コメント
2件
本編とは関係ありません。
一応死ネタです。
太宰さん若干病み気味。
太敦、太敦です。
スタート。
君が死ぬ夢を見た。
首を絞めて、殺す夢。
お陰で早朝から吐く事になった。
大丈夫、会社に行けば会える。
大丈夫。
「やぁやぁ諸君!今日は良い自殺日和だねぇ〜!」
「また遅刻して来おったかこの唐変木!!」
「相変わらずだねぇ国木田」
何時もの日常。
案外、楽しい。
「それより、敦くんは?」
「そんな事よりも仕事をしろこのアホンダラ!」
「むー!はいはい分かりましたよ!」
「太宰、この後一寸買い出し手伝ッてくれないかい? 」
と、与謝野が太宰に声を掛ける。
「ハァイ」
夢から醒める。
また君が死ぬ夢を見た。
何者かに喉を掻き切られて死ぬ夢。
どうしてこうも君が死ぬ夢を見るんだろうか。
私の頭がおかしいのだろうか。
ごめんね、こんな夢ばかり見てしまって。
「ね〜え、敦くんは〜?」
「仕事をしろと云っているだろうが!!」
「もう……」
「太宰、このビー玉取って〜」
ラムネを飲み終わった乱歩が云った。
「はいはい……」
今日も夢を見た。
また、君が死ぬ夢だった。
君が、ビルの屋上から飛び降りる夢。
君も自殺にハマってしまったのかい?
駄目だよ、君に自殺は似合わない。
私みたいにならないで。
「そのままでいて」
「敦くんは何処に行ったの?」
「依頼だ。お前も見習え!!」
「見習ってるしぃ〜」
「見習ってないだろうがっ!!!」
「太宰さん、これウチの村から取ってきた山菜です」
「いりますか?」
賢治が太宰を国木田から逃してくれる様に云った。
「賢治〜!ありがとう!」
「いえいえ!」
今回の夢も君が死ぬ夢だった。
今度は君が何者かに射殺される夢。
私が其の状況下に居たら其奴を殺していただろう。
正夢で無くて良かった。
「敦くんに会えないと私仕事しなーい」
「こんの……!!」
「太宰、この間の依頼人からの菓子折りだ」
この社の社長、福沢が云った。
「わっ、ありがとうございます!」
「これからも、励むと良い」
今日はよく判らない夢を見た。
ぼやけているが、人影らしい何が前へ進む夢。
白くて、綺麗で、
君の様な……
「あ〜あつしくぅん……」
「太宰、買い出しに行って来てくれないか?」
「え〜?なんで私〜?国木田くん行って来なよ」
「いいから行ってこい!!」
「……はぁい」
今日の夢は昨日の夢の続きだった。
人影が此方に振り向いて、
何かを喋っていた。
「太宰さん」
「なぁに鏡花ちゃん」
「これ……」
「ん?クレープ?」
「さっき、買ってきた」
「え?なんで?」
「何だか、疲れている様な、気がした」
「そうかなぁ」
また前の夢の続きを見た。
今度は、ハッキリとした人影になっていた。
君だった。
声は聞こえなかったけれど、
私は少し嬉しかった。
「太宰さん、これ、どうぞ!」
「おや!珈琲なんて、気が利くねぇ谷崎くん!」
「いえいえ!何時もお世話になってますから!」
「嬉しい限りだねぇ〜!」
次は、声が聴こえた。
聴こえたんだ。
「此方に来ては行けません」
と。
どうしてだい。
君に会えないなんて私は嫌だ。
やめて、いかないで。
いかないで。
「太宰のヤツ、アレはもう駄目だよ」
「何とか、出来ませんか、与謝野女医……」
「そうですよ……!これじゃ、太宰さんが……」
「すまないね……」
妾には、心の傷は癒せないんだよ。
「そう、ですか……」
「……それじゃあ……」
「太宰さんを庇って死んだ敦くんはどうなるんです」