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🎼☔️視点
怖い。どんなにすち兄が優しいかわかってる。
怖い。先生だってこさのために声掛けてくれる。
それでも怖い。優しいってわかってるはずなのに。
コンコンッ
🎼🍵「こさめちゃん、ドア越しで少しお話しよう。担任の先生とお話してきたよ。今こさめちゃんが思ってることを話して欲しいな。」
🎼☔️「ッッッ」
助けて欲しい。”助けて”って言いたい。
なのになんでこさの声は出ないの?
🎼🍵「こさめちゃん。会いたくないなら会わなければいい。学校に行きたくないなら行かなければいい。話せないなら書けばいい。ね?」
🎼☔️(なんでポロポロなんでこんなにすち兄は優しくしてくれるの…泣優しいのになんで声が出ないの?)
🎼☔️「た…ポロたすけ…て、、、ポロポロ」
🎼🍵「うんニコやっとこさめちゃん言ってくれたね。もちろん助けるよ。」
言えた…言えたのに震えが止まらない。怖い。
すち兄にやっと助けてって言えたのに…怖い。
🎼🍵「こさめちゃん。必ずお兄ちゃんが助けるって約束する。その為にはこさめちゃんからお話聞きたいな。」
怖い。怖い。怖い。それでもお話したい。
声が出ない。なのに怖い。
🎼☔️「うんッッッ泣ポロポロ」
この扉の向こうにはすち兄がいる。
開けたい。
開けてお話したい。
でも人と会うのが怖い。
何されるかわからない。
“話せないなら書けばいい”
本当はすち兄にお話したい。
すればすぐに解決してくれる。
そんなことはわかってる。
それでも怖くて声がでない。
なら書けばいい。
泣きながら書いた。
必死に。
今思ってることを精一杯。
ドアの下からノートの切れ端に書いた助けてを送り出した。
今はまだ人と会うのが怖い。
それでもこさめのできる限りの表現。
表し方で助けてを言えた。