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🏺『〜〜さッむ…!?』
長い秋が終わりやっと冬に入ろうとしていたころ急激に気温が下がったようで、その時俺はぐーすか寝ていた最中だったため、そんなことは全くもって知らず、出勤しようと起きた時はあまりの寒さに驚いた
久しぶりに体を起こすと、アオセンに話しかけられた
🟦『つぼ浦〜?あ、起きてる』
🏺『アオセン…?ぁあ、おはようございます…』
🟦「ニュース見た?」
🏺『いや聞きましたよ。最近気温がなんとかかんとか』
🟦「……へー、それでこの格好なんだ」
🏺『これでも耐えれるもんは耐えれるんすよ』
🟦「今の時期大変だけどね〜寒いし」
俺の格好はアロハシャツとハーフパンツだけではあるが、分厚い警察服を年中着てるアオセンも人のこと言えない気がするが心の中でしまっておいた。
🟦「……それ以外は?」
🏺『はぁ?知ってますよ。だから気温がめっちゃ下がって〜……』
🟦「うん、まぁ、うん…そう、だね…」
🏺『ほらアオセン、強盗来たんで行きますよ』
そうアオセンに伝え、警察署の中から出ると冷たい風が肌を覆う。前起きてた時はまだ夏よりの気温だったはずなのになぁ、と感じていると同時に顔に少し冷たい氷のような雪のようなものが落ちたように感じた。
🏺『………?ま、いいか』
俺が車に乗ろうとドアを開けようとすると、アオセンが呆然と立ち続けているのに気付いた
🏺『……アオセン?早く行きますよ』
🌮「え!!つぼさんぱいせん!?!???ええ!!??」
アオセンではなくタコスを被ったひのらんが声をあげて反応した。
🟦「……やっぱ知らなかったんだ。つぼ浦?自分のこと見てみて」
🏺『…?』
アオセンが渡してきた小さな鏡を見ると、黄色だったはずの俺の目の色が水色のような色に変わっていた。
🏺『はぁ“!???!んだこれ?!』
俺が驚いて大声を出した瞬間に駐車場にいた警察官らが、なんだなんだと集まってきた
🌮「それあれですよ!!あの、気持ちによって目の色が変わるとか言うやつ!!」
🏺『はぁ…これ感情…?』
🟦「それ、顔に結晶みたいな小さいやつがつくとなるんだって。目には見えないらしいんだけど…感覚ある?」
🏺『確かに当たった気がするなぁ…』
だからアオセンとひのらんくんは被り物してるからなってないのか。まぁ被ってるから目の色はそもそも見えないんだけど
🏺『てかみんななんで知ってんだ?』
🟦「これね、つぼ浦が寝てる間にこの歪みが流行ってさ。まぁ2日ぐらいしかなんないっぽいんだけど、大体の人はこれなりたくないから帽子とか被り物被ったりするんだよ」
🏺『まぁ俺は見られたくないもんないから大丈夫だけどな!』
🌮「あおちゃん先輩?つぼさんぱいせんの今の水色はなんの感情でしたっけ?」
🟦「んー反応的に驚きとか困惑系かなぁ、俺も詳しくは知らないんだけど」
🏺『ん〜…まいいや。強盗行ってきます』
🟦「俺も一緒に行くよ」
俺はアオセンと一緒に車に乗って銀行に向かった。俺はいつも正直だし、困るものはないはずだ。言うて2日しかないし、困ったことがあったらすぐ退勤すればいいだけだからどうせ大丈夫だろう
・
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🟦視点
🏺『おーーい!!犯人出て来んかーい!!』
いつものように大声で犯人に尋ねる。さっきのことを何も思っていないような素振りだった、つぼ浦の目を見れば感情がわかってしまう状態でも何も変わらず、いつもと同じく仕事をしていた。普通は食らったら家から出ないとかすると思うんだけど。
裏表がないのはつぼ浦のいいところであるけどね
「3分間アタック禁止でいいか!」
🏺『だめだ!』
🟦「つぼ浦????」
🏺『よし、いいことになった』
つぼ浦の顔を見ると目の色が黄色に染まっていた。色的に楽しんでいるのだろう。まぁ目の色を見なくともわかる気がするけど
