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地雷⚠️
もりょき厨🔙
元貴の涼架リスペクト0です🙇
Ryok mtk wki
mtk視点
…なんとなく、感じてきたこと。
今まで…ずっと、ずっと思ってたこと。
取り返しのつかないことだって
わかってる
そう思ったときには、もう遅かった。
wki視点
「…んん…、」
目が覚めると、地下室のような暗闇の
鉄格子の中に居た
「…ぇ、え…?」
思わず立ち上がると、
ジャラリと金属の音が響く
右足首に、首輪くらいの太さの枷
全身を見てみると、服は白い羽織物1枚
下は履いているけど、
服にボタンは無く、前は開いたままだ
首輪が付けられ、約10cmほどの鎖が
付いているが繋がれてはいない
手には、いつもの指輪が付いていた
「…なに、ここ……」
静寂の中、自分の声だけが響き渡る
誰かに言われなくたってわかる
俺は誘拐されたのだ。
「っ…だ、れか…!誰かいませんかっ!」
鉄格子に手をかけようとするが、
檻の中は広く、足枷のせいで届かない
窓もない。
すると、突如灯りがつく
決して明るくはない、少し灯すような
薄暗い灯り。
鉄格子の隙間に人影が見えた
壁にもたれかかり、項垂れている
「え、…りょ、うちゃん…?」
そこにいたのは涼ちゃんだった。
昨日まで一緒だった彼の目は開いていない
「涼ちゃん、!涼ちゃん!?」
ガシャッガシャンッ
動くたびに枷が鳴る
もしかして…死んじゃってたり…
そう思いたくなくて、
必死に声をかける
「涼ちゃん!りょおちゃんっ!/泣」
【…ん、、ん……わ、かい…?】
「涼ちゃん!」
目を開け、頭を抑えながらゆっくりと
立ち上がる彼を見てホッとする
「よかった…、生きてた……」
【ん、…?ここどこ、?】
【えっ若井、大丈夫?なにこれ…】
涼ちゃんが鉄格子へ近づき、手をかけた
【…若井、それ誰にやられたの?】
「わ、かんない…俺もさっき気づいて… 」
ゆっくりとした足音が聞こえてきた
そういえば…檻の中、俺の方には扉が
1つあった
枷のせいで届かなかったけど
【…誰か、くるね…】
【若井、気をつけて】
こんな時でも、涼ちゃんが
居てくれるだけで不安が溶けそうだ
ガチャリ
『…おはよー。若井、涼ちゃん』
「…ぇ、あ…元貴、、」
元貴が出てきて、涼ちゃんは
ホッとした顔をする
【元貴…!よかったぁ!】
【若井の鎖、外してあげて、?】
【あ、もしかして元貴も誘拐され…】
『外さない。』
涼ちゃんの言葉を遮る元貴
涼ちゃんはポカンと口を開けたままだ
『何言ってるの、こんなに苦労して
捕まえたのに。外すわけないじゃん、』
にこり、と笑う元貴
いつもの元貴、なはずなのに
俺はそれがとても怖かった。
【も、とき…何言って…】
『僕ね、我慢してたの。ずっと』
【…我慢、?】
『若井がね、他人に評価されてきたでしょ』
『最初は僕だけが凄いって…皆言ってたのに』
【そ、れは…いいことじゃ…】
『最近、若井のギターも凄いよねって』
『若井は努力家だからね、って』
『みんなが若井のことも見るようになったの』
俺は、何も言えなかった
『最初は嬉しかったの』
『でも最近、若井が僕を見てない気がするの』
『僕だけの若井だったはずなのに』
『みんなの若井になっちゃった』
【い、や…若井はずっと元貴のために…】
『それも嫌だったけど、』
元貴が俺の方へ近づき、目線を合わせる
『若井、好き。』
「…ぇ、?」
突然の告白に驚き思わず後ずさる
『好き、ずっと。ずっと大好き。』
