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日本愛され
日本 社畜、無理しちゃうタイプ、常に他人第一、秘密を隠している…?
アメリカ 行動力に満ち溢れてる、仲間思い
日本「ZZZ…」
ハッと目を覚ますとそこはオフィスだった。
最近、残業&連勤漬けで眠気に逆らえなかったらしい。
そして、目の前に広がる上司から、押し付けられた書類の山。これこそ、悪夢だ…
日本「うわぁぁぁぁぁ、書類片付け終わんないよ〜!!」
日本「もう、PC見てると、目がショボショボする…歳かな?」
こんなにも周りは若い子でいっぱい…
私も、そんなに歳じゃないと思うんだけどな…?
もうすぐ、昼のチャイムが鳴ろうとしている頃…
?「Hi!日本、どうした?そんな死人みたいな顔して!?」
日本「死人だなんて…失礼ですね…元々この顔ですよ…」
?「そうか?休日は太陽みたいな清々しい笑顔してんのに?」
日本「太陽だなんて、大げさな…」
この方は「アメリカ」さん。私の同僚であり、私と違って優等生社員。
明るくムードメーカー。私とは、真逆の立場で生きる存在。
日本「アメリカさ〜ん!!なんで私って書類を片付けてる途中で寝てるんでしょうか!?」
アメリカ「う〜ん…それは、日本の問題じゃないからな〜」
アメリカさんは、長く考えた後、ひらめいたように人差し指をピンと立てた。
アメリカ「そうだ!まず、日本に書類を押し付けてくる上司を全員、◯してしまえばいいんだよ!!」
日本「ちょ、そんなことしたら、一発で刑務所行きですよ!?」
止めようとしたが、アメリカさんは爽やかな笑顔で全力疾走していった。
日本「え!?あ、アメリカさ〜ん!!?」
もう無理だ。諦めよう。もう止められない。
日本「はぁ…お手洗いにでも行きましょうかね〜」
ある程度、書類を片付け終わったし、ちょっとくらい自分の時間に使ってもいいですよね〜
そんなことを考えながら個室に入ると、
グラグラッ ガタガタッ バキッ
日本「え!?か、会社が揺れてる!?」
何かが崩れる音が、しきりに鳴り響く。
私は怖くなってしゃがんでいたが、数分経つと、逆に怖いほどに静かになった。
日本「先程まで、私が居た階からすごい音がしましたけど…」
ボロボロになった階段を踏み外さないように、進んでいくと…
日本「な、なんで…どうして…?」
そこに広がる光景は、崩れた天井や棚に押しつぶされ、私以外全員の社員が亡くなっているものだった。
そこには今さっきまで元気だった、アメリカさんの姿も。
日本「あ、アメリカさん!!大丈夫ですか!?起きて…起きてくださいよ…!!」
アメリカさんの体は既に冷たく、頭や体からは吐き気を催す程の血が出ていた。
日本「…ッ」
ああ、なんでだろう。なんで、こんなことになったのだろう。
諦めきって天井を見上げると、
日本「あ、」
一際大きな瓦礫が頭に降ってきた。
グシャ グチャ
生々しい音が静かなオフィスに響いた後、自分の視界は真っ赤に染まった。
意識が遠のいていって…
そこから、私の記憶は無かった。
コメント
1件
はい。何だコレ?って思ったそこの貴方🫵 何故「日本愛され」って書いてるのに初っ端からなんで最悪な状況だよ!? って思いましたよね?あと、前回の「高嶺の花」と関係ないじゃんって思いましたよね? あ、まずアメリカ推しの方々、すみませんでした。 次回から、ちゃんとお話の内容を分かるようにするので…ごめんね😓