🏺『アオセン、いくぞ!!』
🟦「ん、はーい」
呑気に返事をしたはいいものの、結果はボロボロ。追いかけてる途中で事故って、車が道路の端の端に挟まって動けなくなっている。他の警察が応援に来てくれたことで、犯人は無事に確保したからいいものの、俺まで巻き込まれるとは…まぁ、つぼ浦が運転席に座った瞬間に予想はついてたけど。
🟦「でもなんで俺だけ死んでんだよ」
🏺『いやー運が悪かったっすね。アオセン側から車が倒れるなんてな』
🟦「くっそ…こっちはシートベルトしてるっていうのに」
🏺『俺が運転する時から運命は決まってたんすよ』
🟦「こんなとこじゃ電話しても救急隊なんて今から来てもらっても最低10分はかかるだろうなぁ……いや、忙しそうだったし20分…うーん……」
🏺『まぁ落ち着いてください、20分なんてすぐですよ』
🟦「お前はほんとになぁ…」
チェイスが長引いたせいで道路はあるが、ほぼ森のような場所にいるようだ。
車の中から外を眺めると、窓から見える景色は緑一色で、自然が生い茂っており病院とかけ離れたところにいるんだと実感した。今聞こえるのはつぼ浦の声と鳥のさえずりくらい。人影なんてあったもんじゃない
🏺『俺生きてるし、警察のバナーあるんで救急隊見つけてくれそうじゃないっすか?』
🟦「さっきぎんさんが救急隊忙しいって言ってたから病院から遠いと警察であれ、後回しにされると思う…よ…」
🏺『アオセンまじ眠そうっすね』
🟦「…寝ようかな」
🏺『こんなとこでですか』
🟦「気温もちょうどいいし、ラジオもいるしいいかなって」
🏺『誰がラジオだって?』
🟦「わはは、つぼ浦椅子倒してくんない?あとヘルメットも取って」
🏺『なんで俺が』
🟦「誰のせいでこんなことになってると思う?」
🏺『………くそ』
🟦「んふふ、じゃあ救急隊来たら起こして」
🏺『俺が寝れないじゃないっすか……!!!アオセンお……と…………てく……さ…………』
ごめんねつぼ浦。早い者勝ちなんだ。俺はつぼ浦がギャーギャー言ってるのを無視しながら瞼を閉じて眠りについた
🏺視点
くっそ、やられた。アオセンが寝てる時に俺が寝たら救急隊が一生見つけてくれないから俺も寝るわけにはいかない。忙しい時に電話したら迷惑だろうし
そこまで考えておいて寝るとかおかしいだろこの先輩。アオセンの体を揺さぶってみても大声を出してみても反応を示さなかった
🏺『なんなんだこいつぅ…!!』
起こすのも疲れたのでアオセンの顔を見る。
普段つけているヘルメットを外しているアオセンはたまに見たことはあるが、こんなにじっくりみるのは初めてだなと思う。
よくみると鼻筋がスッキリと通っていて肌は色白で、正直こんなに顔が整っているのにヘルメットで隠している理由がわからない。俺だったら堂々と見せびらかすと思うんだけどなァ…
特にこの目だ。今までいろんな人と関わってきたがこんなに透き通った海のような青色の目は初めてで美しいと思った。
その目で見つめられると胸がザワザワして落ち着かなくなる気がする。
🏺『………』
俺はそっとアオセンの唇に人差し指を当ててみる。
🏺『〜〜〜〜ッ!//何してんだ俺…//』
🏺『でも、別に起きてないし…いい、よな』
俺はアオセンを数枚写真に収める。別にレアだから撮ったんだ。いざという時に使えるように。それ以外なんか使わないし
これ以上アオセンを見てるとおかしくなりそうだ。
俺はアオセンに目を背けるように窓を眺めながら救急隊を待った。窓から反射する俺の目には黄色の上にほんのりピンク色が混じっていたが、俺はその時は気づかなかった。
・
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その後無事に救急隊が見つけてくれ、俺たちはちゃんと警察署へ戻ることができた。
🏺『……ッはぁ…疲れた…』
