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朝・宿舎






テストが終わって間もなく、




〇〇は大きなキャリーケースを廊下に出していた。


 


制服ではなく、




動きやすいスウェットとパーカー。




TREASUREのマネージャーとして、




今日から本格的にツアーに帯同する。




初めての、ファンミーティング。




初めての、海外同行。




〇〇  ( …大丈夫、大丈夫、ちゃんと準備したし、落ち着いて動けば)



 


車の中では、




ジョンファンがテンション高めに新しいゲームの話をしていて、




ハルトは後部座席でイヤホンをして鼻歌、




朝光は静かに空を見ている。




〇〇は助手席で、持ち物チェックリストをもう一度確認していた。




ヒョンソク  「〇〇、パスポート確認した?」




〇〇「あっ、はい!さっきバッグに入れました!」




ジフン「初めての海外ツアー、緊張してる?」




〇〇  「はい…でも、皆さんについていけるように頑張ります」









空港






エスカレーターを降りると、




そこにはファンであふれたロビーが広がっていた。




スマホ、カメラ、ボード。




至るところに「TREASURE」の名前が見える。




マネ 「じゃあ、このルートで行くよ。落ち着いて。」




マネ 「俺はTREASUREの前にいるから〇〇はTREASUREの後ろね」




〇〇 「はい!」




TREASUREと一緒に歩く。




カメラのシャッター音、ファンの声、




スタッフの呼びかけ。




周りの熱気にのまれないように、



 

〇〇はただ前を見て歩く。




だけど、ふとした瞬間――




💎  「え、誰あの子?高校生?」




💎  「マネージャーってより、女の子が歩いてるだけじゃん」




💎  「なにあいつ、ずる…」




…耳に入る。心に突き刺さる。




〇〇 (…気にしない。気にしないって決めたのに。)




ハルトは後ろにいる〇〇に気づいて、少しだけ体を寄せた。




ハルト  「なー、大丈夫か?」




〇〇  「はい、大丈夫ですよ!ㅎ」




〇〇はすぐ笑顔にしてハルトに言った




ハルト  「…無理すんなよ」




〇〇はうなずいたけど、気づいていた。










出国ゲート前





スタッフが全員のパスポートと航空券を確認し、順に出国手続きを進める。




朝光  「〇〇、並ぶとき俺の後ろな。迷ったらあかんで」




〇〇  「うん…ありがとう」




朝光の背中を見ながら並んでいると、




ふとまた誰かの声が耳に入ってくる。




💎「後ろの子、細すぎじゃない?何あれ…」




少しだけ胸が締めつけられる。




でも、その瞬間。




目の前の朝光が、




少しだけ後ろを振り返って、ひと言。




朝光  「大丈夫や。お前は、ちゃんと見とる人がここにおる」




その声に、心がすこしだけあたたかくなった。











ホテル





チェックインを終え、




荷物を置いた〇〇は椅子に座って




スマホを手に取る。




〇〇と同じ部屋の人はハルト、ジョンウ、ジョンファンのマンネ組。




〇〇:(…少しだけならエゴサ…)





🔍  「TREASURE 空港」


🔍  「TREASURE  女





出てくるのは、




やっぱりあの時聞こえた声と同じような言葉たち。




〇〇  (…やっぱ、私なんかがここにいていいのかな…)




その時、バサッとカーテンを閉める音とともに、ハルトが背後から声をかけた。




ハルト 「エゴサ、禁止。〇〇、それ見たら絶対元気なくなるやろ?」




〇〇 「え…見てたんですか?」




ハルト 「見てた。てか、顔に出すぎ。オレでも気づくわ」




〇〇 「…ごめんなさい、なんか気になっちゃって」




ハルト 「気になるよな、そりゃ。でもさ、〇〇が頑張ってるの、俺らちゃんと見てるし」




〇〇 「……」




ハルト 「あと、ファンに何言われても、俺は味方やけん。」




〇〇 「ありがとうございます、ハルトさん」




ハルト 「敬語じゃなくてもいいんだけどな笑」




そこへジョンウとジョンファンがバタバタ入ってくる。




ジョンファン 「うわ〜!ベッドふかふか!」




ジョンウ  「やば、明日朝ちゃんと起きれるかな…」




ハルト:「うるさいって、〇〇疲れとるやろ、静かにせえや。」




ジョンファン:「あ、ごめん!」




〇〇:「大丈夫ですㅎ…ありがとうございます」
















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