テラーノベル
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どうやら、次に神にしたい子はここにいるらしい。壁には、訓練兵訓練所と書いていた。そしてここから3人ほど気配がする。そして遠くで1人、剣の稽古をしている
「訓練兵、チデ・ブラッドです」
と入ったところで膝くらいまで伸びた髪を後ろで束ねている女が、名前を叫んでいた。次に隣の女をその手前にいる男が見る。女は
「お、おおおおおなびく!!!う…噛んだ…」
と言って盛大に噛む、同じく…と言いたかったのだろう。前の男は血相を変えて
「噛むな!!!」
と言う。そして女をムチで叩いていた。
チデ・ブラッドという女は、隣の女を見てからどこかへ歩いて行った。
夕刻、やっと体罰が終わったのか。全身真っ赤になった女が帰ってきた。チデ・ブラッドは、女を見るやいなや、その場をあとにしようとしたが
「あ、あ…待ってよ!チデちゃん!!!」
と言う、そしてつかんまれた手をチデ・ブラッドは振り払い丁寧に拭いていた。そして
「フィデル・ローゼ、私に着いてこないでください。」
どうやら女はフィデル・ローゼというらしい、フィデル・ローゼは、チデ・ブラッドの裾を掴み
「で…でも!」
と言い離さなかった
奥から剣を振っていたであろう気配が近づいてきた。そしてその男は
「フィー!」
と叫んでいた、どうやら顔見知りらしい。そしてチデ・ブラッドは、その男を睨んで。
「シロエ!?」と叫んでいるフィデル・ローゼを男に向かって投げた。そしてチデ・ブラッドは、手をはたき
「シロエ・クラレベル、フィデル・ローゼのお守りをしてなさい」
と言う、どうやらこのチデ・ブラッドは身勝手なようだ
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