テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
8件
……泣きすぎてやばい、ここまで泣ける作品を作れるおむらいす彡ほんま凄いと思う。一生の涙出し切った気がする。題名の意味ってshaの病気だけじゃなくてrbrもやったんか伏線回収良すぎる…まじでおむらいす彡っていう神様を見つけれて良かった…。受験もある中こんな作品作れるのってほんと天才しかいない…まじで最近の楽しみになってたから、…新作って3月でしたっけ…?めっちゃ楽しみにしときます!(長文すいません…
リアルに号泣しました。 素晴らしい作品をありがとうございました。 こんなに素敵なお話に出会えてとっても嬉しかったです。
めっっちゃ、感動して涙でました。 感動系作れるの尊敬します!! 題名回収の仕方天才すぎる、、
⚠️ こちらはd!の二次創作です ⚠️
死ネタ BL要素 が 出てきます
地雷 彡 は 回れ右 !
その日の昼から、ロボロは出勤することにした。
医者として、やるべきことがあるからだ。
病室では、シャオロンの両親に連絡がいった。
病院のスタッフが、静かな声で、事実を伝える。
しばらくして、足音が慌ただしく廊下に響く。
扉が開いた瞬間、シャオロンの母親は、何も言わずに駆け寄った。
母「……シャオロン……?」
震える声。
ベッドに横たわる、動かない身体。
母親は、その場に崩れ落ちた。
母「なんで……」
言葉にならない声が、病室に広がる。
父親も、唇を強く噛みしめて、肩を震わせていた。
ロボロは、少し離れた場所に立っていた。
医師として、説明すべきことを、淡々と話す。
死亡時刻、処置の内容など。
自分の声が、まるで他人のものみたいに聞こえた。
rbr(……俺、何言うてるんやろ)
目の前には、 昨夜まで手を握っていた人がいるのに。
母親が、泣きながらロボロを見た。
母「……一緒に、いてくれたんですね」
母「最期まで……」
ロボロは、深く頭を下げる。
rbr「……はい」
それ以上は、言えなかった。
医師としての仕事は、待ってくれない。
ロボロは、そのまま勤務に戻った。
カルテを書く。
診察をする。
患者に説明する。
体は、動いていた。
手も、声も、いつも通りだった。
でも、心だけが、どこにもないような。
昼休み。
誰もいない休憩室で、ロボロは壁を見つめていた。
シャオロンなら、 「ちゃんと食べろよ?」って言っただろうな、と。
でも、その声は、もう聞こえない。
仕事が終わる頃には、空は暗くなっていた。
ロボロは、一人で家に帰った。
鍵を開ける音が、やけに大きく響く。
靴が、ひとつ分多く置かれていない玄関。
ソファに、丸くなっていない姿。
キッチンにも、ベッドにも。
rbr(……おらん)
分かっていたはずなのに。
ロボロは、リビングの真ん中で立ち尽くす。
rbr「……シャオロン……」
声に出した瞬間、 堪えていたものが、一気に崩れた。
膝が抜けて、その場に座り込む。
rbr「……なんでや……」
rbr「……なんで、もう……」
床に、ぽたぽたと涙が落ちる。
嗚咽が、止まらなかった。
抱きしめる人も、手を握る人も、もういない。
この家に、シャオロンは…。
もう二度と、帰ってくることはない。
ロボロは、声が枯れるまで泣いた。
誰もいない家で、ただ一人、崩れ落ちて。
次の日、葬儀が執り行われた。
式場は、静かだった。
低い読経の声と、時折すすり泣く音だけが、空気を揺らしている。
遺影の中のシャオロンは、笑っていた。
生きていた頃と変わらない、やわらかい表情。
rbr(……なんで、こんな顔してるんや)
ロボロは、黒い服のまま、後方に立っていた。
最前列には、シャオロンの両親。
母親は、何度もハンカチで目元を押さえている。
父親は、背筋を伸ばしたまま、じっと遺影を見つめていた。
焼香が終わり、参列者が少しずつ別室へ移動していく。
その中で、シャオロンの母親が、ロボロに気づいた。
母「……ロボロ先生」
呼ばれて、ロボロは一瞬、体が強張った。
ゆっくりと近づき、深く頭を下げる。
rbr「……この度は……」
それ以上、言葉が続かなかった。
母親は、首を横に振った。
そして、震える声で言った。
