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🍆体調不良
愛され。とにかく甘やかしたいメンバー。
フィクションです。
ご本人様とは無関係。
短いお話です。
ゆっくりお楽しみください。
3Dキャラクターをそれぞれが動かし罰ゲームをかけた真剣勝負をする企画。そんな撮影中の出来事だ。
「あっつ!?」
「え?」
ぼんじゅうるの手がMENの手にぶつかった瞬間。MENは勢いよく手を弾きぼんじゅうるを見て叫んだ。
「なになに?」
ドズルが2人に近付く
「や、ドズさん、この人熱あるんじゃね?」
「え?」
「んー?どれどれ?」
ドズルは戸惑うぼんじゅうるの額に手をあてがう。
そこは燃えるように熱くよく見たら目も充血していた。
頬もほのかに染めている。
「…はぁー、ぼんさん?これ熱あるよ?」
「えー?そう?動いてるから熱いんだよ」
その会話を聞いていたネコおじが、遠くからやれやれと体温計を持ってきた。
「はい、ぼんさん、測ってみて」
「んー、いいけど、本当に何ともないんだけどな?」
ブツブツ文句を言いながら体温計で熱を測り出すぼんじゅうるを目尻に、ドズルは「いやーMENよくやったよ、この人ほっとくと倒れるまでやるから」と放つ。
「そこまで俺、鈍感じゃないよ?」
「いやいや、クソ熱いですよ!?なんで分からんの?」
MENはぼんじゅうるの手を掴み近づいてきたおんりーにも触らせると、おんりーも顔を顰めた。
「なーんで、これで分からないんですか?」
とゴミでも見る目線を送る。おらふくんも「うわっ熱!」ともう片方の手を掴む。
「ネコおじ、ごめん、今日のぼんさんリスケして」
「はい、大丈夫ですよ。この後のスケジュールは調整しました。」
さすが仕事が早いね!と笑いかけるドズルに、「俺、自分の体調くらい管理できますが?」とぶすくれるぼんじゅうる。
ぴぴぴと機械音がし、体温計を取り出したぼんじゅうるは、
「げっ」
と顔を顰めピッと黙って体温計の電源を切った。
「うわ!ぼんさん!何消してんすか!見せてくださいよ!」
「いやいや大丈夫大丈夫、熱なかったよ」
体温計をネコおじに返し「よし仕事しようか!」とドズルへ振り返った瞬間、グラりと歪む視界、ぼんじゅうるは「あ、やべ」と呟き前へ倒れ込む。
「ぼんさん!!」
間一髪でドズルがその身体を支え床への激突を免れた。
「っはぁー、はぁー」
「ばか、だから熱あるって言ったんですよ!」
アドレナリンで何とか持ちこたえていた身体は体温計の温度を見た事で途切れデバフが一気に押しかかったのだ、ぼんじゅうるは眉間に皺を寄せ肩で息をしながらブルブルと震えていた。
おんりーが毛布を持ってきてぼんじゅうるへ被せてくれたが悪寒は増すばかりで震えが止まらない。
「ぼんさん、体温計の素敵な機能知ってます?」
ネコおじがそう話しながらピッと電源を入れた。
「……前に測った体温が起動時に表示されるんですよ?」
電源を入れてすぐ、そこには「39.5℃」と表示されていた。
「っ本当にあなたって人は!」
ドズルはぼんじゅうるを軽々と抱え上げブツブツと文句を言いながら仮眠室へ連れて行く。その後ろからはメンバーがこれまた小言を並べながら付いてきていた。
「ぅぅ〜」
ドズルの首に手を回し額を擦り付ける。熱で犯された頭はズキズキと痛み出し冷や汗をかいている。滅多に甘えてこない最年長がこういう時は甘えてくれてドズルは満更でもなかった。
「本当に、困った人だよ。」
「ドズルさん同感ッス、この人本当にこーいうオーバーフローした時しか甘えてこないのなんなんスかね?」
MENはドズルの隣に並び、ゆらゆら揺れるぼんじゅうるの髪を撫でながらため息をこぼした。
「仕方ないよ、やっぱり最年長としてのプライドもあるし。甘えるって辞書に無いのよこの人。」
「本当に不器用な人ッスね」
2人がボソボソと会話をする。
「んーん」
何か文句を言いたいのかぼんじゅうるは唸る。言葉を発するのもダルいのだろう。髪を撫でるMENの手もそのままにやられっぱなしにしている。
「氷枕準備してきますね」
「なら、僕はぼんさんの荷物まとめて仮眠室に置いてきまーす」
おんりーとおらふくんがトコトコと走り出した。ネコおじは携帯でどこかに連絡を取りながら「僕も仮眠室セットしてきます。」と走り出した。
ドズルはそんな皆を見ながら抱え上げてるぼんじゅうるの額に唇を寄せた。
チュッというリップ音と共に「あ、やべしくった」と隣で並ぶMENを見た。
「…やりたくなる気持ちも分からんでもないですが、ぼんさんの記憶が無いのをいい事に…」
「だよねぇ〜」
ついついこの最年長を甘やかしてしまう。そして愛くるしく思ってしまうのだ。MENもその気持ちがあるようで「ぼんさんが嫌がることはダメですからね」とドズルに念を押す。
2人は眉間に皺を寄せ寝息を立て出したぼんじゅうるを起こさないようにゆっくりと仮眠室へ向かった。
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