救急隊は思ったより早く駆けつけてくれたが、あの時間は1分1秒が長くて、無駄に体力を使った。でもあの時間が居心地が良くて離れたくなかった。あれ、すごい矛盾している気がする
あとちょっとこの目についてわかったことがある。あの時間で調べたところ、喜怒哀楽の喜は緑、怒は赤、哀は青、楽は黄だそうだ。あと不安とか困惑などは水色になるぐらい。その他の感情はあまり判明していないらしく詳しく記載されていなかった。
🟦「んー!疲れ取れたぁ」
🏺『いいっすね。呑気で』
🟦「ああ、そうえばつぼ浦俺が寝てるから寝れなかったんだったっけ。おつかれさま」
🏺『本当最低最悪すね』
🟦「上官の俺に言ってる?」
🏺『なんでもないっす』
🟦「あはは、そうだよね」
俺はこのアオセンが笑って話してくれる時間が結構好きだ。疲れてたはずの俺も何故だか回復してきているように見える
この幸福な時間に浸っていると無線から後輩の声がした。
無線
🦀「「誰か警察体験の子に教えてくれないですか〜?俺事件対応しないといけなくてできないんで」」
🟦「「んー俺やろうかな。どこいる?」」
🦀「「警察署の1階にいるっす」」
🟦「「りょうかーい、今行くね〜」」
🟦「ごめん〜じゃあ俺教えてくるね〜」
🏺『ん、はい』
もう少し話していたかったけどいっか。教えてる時は大型は行けないからその後結構暇になるだろうしその時に話せばいいし
俺は鼻歌を言いながらパトロールに向かった。
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パトロールをしてる最中に偶然近くに銀行強盗が起きてしまって、思ったより警察署に戻るのが遅くなってしまい空はオレンジ色に輝いていた。
🏺『なんか雨降りそうだなぁ』
そんなことを思いつつ本署の中へ入る。と、2階から楽しそうな女性の声とアオセンの声が聞こえた。
🏺『……誰だ』
そっと2階へあがると、さっきの女性とアオセンが話しているようだった。その女性は南署ではあるが俺と同じ警察官で俺も話したことはある人で少し面識がある。アオセンの後輩で俺の先輩だ。
「それでですね〜!!」
🟦「へーすごいね、あれもそうだったの?」
「そうなんですよ………!」
どうやらその人も歪みをくらってしまったらしく、目の色が変わっていた。
目を凝らして見てみるとその人はピンク色に染まりかけているような色だった。俺はピンク色なんて見たことも聞いたこともなかったからびっくりして声が出そうだった。
でも絶対わかるのは女性はアオセンに好意を持っているということ。距離を縮めようと近くに寄ってるし心なしか顔が赤くなっている。
ピンクは恋愛感情的なやつなのか…?
まさかこの歪み、そういう感情も色に出るとは。
🟦「はは、まじか〜笑」
「でさーwその男が〜」
アオセン、楽しそう。いやいや別に俺は関係ないし、アオセンがもし、あの人が好きだったとしても、別になんも思わない、し……
俺は無意識にアオセンが話しているところに走り出してしまった。
🏺『…おーい!!あの、南署の!』
「あ、つぼ浦さん!こんにちは〜」
🏺『あの、ちょっとこっちきてくれないか?』
「え!はい!!」
俺は階段で1階に降りる。階段の途中でアオセンを見てみると、心なしか悲しそうだった。やっぱりそう、か。そうだよな、あの人、普通に面白かったし話しやすかったしアオセンが惚れても違和感はない、けど
「…つぼ浦さん?話って……」
なんとなくドアをみると反射した俺の姿が映っていた。その俺の目には薄いピンク色が輝いているのが見えた。
最悪だ
🏺『…ああ、すまん。俺用事できちまった』
「え、…ちょっと!」
俺は無我夢中で走り出した。署に出る時に何人かに声をかけられて気がするが、全く耳に入ってこなかった。雨が降り始めても気にせず、とにかく遠くに走り続けた
アオセンがいるところから離れたかった。アオセンにこんな俺の姿を、見られたくない。
