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コメント
1件
**みぅ🤍🥀** 公太が唯我と一祟の能力を事前に調べてたの、結構グッときたよね。普段は「考えてなさそう」って言われがちなキャラが、仲間のためにちゃんと準備してるってのがもう……/// 三人がそれぞれの技を活かして連携するところ、本当にカッコよかった。戦闘シーンの熱量もだけど、最後にちょっと照れながら頭かいてる公太の顔が想像できて和んだ🌙
「時間がない……!」
畑中が険しい表情で叫ぶ。
「こっちは俺たちが抑える! 畑中は先に行ってくれ!」
公太が迷いなく前へ出る。
唯我も静かに続けた。
「あんたが動けなくなれば、任務そのものが終わる」
「ご心配なく。我々に任せてください」
一祟も落ち着いた口調で告げる。
畑中は三人を見回し、小さく頷いた。
「……分かった。だが深追いはするな。何かあれば、すぐジュリーに連絡しろ」
そう言うとドアを開き、原田へ振り返る。
「今のうちに乗ってください!」
「分かった……!」
原田が車へ乗り込む。
「お前ら、頼んだぞ!」
エンジンが唸りを上げ、車は勢いよく走り去っていった。
その姿を見届けた三人は、ゆっくりと敵へ向き直る。
金棒を肩に担いだ大男が、不敵に笑った。
「逃げねぇのか?」
もう一人も低く笑う。
「さっきは退いてやっただけだ。お前らがどの程度か見てただけさ」
「……どうやら、ただのパワー系じゃなさそうだな」
公太が拳を鳴らす。
唯我は龍焉刀を構え、静かに呟く。
「奴ら……俺の剣が通らなかった。斬った感触が、まるで空気だった」
一祟も冷静に分析する。
「攻撃を吸収する能力かもしれません。衝撃やエネルギーそのものを無効化している可能性があります」
「ちっ……面倒くせぇな」
公太が舌打ちした、その瞬間だった。
「死ぬまで殴り合おうぜェェッ!!」
金棒兄弟が咆哮を上げ、一気に突進する。
地面を砕く勢いの突撃。
三人は同時に散開した。
公太は横へ跳び、唯我は剣を抜き放ち、一祟は迎え撃つ構えを取る。
唯我の斬撃が敵の胸を捉える――
だが。
「……なんだ、これは」
刃は確かに触れた。
しかし、手応えはない。
まるで霧を斬ったようだった。
一祟の拳も同じだった。
渾身の一撃は、敵に届く前に力を失っていく。
「やはり……衝撃を吸収しています」
「埒が明かねぇ……」
公太が息を吐く。
そして――
不敵な笑みを浮かべた。
「……なぁ、お前ら」
唯我が視線を向ける。
「連携技、試してみようぜ」
「連携……? お前が言い出すとはな」
「俺だって、たまには考えるんだよ」
公太が少しむっとした表情を浮かべる。
「……理にかなっています」
一祟が静かに頷いた。
公太は素早く作戦を説明する。
話を聞き終えた二人は驚きながらも頷いた。
「いいだろう」
唯我が剣を構える。
「お前の作戦に乗ってやる」
「了解しました」
一祟の瞳が鋭く光る。
「一祟!」
「はい――神威の風!」
一祟が両腕を広げ、大地を踏み締める。
轟音とともに青白い暴風が噴き上がった。
巨大な風の渦は龍のようにうねり、金棒兄弟を包み込む。
「がっ……何だ、この風は!」
「身体が……動かねぇ……!」
暴風が二人の動きを完全に封じる。
「今です、唯我さん!」
唯我は静かに龍焉刀を抜いた。
「龍焉刀――幻影の眠り」
刀身が光を放つ。
幻想的な輝きが二人を包み込んだ。
「こ……これは……」
「まぶし……い……」
瞳から力が失われ、意識が揺らぐ。
「とどめは任せたぞ、公太」
唯我は静かに剣を納めた。
「へへっ……俺の番だな」
公太の拳に紅蓮の炎が宿る。
「――灼獄ッ!!」
拳が地面へ叩き込まれた瞬間――
巨大な炎柱が噴き上がる。
紅蓮の炎は金棒兄弟を包み込み、その戦意を完全に焼き尽くした。
「ぎゃああああ!!」
「熱ッ……!!」
やがて炎が消える。
二人の巨体は、その場へ崩れ落ちた。
静かな風が吹き抜ける。
「……終わりましたね」
一祟が静かに息を吐く。
「三人で連携するとは思わなかったな」
唯我がわずかに笑う。
「だろ? たまには俺に任せるのも悪くねぇだろ」
公太は胸を張った。
三人の連携は見事に決まり、金棒兄弟を完全に制圧した。
戦闘を終えた公太は無線を取る。
「ジュリー、敵を片付けた」
すぐに通信が繋がる。
『皆、よくやったわ』
ジュリーの落ち着いた声が響く。
『迎えの車を向かわせる。それまで、その二人をしっかり監視していて』
「了解」
通信が切れる。
緊張が解け、三人はその場へ腰を下ろした。
しばらく沈黙が流れる。
やがて唯我が口を開く。
「……公太」
「ん?」
「なぜ俺の剣の幻覚能力を知っていた?」
続いて一祟も尋ねる。
「僕も同じ疑問です。なぜ僕の技をご存じだったのですか?」
二人の視線を受け、公太は少し照れくさそうに頭をかいた。
「……お前らのコーチに聞いたんだ」
「連携する時のために、仲間の得意技くらい知っといた方がいいと思ってさ」
一祟は納得したように頷く。
「そうだったのですね。非常に合理的な判断です」
唯我は少し間を置き、ふっと笑った。
「……お前にしては考えてるな」
「”にしては”は余計だ、唯我」
公太が不満そうに返す。
そのやり取りを見て、一祟は穏やかに微笑んだ。
三人の間には、確かな信頼が生まれていた。
それぞれの能力を理解し、新たな連携を手に入れた三人は、迎えの車が到着するまで静かに次の戦いへ思いを巡らせるのだった。