俺は最下位っすよ。』
『…乗せるのがうまいんだから。』
私はアモンの手を取り、一緒に走り出す。
『アモン君、最下位を回避してゴールです!さて、お題は――?』
『もちろん、好きな人っすよ。』
『何でそんな恥ずかしげもなく…』
『逆に華さんは顔が真っ赤っすね?』
『う、うるさいな。』
(赤くなるなって方が無理…っ。)
ドキドキさせに来てるよね、君は。
死ぬて。
⭐️の場合
『さーてと、ぼくのお題は〜』
「好きな人」
『ラッキー!当たり!』
僕は華さんの所へ走り出す。
『ん?ラムリがこっちに走ってきてる。いや、速っ!』
『華さーん!僕と一緒に来てください!』
ラムリは両手を私に差し出す。
『わ、私?』
『はい!僕の大好きな人は華さんだけですから! 』
『っ…。』
『ほらほら行きますよ!』
『わっ!ま、待って…!』
ラムリの手を取った瞬間走り出した。
『僕のお題は好きな人!僕の大好きな人は華さんだもーん!』
『ラムリ君1位でゴールイン!おめでとうございます!』
『華さん!1位です!褒めてください!』
『…っ。おめでとう。ラムリ。』
『えへへ〜』
絶対1番に飛んでくるよね。
だってラムリ主様大好きだし。
❤️🩹の場合
『ふむ、この箱からお題を引けばいいんですね。』
ガサゴソ…
「好きな人」
『クフフ、簡単なお題が出ましたね。』
まだ後ろに人はいないですし多少遅くても大丈夫ですかね。
私は華さんの所へ向かう。
『あ、ラトだ。』
ラトはこちらへ向かってくる。
『ん?』
『華さん。私と来てください。』
『え、私?』
『はい。華さんしか居ないんです。』
『そ、そ、こまでいうなら…』
『では失礼します。』
華さんをお姫様抱っこしてゴールへ向かう。
『ちょ、自分で走れる!』
『おや、ダメでしたか?この方が早いですから。』
『も、もう〜!』
『1位でゴールインおめでとうございます!ラト君のお題は――』
『華さんです。』
『なっ!』
『フフ、失礼しました。正確には
好きな人です。』
『ラトってば…っ。』
『クフフ…。』
楽しそうやな。うん。
君は迷いもなく主様の所へ走るよね。絶対。
🧸の場合
『よし、俺のお題は…』
「好きな人」
『す、好きな人かぁ…。んー。俺が誘っていいのかなぁ…でも華さんのこと好きだし…
ここで怯んだら負けちゃう。よし!』
俺は華さんの所へ向かう。
ダッダッダッ
『あ、テディ紙引いたみたい。
こっちに来る?』
『はぁ、はぁ。』
『華さん、俺と一緒に走って欲しいです!』
『テディ…私でいいの?』
『はい。華さんじゃなきゃ、ダメなんです。』
『っ…わ、わかった…』
私は差し伸べられた手を取る。
『1位でゴールしたのはテディ君です!お題をお願いします!』
『俺のお題は好きな人で…華さんを選びました。』
『え…』
『俺と来てくれてありがとうございます。』
『あ、う、うん…』
『華さんと走れてラッキーでした!』
その笑顔にやられるー!1回考えるけど
最後は決める男。
🗝の場合
『はぁ、はぁ。疲れました…さて、私のお題を引くとしましょう。』
カサっ。
「好きな人」
『…ふふ。なんて簡単なお題なんでしょう。華さん、今行きます。』
私は華さんの元へ走る。
『ナックがこっちに向かって走ってくる…足速いな…』
『華さん、私と来ていただけますか?』
『あの、私足遅いから役に立たな――』
『失礼致します。』
ナックは私をお姫様抱っこする。
『なっ!っ、お、重いよ?私、』
『いえ、とんでもございません。
羽のようです。このナックがゴールまで一緒に行きますから。ご安心を。』
『あ、ありがと…』
『見事な足の速さでゴールしたのはナック君!お題をお願いします!』
『私のお題は好きな人です。このおだいに相応しい相手は華さんです。よって、私の好きな人華さんを選ばせて頂きました。』
『な、ナック…』
(そんなハッキリと…っ。)
『ふふっ。照れた顔もお綺麗ですよ。』
『…っ。』
お題にそんなん書いてあったら君は全速力で
主のとこ来るよね。好きだわぁ…しみじみ。
☂️の場合
『私のお題は…』
カサっ。
『おやおや…私があの方を選んでいいんでしょうか…恐れ多いですね…ですが、これは勝負。負ける訳にはいきません。』
私は華さんの所へ向かう。
『ユーハン足速いなぁ。あれこっちに来てる。あんまんを食べた人かな?ハナマルとか? 』
『お待たせしました。華さん。』
『え?私?あんまん食べてないよ?』
『クスっ。私のお題はあんまんを食べた人ではありません。』
『??』
『ふふ、とにかく私と来てください。』
ユーハンは私をお姫様抱っこする。
『わっ!』
『貴方が走る必要はございません。私にお任せを。』
『ユーハンくん1位でゴールです!お題をお願いします!』
『私のお題は好きな人で、華さんを選びました。ふふ、簡単でしたね。』
『…。』
『おやおや…顔が真っ赤ですよ?』
『い、今はこっち見ないで。』
『おやおや、可愛らしい…』
少佐のユーハンに戻ってね?w
でも忠誠心の高さ凄いな。
主様に走らせずお姫様抱っこなんて…策士やな。
後編に続く!