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結構走った頃だろうか、小さな商店街が見えた。灯りがところどころ付いてるぐらいでとても暗く、心なきすらまったくいなかった
多分服屋だったであろうお店の鏡を見ると俺の目は紫色になっていた。俺の心の中でいろんな気持ちがぐるぐるしている。この紫はそのいろんな感情を表そうとして混ざったのだろうか。
…わかっていた。なんとなくアオセンに対する気持ちは。でも俺はずっとこの感情を無視していた。
多分警察体験の頃からだと思う。無意識に目を追っていたのは。
アオセンは職業関係なく熱い信頼を置かれていて、仕事ができて先輩からも頼りにされている。少し抜けてるとことか、努力を隠してずっと1人で練習しているとことか。ずっと俺は見てきた。
それに比べて俺は車やヘリの運転もままならないし、俺が運転しようとしたら毎回心配そうな顔をされる。アオセンには迷惑かけっぱなしだし、何回怒られたかわからないぐらい。
ずっと見てきたからこそわかる。俺とアオセンとじゃ、比べる土俵が違う。
だから伝えるだけ無駄で、迷惑になる
考えるだけで喪失感、孤独感、虚無感で吐きそうだった。
恋とはこんなにも綺麗で、哀れで、苦しいものなのか。どうせなら知らないままだったらよかった
のに。
自然と涙が溢れてくる。何年振りに泣いたのだろうか、警察になったら泣かないと決めていたのに。
このまま退勤しようか、なんならこの気持ちが無くなるまで寝てしまおうか、なんて考えていると後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
🟦「……ッはぁ、はぁ……つぼ浦?」
🏺『………アオセン?なんでここ…』
🟦「つぼ浦が急に走り出したのが見えて…なんかあったのかなって思って」
俺はアオセンに背を向けて話す
🏺『な、んでもない、すよ。だいじょぶっす、さき、いっててください。おれ用事あっ、って』
早く止まって欲しいのに何度涙を拭いてもぽろぽろと涙が流れ落ちていく。なんならアオセンと話しているとどんどん涙の量が増えてる気がする。
アオセンにこんな姿見せなくないのに、こんな、情けない姿。
🟦「つぼ浦?嘘はつかないで。何があったの?」
🏺『ッ……』
アオセンは俺を見抜いているようだ。ああ、この人には敵わない。そういうとこだ。人のことをほっとけなくってお節介で。どうせ言い訳しても本当のことを言うまで離してくれない。
俺は一瞬躊躇った後ゆっくり口を開いて話し始める。
🏺『……ッおれ、おれッ…あおせんが別の人と話してるの見るとッ苦しくて…前までこんなことはなかったのにッ…』
いざ声に出すと、ずっと思っていた気持ちが溢れ出していた。
アオセンは驚いて固まっていた。そりゃあそう、面倒見てる後輩から急にそんなことを言われたらまぁそうなるだろう。
🏺『おれずっとわかんなくて…なにがなんだか、初めてのことだらけ、で、……男が男を好きになるとかおかしいっすよね…』
🏺『ああ、…言うつもりなかったのに…アオセンはさっきの女の人がいますもんね。おれなんかがアオセンと釣り合うわけないのにッ…』
🟦「つぼ浦まって」
🏺『……おれ迷惑っすよね…気持ち悪いっすよね…アオセンが言うなら今後一切話しかけないし、警察、やめることだって…………』
出来れば消えてなくなりたかった
俺の顔を見られたら隠してた気持ちはわかってしまうだろうか。俺に失望するだろうか
🟦「つぼ浦」
🏺『ッ……」
🟦「……つぼ浦、こっちみて」
目だけを動かしてアオセンを見ると、アオセンは青鬼の被り物を外していた。
🏺『…………?』
アオセンの目にはいつもの青色が美しく映っていた。外したら歪みにかかっちゃうのに、なんでわざわざ…
🟦「つぼ浦、俺の目、見て」
🏺「ッえ……」
アオセンの目は青に光る目から、瞬く間にピンク色に変わっていった。ピンクって……あれ…?
