テラーノベル
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「なぁーミスミスター!!あんたの部屋どんなんだろーーー!!」
「…部屋…大きさって…」
「人それぞれなんじゃない?私の部屋は六畳くらいかな。」
「私はそれより広いよ〜!!」
「なにそれ。ずる。」
ハイチがちょいちょいとショーテを肘で小突く。
「そうかなぁー???普通だよーーー!!」
✧• ──────────── •✧
コツコツと廊下を歩く。
No.17
No.143
No.182
…
全てナンバーがバラバラだ。実験体はどれくらいいたのだろうか。ハイチがNo.811でその数だけ実験体がいたのだとしたら。どのくらいの人が…
それを考えるのはやめよう。
「ついたよーー!!776だったよね!」
ショーテがドアノブに手を掛ける。
「あ、こら。ミスミスターが主人でしょ。最初に見るのはミスミスターじゃないと。」
「あっ!!そっか!!ごめん!!」
「自分の…部屋…」
ガチャ。
✧• ──────────── •✧
部屋は簡素だった。薄黄色の壁紙にひとつのデスク。古びたオフィスチェア。
そこに見たことないものがあった。
「これは…マイクと…シャッター?」
「そう!!ここでねー…」
ショーテがマイクをオンにする。そしてマイクにこう叫んだ。
『鉛筆とノートください!!』
ガコン。ウィーン。
シャッターが上がり、鉛筆とノートが置いてあった。
「え…すごい。」
「こうやって注文するんだよ〜!!わかった?」
「もう…勝手に注文しないように。」
ハイチがショーテを叱る。いつもの構図だ。
しかしこの時の僕はそれが新鮮に感じた。
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雪だるまひとひと💙
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コメント
1件
わあ…!ミスミスターが初めて自分の部屋を見た時の「…自分の…部屋…」って一言にじーんときたよ😭✨ 簡素だけど、そこで初めて「この場所が自分の居場所」って実感する瞬間、すごく温かい気持ちになった。ショーテが無邪気に注文したり、ハイチが叱るいつもの構図もほっこり。実験体の数に思いを馳せるシリアスな空気とのギャップがまたいいね!めがとんきゅーさん、今回も素敵な世界観ありがとうございます🌸