『僕、若井のこと好き。』
『ね、若井は?』
求められてる答えが違う意味なのはわかる
けど、
「…ぉ、れも…好きだよ、元貴」
精一杯の笑顔で応えると、元貴の顔から笑みが消えた
『なんでそこで嘘つくの』
『若井が好きなのは涼ちゃんでしょ』
思ってもいないことを言われ、フリーズする
涼ちゃんも驚いているみたいだ
「え、いや…」
『最近、仲良しだったよね』
『僕の方がずっと前から好きだったのに』
『ここに連れてくれば、もうずっと僕だけの若井だよ。』
『そのために頑張ったんだ』
【いや…元貴、誤解…】
『涼ちゃんは、そこで見ててよ』
『そのためにつれてきたの』
鉄格子の隙間から手を伸ばす涼ちゃんには目もくれず、俺を真っ直ぐと見る
『ねぇ、涼ちゃんとはもう付き合ってるの?』
『手は繋いだ?セ ックスは?』
「セッ…//」
【元貴…!そんなことしてない!】
【誤解!誤解だよっ!】
涼ちゃんの言うとおり、誤解…だし
そんなつもりじゃなかったのに、…
寂しい思いをさせてしまったのだろうか
「元貴、ごめん…俺、…!」
顔を上げると、元貴が包丁と小さめのテー ブルを持っていた
「っえ、…」
『……なにがごめん?』
『黙って付き合っててごめん?』
『僕だけのものじゃなくてごめん?』
『…謝る必要なんて無いんじゃない?』
『若井は悪くないでしょ』
元貴は首を傾げ、テーブルを俺の目の前へ置く
『そう、若井は悪くないの』
『悪いのは若井を売り出した僕なの』
元貴は俺に近づき、首輪に繋がっていた鎖を壁のフックのようなものに繋ぐ
『僕だけのギタリストだったのに、』
『みんなの大好きな若井滉斗になった』
『もうその指では僕だけの音を奏でてくれないの』
『そんなの、要らないよね』
全てを理解し、呼吸が乱れる
首輪で固定されたため、もう立ち上がれない
逃げられない…。
無意識にも、腕を後ろへと向ける
『ほら、隠さないでよ』
「や…やだ、…怖い…ッッ…!!」
『…怖い?僕のこと好きなんでしょ』
『さっき言ってくれたじゃん』
『大丈夫、痛くないように優しくやるからさ』
『ほら、手。出さないなら、涼ちゃんに見本としてやってあげようか?』
元貴が包丁を涼ちゃんへと向ける
【っ…若井、!いいよ、僕が代わりに…】
「そ、れはだめ…ッッ」
頭で考える間もなく、言葉が出る
『…そうだよね、優しい若井だもん』
『そういうとこも大好きなの♡』
元貴は、優しく、天使のように笑う
でも包丁は手放さない。
震える手を元貴の前へと差し出す
その手を元貴が、自身の頬へと当てた
『大きくてあったかい、若井の手』
『大好きだよ』
あまりにも優しく笑うもんだから
こちらも安心してしまう
「…元貴、…俺も、好…ん゙ぃ゙ッッ!?!?」
【若井っっ!!】
テーブルへと叩きつけられた手には、
薬指が見えない
「っ、ぁ゙…あ゙ぁ…ッッゔぁ…//泣」
『ほら、痛くなかったでしょ?』
『一瞬だと、痛みも一瞬。』
「ひ、ぅ゙ッッ/ポロポロ」
「ぃ゙たい…ぃ゙だぃよ…もとき……」
手は震え、ジクジクと痛む
『左手の薬指、なくなっちゃったね』
涙をぼろぼろと零す俺を見て、
憐れむように頭を撫でられる
「ん、ッ…もとき…/涙……ぅ゙あ゙ッッ!!」
間伐入れず、固定された左手の指が
切り落とされていく
「ぃ゙あ゙ッッ…あ゙あ゙ぁ゙ッッ!!!、」
「ん゙ぃあ゙ッッッ!!…はッッ゙ぁ…ッ、、.ᐟ.ᐟ」
【若井!わかぃッッ…!!】
「ぃ゙だいッッ!!!…ゔぐッッ…はッッ゙ぅッ‼」
「はッ、はッッ゙…//ポロポロ」
…とま、った…?
