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「なろ屋さんがそんな生ぬるいこと言うはずない!!」
まぁ…そうだよね
どうしよう、思ったより展開が別の方向に行きすぎてる
「なろぴ…本当にその気なの…?」
「うん」
この話合いは何時間続いたかな
とりあえず2時間は続いた気がする
結果はなんとか脱退を納得してもらえた
でも心のどこかで引き止めてほしいと思う自分もいた。
ほんとに僕ってめんどくさいな、w
そこからスタッフさんと脱退の手続きをしてめろりすに報告する文書も作った。
めろりす、なろっこからは引き留めるDMもリプも沢山きた。
ごめんね、でも僕にはこうすることしかできない
脱退してから3ヶ月が経った。
めろぱかはどうやら1ヶ月活動休止をして今ではもう活動を再開しているらしい
どうも最近は体調が悪い
薬も飲んで安静にして寝ているのに
熱も下がらないし咳も出る。
咳のしすぎで喉が痛いし食欲がないのに体は腹が減ってるみたいで腹が痛い。
おまけに吐き気付きだ。
もう僕死ぬんじゃない?
体調がおかしすぎから病院に行くことにした
「…そうですね…レントゲンも撮ってみましょう」
色々な検査をさせられ結局検査入院ということになった。
余命1年半じゃなくて余命半年の間違いなんじゃない?
入院して早一週間
毎日代わり映えない生活に飽きてきた頃、ここ数ヶ月ちっとも音を立てていなかったLINEに通知がきた。
公式LINEかと思いスマホの画面を見るとそこにはちっとも想像していなかった名前がいた
「スマイリー…くん…?」
もちろんスマイリーくんにも病気の事は言っていない。
一体どうしたんだろう
『なろくん最近SNS全然更新ないけど大丈夫?』
あぁ、そういえば僕はめろぱかを脱退しただけで個人活動引退とは一言も言ってないっけ
勝手に僕は個人活動も引退してたと勘違いしてた。
『確かに…活動疎かになっちゃったかも…久しぶりにSNS更新してみるね!』
ネガティブなことは一切言わずに当たり障りのない返事をしておいた。
久しぶりにTwitterだけでも更新するかな…
久しぶりの更新はリスナー達にとって驚きのものだったらしく少ない文書なのに思いの外2日で万バスしてしまった。
Twitter更新嬉しいです!とか生きていてよかった、とか色々あったけど…ごめんね
もう活動を続ける気はないんだ
でも引退動画を撮るにもここは病院だ。
相部屋だし迷惑極まりない
退院したら家で撮るとしよう。
sm視点
「あ、既読ついた」
最近なろくんがめろぱから脱退したという事はめろぱかのYouTubeで知った。
まぁなろくんからゲームの誘いもLINEも来ないから心配してたけど生きていたならよかった。
そう安堵していたのも束の間、ふとあることが引っかかった。
あんなにメンバー思いでグループのことに真剣に取り組んでいるなろくんがなんで…
気になり始めるともう止まらなかった
そんなにめろぱかを離れたい理由が?
でも脱退動画には脱退の理由は出されていない。
残念な事にめろぱかメンバーの中に仲がいい人は居ないので詳しいことを聞くことも難しい。
「もやもやするなぁ…」
sy視点
ふとTwitterを見ていたら親友、いや心友元…心友…?のポストが出てきた。
あまりに突然の出来事で心臓が飛び出してきそうなところをなんとか押し込んだ
「なろっち…」
それは昔よく俺と一緒に遊んで歌って夢を届けて活動したなろっちだった。
ツイートは『久しぶりの浮上✨』という短い文章だったがそれだけでも十分だった。
生きてたんや…。それが一番の感想だった。
あの後なろっちとは一切連絡がつかなくて全SNSも投稿が止まっていたのでなろっちの生存確認の手段がなく、ただ生きていて。と願うばかりだった。
メンバーと会った時、みんなもなろっちのポストに気づいたらしく名前は出さなかったけれど
「久しぶりに見れてよかったな…」
そう一言独り言のように呟いた。
「あぁ、そうだな…」
KAITOも静かに同情してくる。
「生きてたんだね…よかった…」
そらくんが涙ぐんで答えた。
「また会いたいなぁ…」
かもめんがどこか遠くを見て言った。
あの頃はあんなに近かった存在なのに。
誰よりもめろぱかに熱心で。
なのに今はこんなに遠い存在なんやね…
そう思っていると目の奥が熱くなった気がした。