「夏油〜〜〜♪ただいま〜〜〜!!」
夏油…?
そう言って、よく敵のアジトにありそうな倉庫のどこにでも有りそうなドアを開けると____
そこは____
『ええ!?南国!?』
目の前に広がる____
海!
太陽!
砂浜!
どどどどゆこと!?!?
どこでもドア!?
私の手を引き、ツギハギの男は
『夏油〜〜今日の収穫で〜す☆』
後ろを結い、前髪を少し垂らした髪型の
優しそうな、〝夏油〟と呼ばれる男性の前に私を連れていき
後ろからトンっと押す
そして
「ほらっ!君もご挨拶しな?よろしくお願いします、教祖様ってね」
教祖様…?
はてなマークを浮かべていると
前髪の男性は(←?)、
ふ…と微笑み
夏油「ははは、教祖様だなんてそんな畏まらなくてもいいさ。気軽に夏油、傑、って名前があるんだから好きなように呼んでいいさ。」
と
私の手を取り
夏油「君の名前は?」
そう言って唇に私の手の甲を寄せる
ッ///
何この紳士は!?///
『春日…透…、かすが、とおる、です…』
そう言うと
「透ちゃん!いい名前だね」
と、微笑んだかと思えば
チュゥ
と手の甲にキスをする____
『〜ッ!!?///』
ま「ああ〜!夏油〜」
ギュッ
『ふぁ!?///』
ま「透は俺のだから気安くそんな事しないでほしいなぁ!?もう〜!」
私を後ろから引き寄せ抱きしめる、ツギハギの男____
げ「あはは、真人怒らないでくれ。なぁにただの挨拶だよ」
ま、ひと…?
げ「どこの国のだよ〜〜!
ねぇ?透?」
そう言って私の顔を、子供みたいに困った顔をして覗き込むまひと呼ばれる男。____
名前、まひとって言うんだ____
そして、夏油…さんが
げ「みんな!集まってくれ」
パンパンッと手を叩き
大きな声でこちらからも見える海で遊んでいる…あれは何?
と
少し向こうの木陰で座っていた女の子達が集まってくる。
そして
夏油さんは
私の肩に手を回し
げ「今日から大事な仲間になる、春日透ちゃんだ、みんなよろしくね」
『よ…よろしくお願いします?』
なんか流れで、挨拶しちゃったけど!?!?
……
なんか見たことない生物がいるんだけど!?!?
?「なに〜夏油様〜?また真人のおもちゃ〜?」
?「いちいち紹介しなくたってすぐに壊れんじゃん!」
え…?
女子高生の制服を着ている女の子二人が言う____
げ「まあまあ2人とも。短い間だけでも仲良くしてやってくれ」
??「は〜〜〜い」
げ「この子たちは、右から美々子、奈々子だよ仲良くしてやってくれ」
そう、私に微笑む夏油…さん。
?「真人…、ちゃんと最後は後始末をしてくれよ?」
?「ホント真人!後始末ぢゃんどしない!」
?「結構大変ですから…」
火山…?のような1つ目生物と
タコ?イカ?のような生物
そして、頭に角の生えたウルトラマンのダダみたいな生物…
なんだ…?この生物!?しゃべるの!?
…なに、
妖怪?!✨✨✨✨✨
げ「真人、ちゃんと呪霊の説明はしたのかい?」
…?
「うーーん、適当にした気がする〜〜〜」
げ「また、真人は…」
はぁとため息をつき、私にほほ笑みかける夏油さん。
げ「この世界には呪霊と呼ばれる、人間の呪いや恐怖から産まれるものが存在するんだよ」
…ほう。
げ「この、1つ目お化けは…」
?「儂は1つ目お化けではない!!!」
1つ目お化けさんの頭から火山が吹き出す____
げ「ははは…知ってるさ。火山の呪霊。
じゅうご、という名前がある。
そして、このクラーケンに似た呪霊は、だこん。だこんは、海の呪霊さ。
そして最後にはなみ、花御は草花、森…自然…の呪霊さ。」
『じゅうごさん…、だこんさん…、はなみさん…』
げ「そうそう!物覚えがいいじゃないか」
そう言って、手を叩き
私の方を見る
そして____
「ようこそ!透ちゃん!今日からみんな君の家族だ」
そう言って笑った____
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