🏺『…ぇッ……!?アオセン…?』
🟦「アオセンだよ。つぼ浦の大好きなアオセン」
🏺『…ッでも!だってアオセンはさっきの人が好きなんじゃ……』
🟦「そんなわけないじゃん、目の色見たらわかるでしょ?ほら」
アオセンの目の色は揺らぐことない真っ直ぐなピンクで宝石のようにキラキラと輝いていた
🏺『〜〜〜〜ッ///!?ぇ“……いや、そんなわ、け………』
🟦「まだ信じられない?」
呆然と立ち尽くしている俺を安心させるようにそっと抱きしめた。
🟦「好きだよ、つぼ浦のこと」
ずっと心の奥で待ち続けていた言葉を、やっとアオセンの口から聞くことができた気がした。
何度も想像して、何度も諦めかけて、それでも消えなかったその一言を、受け取れたことが嬉しくてたまらない。
止まり掛けだったはずの涙がまた出てきていた
🏺『〜〜〜ッッ///ほんとに…?ほんと?』
胸が弾けそうなくらい熱かった。こんな気持ち、始めたなはずで、うまく行くわけないと思っていたから何よりも嬉しくて。
🟦「本当だよ。つぼ浦は?俺のことどう思ってる?』
🏺『ッ…//わかってるくせに……』
🟦「俺言葉にしないとわかんないからさ、つぼ浦の声で聞かせて?」
🏺『〜ッ//』
🏺『………おれ、…もッ…好きだ……///』
🟦「んふ、俺も好き」
本当に意地悪な人を好きになったものだ。
涙と雨で服がびしょびしょなはずなのにずっと顔が暑いままで、寒いのか暑いのかわからない。
でもこの時間がずっと続いてほしいと心から思った。
俺たちの目にはさっきよりも濃いビビットピンクが反射しあって見たこともない、宝石より綺麗な色が混ざり合っていた。
・
・
・
🟦視点
昨日俺らは晴れて恋人になった。だけどつぼ浦からのお願いで、警察のみんなには付き合ったことを秘密にしておいてほしいらしい。多分時間の問題だと思うけどね
それはそうとまた犯罪者からクレームが来た
🟦「つぼ浦ぁ??????またクレームきてんだけど!!」
🏺『あぁ“?あっちが最初に煽ってきたんすよ!俺は何もやってないぜ!』
🟦「ほんっとにお前はなぁ………」
🌮「仲良いね〜あの2人!」
🦀「ほんとっすよね」
恋人になったとはいえ容赦はしない。まぁ、恋人ってバレないようにするだけだし、仕方ない
つぼ浦と言い合っていると銀行強盗の通知がなった。つぼ浦を見ると本署の出口を見てることに気づいた。
🟦「は〜い、いかせませーん」
俺はつぼ浦が行動するよりも先に出口を塞ぐ。
🏺『うあぁあああ“くそッ行かせろ!!』
🟦「無理で〜す。クレーム対応してからね」
🟦「あと」
🏺『あとぉ?』
🟦「つぼ浦さっきの大型で足怪我してるでしょ。ちょっと安静にしといてよ?俺もクレーム作業一緒に手伝うからさ」
🟦「俺が心配するでしょ?」
つぼ浦に小声でそう伝えると、つぼ浦の目がピンク色に染まり出しているのが見えた。あ、やべ、まだ歪み治ってないんだった。可愛くてつい
🦀「つぼ浦さん?歪みのやつのピンク色初めて見たんすけどなんなんすか?他のやつは知ってるんすけど」
🏺『ッえ!??ぁ…〜えっと…ぁ!あれだ!新鮮!アオセンが優しいのが新鮮だったなって思ってな!!』
🦀「…へーそんな色なんすね」
なんか成瀬勘付いている気配はするが、まぁ後で口止め料を払えばなんとかしてくれるだろう
そんな時、署内で、女性の声が響いた。
「青井先輩!!あの!好きです!付き合ってください!」
声の正体はさっきの南署の後輩だった。署内は成瀬とひのらん、狼恋とか色んな人がいるのにこの人すごいなぁ。多分結構自信あったんだろうけど俺にはつぼ浦がいるし
後ろにいたつぼ浦に目をやると、ずっと無言のままだった
大声で言ったもんだから1階に人が集まってきた。流石に囲って見るとかはしていないが、俺の返答が気になってを聞こうとはしているようだ。
俺が口を開こうとした瞬間、つぼ浦が動き始めた。
みんなが頭に「?」を浮かべているうちにつぼ浦は俺の頬に背伸びをしながら触れるだけのキスをした。
「……は?」
🏺『俺が先に取っちまったんだ、悪いな!』