母「こちらこそ……本当に、ありがとうございました」
その一言に、胸が締めつけられる。
母「シャオロン……」
母「私が病室に行った時、先生の話ばかりしてたんです」
ロボロは、顔を上げられなかった。
母「“ロボロがな、今日も来てくれた”って」
母「“一緒におると、安心するんや”って……」
声が、途切れる。
母「……あの子、すごく幸せそうでした」
父親も、小さくうなずいた。
父「……先生と出会えて、本当に良かったと」
父「何度も、そう言っていました」
その瞬間。
ロボロの中で、何かが耐えきれずに崩れた。
rbr「……っ」
視線が落ちる。
肩が、小さく震える。
堪えていた涙が、ぽたっと床に落ちた。
rbr「……俺は……」
rbr「……何も、してやれんかったのに……」
声が、掠れる。
母親は、そっと首を振って、ロボロの前に立った。
母「そんなこと、ありません」
母「先生がいてくれたから……」
母「シャオロンは、最期まで、ひとりじゃなかった」
その言葉が、優しすぎて。
ロボロは、もう顔を上げられなかった。
俯いたまま、嗚咽を噛み殺す。
黒い袖に、涙が染みていく。
シャオロンの笑顔が、頭から離れない。
手を引いたこと。
名前を呼ばれた声。
「大丈夫」って、笑った顔。
rbr(……なんでや……)
式場の外では、静かに風が吹いていた。
きっと、冬のとても冷たい風だ。
シャオロンは、もういない。
それでも、確かに、ここに生きていた。
ロボロの胸の中で、その存在だけが、痛いほど残っていた。
あれから、数ヶ月の時が過ぎた。
季節は春になり、暖かくなった。
街には人が戻り、時間は何事もなかったみたいに進んでいる。
ロボロだけを置いて。
その日、ロボロは昼からの勤務だった。
白衣を脱ぎ、病院を出て、駅前の花屋に立ち寄る。
rbr「……これと、これで」
それだけ告げると、店員は静かに頷いた。
小さな花束を受け取る。
手の中の重さは、相変わらず軽い。
墓地は、昼間でも静かだった。
砂利を踏む音が、やけに大きく聞こえる。
1つの墓石の前で、ロボロは足を止めた。
花を供え、手を合わせる。
少しの沈黙。
rbr「………今日な、昼飯カレーやってん」
rbr「前に、お前が“病院のカレーは微妙”言うてたやつ」
思い出したように、小さく笑う。
でも、すぐにその笑いは消えた。
墓石に視線を落としたまま、 どうでもいい話を、ぽつぽつと続ける。
天気のこと。
家の冷蔵庫に、まだシャオロンの好きだった飲み物が残っていること。
その時、そっとシャオロンとお揃いの指輪に触れる。
シャオロンにあげた指輪は、シャオロンの家にあるらしい。
大事に保管されてるんだとか。
そうしているうちに、 胸の奥が、じわじわと痛み始めた。
rbr「……なぁ」
声が、少しだけ震える。
rbr「俺さ……」
rbr「どうしたらええんやろ……」
言葉が、そこで途切れた。
喉が、詰まる。
視界が滲む。
一粒、涙が頬を伝って、 そのまま墓石の前に落ちた。
rbr「……っ」
耐えきれず、俯く。
次々に、涙が溢れてくる。
rbr「……会いたいわ……」
rbr「……今でも……」
その時。
——気のせいだと、分かっている。
分かっているのに。
sha?「……泣きすぎやって」
そんな声が、聞こえた気がした。
rbr「……っ」
息を呑む。
顔を上げる。
もちろん、誰もいない。
墓石と、風と、静かな空気だけ。
rbr(……気のせいや)
分かっている。
それでも。
sha?「俺、ずっと待ってるから」
sha?「頑張って」
優しくて、いつもの声。
ロボロは、震える息を整えながら、 ゆっくりと笑った。
rbr「……ずるいわ、お前」
rbr「そんな言い方……」
目元を拭い、もう一度、墓石を見る。
rbr「……ありがとう、シャオロン」
rbr「俺、もうちょい頑張るわ」
立ち上がる。
花は、風に揺れていた。
rbr「……また来る」
そう言って、背を向ける。
背中は、まだ重い。
悲しみは、消えていない。
それでも、 胸の奥に、確かに残ったものがあった。
シャオロンは、もういない。
それでも、 ロボロの中で、生き続けている。
ーーー そして。
ロボロは死ぬまで治らない病気( もう叶えることは出来ない恋 )を抱えて生きていく。
Fin