とめどなく涙が溢れる目をそっと開けると
元貴が俺の目の前へ
血にまみれた包丁を置き、
愛おしそうに俺の左手を取る
もう、指先の残ってない左手を。
『これで…もう弾けないね、…』
『あんなに頑張ってたのに』
『あんなに、、』
かける言葉は慈悲の言葉なのに、
元貴は笑っていた。
とても…美しく、心底幸せそうに…
笑っていた。
指先は赤く滲み、ポタポタと床へ垂れる
「ぃ、たい…/涙……もとき、やめて… 」
掠れかけた小さな声を出すが、
聞こえていないのか俺の左手に擦り寄る
『はぁ…♡若井…大好き、♡』
【元貴…!もうやめて!!若井が…!!】
【なんでこんなことするのっ!?//涙】
『…涼ちゃん、うるさいよ…』
『今やっと僕だけの若井になったの』
『邪魔しないでよ』
元貴が涼ちゃんを睨むが涼ちゃんも
負けずと睨み返す
【痛い思いさせて…
それのどこが愛だっていうの!?/涙】
【若井を離してっっ!!】
『…うるさい、
見とけばいいんだよ、そこで…』
スッと立ち上がり、涼ちゃんの方へ向く
涼ちゃんが少し鉄格子から離れる
遠くからでも足が震えているのが見える
…涼ちゃん、俺のために…
このままだと駄目だ…
元貴もおかしなままだし、
涼ちゃんだってこうなるかもしれない
俺が、…助けないと…
目の前にあった包丁を手に取り、
元貴に向ける
震える右手を支えるように
ジクジクと痛む左手を、力無く添える
「…元貴、…」
『…!なぁにっ?、わか、ぃ…』
満面の笑みを浮かべ振り返った元貴は、
俺の手にある包丁を見て驚いた顔をする
【若井、…】
「元貴、…もうやめて……」
「帰ろうよ、みんなのところへ、…」
「また3人で、音楽やろうよ…」
俺は涙をぼろぼろと流しながら
震える手で包丁を握りしめる
元貴は少し黙ってみていたが、
1歩ずつ、近づいてくる
「…も、とき…?やめて…こないで…」
『それで、僕のこと刺すつもり?』
『いいよ、刺しなよ』
『若井なら…いいよ、大好きだから。』
少しずつ…1歩ずつ…
「や、ッッやだ…こないで、ッ…//涙」
「やッ、もとき…刺さっちゃう、から…」
『…刺すんでしょ、ほら届くよ』
俺の目の前にきて、しゃがむ
俺の手を掴んで、自身の胸へと誘導する
『ほら、ここ。』
「ん゙ぃ゙ッッ…ぃたい゙ッッ、はな、して…ッ」
元貴、元貴を… 刺さないと…殺さないと…
俺も…涼ちゃんまで…痛い思いする、…
で、も…元貴、…は…
俺の、…大事な……
「…無理だよぉ、//ポロポロ」
カランッと音を立てて床に落とした
「俺…元貴のこと好きだもん…//ポロポロ」
「大好きだからぁ…ッ//ポロポロ」
【…若井、…】
部屋中に響き渡るように泣く
傷が痛むからじゃない、
涙が溢れ、零れ落ちる
俺の手から離れた包丁を元貴が拾う
『…そっか。嬉しいよ、』
ニコリ、と元貴が微笑む
「もとき、ぃ…ッ//涙」
伝わった、俺の気持ちが…よかった…
そう思った。
元貴は笑顔のまま、
床に項垂れていた俺の手首を垂直に刺す
「っぁ゙あ゙ッッ!!!!…はッ゙、ッ…ぁ゙あ……」
【若井っっ!!】
『僕は好きだからやってるんだよ』
『大好きな若井だからやってるんだよ』
【元貴っ、もうやめてっっ//ポロポロ】
手首からはだらだらと絶え間なく
血が流れる
「もと、き…、、」
痛い…痛い…けど、…
もう何も感じない…痛く…ない、…?
「…ぁ゙、…ぅ…?」
『…若井?』
視界がだんだんとぼやける
あぁ…もっと、元貴と…涼ちゃんと…
音楽やりたかったなぁ……
薄れゆく意識の中、
元貴の唇が触れるのを感じる
最初で最後の、元貴から感じた愛だった
Ryok視点
【わか…い、?】
若井が…動かなくなった…
【わかぃ…わかぃッ…!!//ポロポロ】
『出血多量かな…
動かなくなっちゃった…僕の若井…』
元貴は子供のようにしょんぼりとする
【元貴…!
若井死んじゃったんだよ!?//涙】
くるりとこちらを向く
『そんなに大声で言わなくても、わかるよ…』
『若井、死んじゃった…』
誰のせいだと…
言い返そうと口を開くと、
元貴は手に持っていた包丁を自分の胸へと当てる
【…へ?、…も、もとき…?】
『若井…向こうでひとりぼっちだから、僕も行かないと』
【えっ、まって…、】
『ばいばい、涼ちゃん』
【ま…ッッ、元貴ッッッ!!】
ザシュッ……
僕が檻越しに手を伸ばすも、
届いたのは元貴の血しぶきだけだった。
カクンッ…と力無く若井の側へ倒れ、
元貴は動かなくなった。
鉄格子に縋りつくようにへたり込む
僕は、檻越しでしか見られない
最後まで…触れられない。
【元貴…若井…/ポロポロ】
独り残された僕の声に
返事はなかった
END
リクエスト感謝🥹💕
Next♡💬
コメント
13件
凄! 最高… 愛の形って色々あるんだね。
リクエスト応えてくれてありがとう!!!最高でした! あと、レコ大おめでとうだね🥳
愛重め好きっす!