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めだちゃん
130
#BL
タロ
2,389
仕事も終わって、軽くシャワーを浴びた後に来てくれたのだろう
いつもセットされている髪がふんわりストレートのマッシュヘアになっているし、若干オーバーサイズのトレーナーのせいで普段より幼く見えてしまう。
なんって可愛いのか。いつもこんなにきゅるきゅるしてましたっけ??
ロイヤルのどこにそんな顔隠してるんだ???
こう悶々と考えている間にも、お酒が好きな彼はペースも早くどんどん飲み進めるので、顔もいつのまにか熱って赤くなってきている。
それが余計に扇情的で、艶っぽくてあざとくて
‥‥ハッ、いやいやいや。
俺が見惚れて骨抜きにされてどうする!?
俺がダテさんのことをめろめろのデレデレにしてやるはずなのに
飲み進めて1時間はたったころ
もうそろそろしかけてもいいころだろう。
俺は一度酒を呑む手を止めて、ダテさんの方をみる。
「‥セットしてないダテさんってちょっと幼い感じありますよね」
俺の手が彼の髪をすく
「え、それ褒めてる?」
ダテさんは少し顔を顰めるけど笑っている
嫌ではなさそう。
「褒めてますよ、かわいいって意味で。今日着てるトレーナーもオーバーっぽいから萌え袖みたいになってるし‥めっちゃかわいい」
あ、ちょっと動揺した。
少しダテさんの目が泳いだのを見逃さなかった
俺は、少し調子に乗ってきたようだ。さらに
ダテさんの手を取り、もう片方の手で髪から輪郭をなぞるようにして顔を包み込む。
「火照ってるのもかわいいなぁ。なんか桃みたいで。ダテさんって肌が白いからよく映えますね」
無意識かわからないが後ろに少しづつ退くダテさんを追い詰めるようにどんどん距離を縮める
「ははっ、ありがとめぐろ‥でももういいよ
十分笑」
「なにがですか?おれ今日はきめてるんで。
伝えたいこと全部言いますよ」
そう言って笑うと、ダテさんも「なにそれ笑」
というように笑う。
彼の耳が赤くなってきてるのはきっとお酒のせいだけじゃないだろう。
完全に火がついた
「それでいうと、おれダテさんの白い肌好きなんです。触るとふわふわしてるし、マシュマロっていうか、雪みたい」
「意外と性格もふわふわしてますよね
昔はとっつきにくいのかなって思ってたけどまっすぐ真面目で情熱的で、でも頑固で。
それでいてピュアで、リアクションとか一挙手一投足が好き」
そんなことを言いながら、スキンシップの延長ように、少しとぼけて彼のいろんなところに触れていく。
「ありがとう」とか「そうかな?」とか言いながらしれっと俺の手を避けようとするけど
お酒のせいもあってうまく避けきれない。
いつもはそうすれば俺がすぐ身を引くから、
あれ、おかしいなと思っているのだろう。大人の余裕の仮面が少しずつ剥がれてきたようだ。
動揺がわかりやすくなってきている。
「め、めぐろ」
おずおずと俺を見上げてくるダテさん
いつのまにか押し倒してしまっていたようだ。
「なんですか?ダテさん」
笑顔でとぼけてみる
「いや、今日ちょっとち、かくな、い?かな」
はい。近いですね。
いつもの倍くらい近いですね。
なんなら俺がこんなに精神面で押してるの初めてでしょう。いつも俺がダテさんに翻弄されてたからね。
「いや、でした?」
いやとは言えないであろうと見越してわざと
子犬フェイスで仕掛ける
「いや、違う!嫌ってわけじゃないんだけど、ちょっといつもとなんかちがうっていうか‥」
最後にかけてゴニョゴニョと小さくなって目線を逸らしちゃうダテさん
え、ちょっとまて
めっちゃくちゃかわいいぞ。こんなの戻れなくなる。前みたいにいうこと聞いてばかりじゃいられない。
あまりの可愛さに顔が歪んでくる
「‥もういいでしょ、どいて?めぐろ」
羞恥心が限界になったのか、手で顔を隠してしまった。俺はまだ彼の片手掴んだままで、ちなみに彼は萌え袖である。そんな状態で顔を隠した途端また別のかわいいポーズが完成するだけです。
はい、かわいい。
少しは彼にもわかって欲しい。自分がどれだけかわいいか。無防備なのか。俺がどれだけダテさんを好きで、愛しているか。
俺がどれだけ今、危ない奴になっているのか。
優しく、でも力は込めて彼の顔から手を顔どかした。
何をするんだと言いたげにこちらを見上げたが、目があった瞬間、彼は目を見開き、息を飲んだ。
「め、ぐろ‥?」
「ちゃんとこっち見ててよ。ダテさん」
もう、止まれる気はしなかった。
彼は何か言おうとしたが、遅かったようだ。
俺はダテさんに深くキスをした。
コメント
1件
うわ、もう第3話からこんなにアツい展開になるんだ…! めぐろくん、完全にスイッチ入っちゃったね。いつも翻弄されてる側がここまで攻めるのは、それだけダテさんのことが好きで溜まらなかったんだろうなあ。萌え袖のまま顔を隠すダテさん、確かにかわいいしかっこ悪くない…(笑)。「もう止まる気はなかった」ってところでゾクッときたよ。続き、どうなるんだろう…! ぬ。さんの心理描写、絶妙ですね。