つぼ浦は女性にそう言い残して立ち去ろうとしたので、つぼ浦をこっちに引き寄せてお姫様抱っこをする。ついでにヘルメットを外して見せつけるように唇にキスをした。
🏺『ッぁ…〜〜〜///』
周りの人は今だに状況が理解できておらず、固まっていて、つぼ浦はこれでもかと言うほど顔を赤くしている。
🟦「そう言うことだからさ、ごめんね」
お互いの目はピンク色に染まっていた。
つぼ浦を見ると火がでそうなくらい限界そうだった。ここ多分凍りつくか、大騒ぎになるかの2択だけど…多分後者だろう。
俺はつぼ浦を抱えたまま走って逃げ出した。
🦀「ええ!?????どういうことっすか!!」
🐺「そこマ!???!詳しく聞かせろぉ!!」
🌮「あおちゃんせんぱいとつぼさんせんぱいが…!!!ってこと!!???」
🧢「おい!追いかけるぞ!!!!」
案の定追いかけられている。俺らは徒歩だから車でこられたら一瞬だろう。一旦まずいか
🟦「つぼ浦」
🏺『ッああ、いつでも!」
つぼ浦は俺から降りてロケランを取り出す。慌ててる面々がいっぱい居るが、こればかりは仕方ない。
盛大にロケランで爆破させて無事に逃げ切った。
後ろで悲鳴や絶叫が聞こえてくるが無視して走り続けた。
走って着いた先は浜辺で海がよく見えると有名な場所だった。俺たちは砂浜で座る
🟦「ッはぁ……つっかれた〜…」
🏺『こんな走ったの久しぶりっすよ』
🟦「……てかばれちゃったね。一瞬で」
🏺『…思い出しただけで死にそうっす………//』
🏺『くそ…あの人がアオセンに告んなければバレなかったってのに』
🟦「ぁ、そうだ思い出した。つぼ浦、慣れてる?もしかしてそういうの」
🏺『ぁ“?そういうのってなんすか』
🟦「つぼ浦からキスしてくれたじゃん。慣れてるの?」
🏺『………ッはぁ!???んなわけ…!………あれ、ファーストキスなんすけど………//』
経験は少ないとは思っていたがそれほどとは…見た目チャラそうなのにそこまでピュアだとは思わなかった。かわいい
🟦「…え?最初のキスが見せつけのためしてくれたの???かわいすぎ」
🏺『…あーゆー人は粘着するタイプなんで見せつけないとといいますか…てか唇じゃないし!』
🟦「とか言って、まだ不安だったんじゃないの。もしかしてあの人のこと好きなのかも…とか」
🏺『…………』
🟦「あはは、図星〜。言っちゃうけどあの人元々つぼ浦のことが好きだったんだよ」
🏺『ぇ”、?でもあの人アオセンのことが好きなんすよね?」
🟦「流石に好きにならならないでとは言いずらいし、広められる危険もあるし、何回か優しくしたら好きになるかなって思って。まぁ、あんなとこで告白されるとかびっくりだったけど」
🏺『へぇ…!』
🟦「俺とあの人が話してる時のつぼ浦悲しそうだったから、てっきりあの人が好きなのかと思って、走り出した時は本当に何も考えれなくなったもんだよ」
更にそういう噂もあったことを伝えるとつぼ浦はプラスで驚いていた。
🏺『ふふ…』
🟦「…何笑ってんのさ』
🏺『いや、アオセンがそんな思ってくれてたって分かって嬉しくて…………………』
🏺『………ぁ“……//今のなし!!!!』
🟦「ごめん録音した」
🏺『はぁ”!?????//消せ!!!!!///』
🟦「やだね〜」
夕焼けに反射して海がキラキラと輝いていた。ただでさえつぼ浦が眩しいというのに太陽の光で前がピカピカとして見えずらい。
知らないと思うけど昔からつぼ浦は無意識のうちに色んな人たぶらかしてて危なっかしかった。だから今回以外にも俺が色んな小細工をして変な女が近づかないようにしてたけど気づいてないっぽかった。
でもこれをつぼ浦に伝えるのはまだ先でもいいかも。つぼ浦に伝えるのは同じ気持ちなのことだけでいいから
🟦「…好きだよ」
🏺『…………お、れも』
今の汚れがない、
お疲れ様でした‼️どうでしょうか‼️
こういう系の小説も大好きです‼️‼️🫶
100人記念で長編作るかもしれないです‼️
あとついにほぼ🌵受けフォロワー限定にいたしました‼️なんとなくです‼️