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フィデル・ローゼという女を丁寧に、シロエ・クラレベルと言うととこを下ろす。そしてフィデル・ローゼはチデ・ブラッドの手を握って
「みんな訓練兵だよ!チデちゃん!そんな乱暴な言葉使いはダメだよ!」
「チデ、優秀だからって他の人を見下したらダメだぞ」
と二人は言うがどうやらチデ・ブラッドには届いていない様子だった。2人の手を振り払って
「いいですよね、貴族は、苦労しなくても兵士になることが約束されているのですから」
という、どうやら2人は貴族の出らしい。そんな言葉をシロエ・クラレベルは耐えるかのように拳を握っていた。
そして、チデ・ブラッドは2人に背を向けてどこかへ向かった
「チデちゃん!」
と叫ぶフィデル・ローゼと、我慢をしているシロエ・クラレベルを置いて
そして、シロエ・クラレベルは、追いかけようとするフィデル・ローゼの肩を掴んで
「フィー…多分何を言っても無駄だ…」
と言う。
俺は、任務の対象である。チデ・ブラッドを追いかけた。
そして回り道をしてやっとチデ・ブラッドに追いつけた。歩く速度がバカ早かったのでかなかな追いつけなかったが、多分これがチデ・ブラッドの能力。きっと気づかない間に色々使ってきたのだろう。それがこいつの能力「風華」だ、季節巫女の類だ。咲さんも「桜華」を持っていた。きっとこの子を連れて帰ったら、雨樹さんは喜ぶだろう。
「悲しいよなぁ…他の人と違うって」
と含みのある言い方で彼女の前に立つ。彼女は臨戦態勢に入って
「あなた…誰ですか???」
と言う。俺は素直に答えることにした、じゃないと多分神にした時。聞いてなかった、なんて言われそうな気がしたからだ。
「俺か?俺は夜、神だ」
と、ちょっととぼけたように言う。
「は?」と続けるチデ・ブラッドに
「他の人はずるいよな、能力持ってんのにな、持ってないのはお前ら3人だもんな…」
と続ける。でもこの3人も実は能力を持っていた。でもそれはまた別の機会に神に誘う。こいつもこいつですごいポテンシャルの持ち主だ…下手したら俺より戦闘力は上だ