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綾乃がかけこんだ車両は満員であと少し遅れていたら乗れていなかったくらいだった。(ふぅ、よかった)と安心しながら車内で立っていると、朝トイレに行っていなかったことを思い出した。
おしっこのことを思い出したため頭の中はおしっこのことで一杯になってしまった。昨日の寝る前トイレに行ってからずっとトイレに行っていない。だからおしっこはかなりたまっているはずだ。
電車に乗ってから数分、綾乃はあそこをギューーと押さえていた。満員電車なので他の人にはばれないだろう。電車内の電光掲示板を見ると、あと3駅もあり(どうしよう…我慢できるかな…)と不安になっていた。
1駅目に着き、1人リュックを背負ったサラリーマンが乗ってきた。サラリーマンの背中にあるリュックが綾乃の胸をむにゅっ、と押すようになった。「んっ…!」小さく声が出てしまったが幸い誰にも気づかれていないようだ。