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描き方を少し変えてみたので、見やすくなったのであれば幸いです
イタリア「どうする…?これ」
詰んでいるにも程があるのではないかとも思えてきた
これは…
一体…
どうすれば…
ドイツ「とりあえず、この知らない家から早く出よう」
そうですね、そう相槌を打とうとした瞬間
その爆音はドアを挟んだ向こう側で鳴ったかのように聞こえた
イタリア「何の音なんね⁉︎」
ドイツ「何だ⁉︎何の音だ!」
日本「向こう側からです!」
そう、ドアの方を指差しながら言った
ドイツ「開けてみるか…?」
イタリア「ちょっと怖いんよ…」
日本「でも、誰か居るなら現在地が分かるかもしれませんよ…?」
イタリア「うぅ…」
ドイツ「大丈夫、何かあればドアを閉めればいいだけだ」
イタリア「それはそうだけど…」
日本「安心してください!私たちが付いてますから!」
イタリア「うん…」
ドイツ「開けるぞ…?」
ガチャ
そう音を立てながらドアが開いていく
少し出来たドアの隙間から、ドイツが外の様子を確認する
ドイツ「えっ…?」
イタリア「どうしたの…?ドイツ…?」
日本「何かあったんですか…?」
ドイツ「逆だ…」
日本「逆…?」
言葉の意味が分からず、つい聞き返してしまった
ドイツ「何も…ないんだ」
「「何も無い?」」
ドイツ「見てみろ」
そう言いながら、ドイツは後ろに控えてる日本たちにも見える程度にドアを開けた
日本「本当だ…何もない」
イタリア「じゃあさっきの音は何だったの⁉」
ドイツ「分からない…」
背筋が凍った感覚を感じた
全員に緊張が走る
ドイツ「外に出てみるか?」
イタリア「駄目だよ!何が居るか分からないじゃん!」
ドイツ「だから確認するんだ」
イタリア「ほんとにやめておこうよ!」
ドイツ「そんなに不安なら俺だけで行ってくる」
ドイツ「日本、イタリアを頼んだ」
何をそんなに急いでいるんですか、ドイツさん
日本「ドイツさん、一旦ドアを閉めてください」
ドイツ「何故だ!?」
日本「この状況を整理したいんです」
日本「それに、イタリアさんの心の余裕を少しでも作りたいんです」
イタリア「…」
ドイツ「…そうか」
ドイツ「ごめん、先急ぎすぎた」
バタン
申し訳なさそうな表情をしながらドアを閉めた
「だから言っただろ!気をつけろって!何度も何度も…!」
「手が滑っちゃったんだって〜!ごめん!」
「まったく…」
「次からは気をつけるんだぞ」
「うん!分かってるんよ!」
「こんだけ盛大にやってくれたら後片付けが大変だな」
「みんなで頑張ろ〜!」
「お前が言えることじゃないぞ」
「てへ」