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こんにちは
くくるです
⚠️🇷🇺🇧🇾
旧国☭出ます
ベラルーシ視点
「……んむ……」
気付いたら、ベッドの中だった
昨日、ウトウトして……そのまま……?
でもここ、僕のベッドじゃない
起き上がろうとすると、隣から凄い力で引っ張られた
ようやく治った右腕が、また引きちぎれるかと思った
「どこ行く」
その正体は兄さんだった
僕は兄さんと一緒に寝ていたらしい
久しぶりだな…そういえば……
「どこにも行かないよ、にいさん」
自分の声が思ったよりも寝起きで、びっくりした
「…ん、そうか」
「……もうちょっとだけ、ねてもいい?」
兄さんは驚いたように目を見開いた後、ふわっと笑って、
「いいぞ」
と言ってくれた
僕は嬉しくなって兄さんを抱きしめ、そのまま……また目を閉じた
また苦しくなって目が覚めたらやだなぁ
そんなことも思いながら、夢の世界に意識を投げた。
『白ロシア』
懐かしい呼び名
振り返ると、父さんがいた
僕はその姿を見て、いても立ってもいられず一目散に駆け出した
その勢いに任せ、父さんの身体にしがみつく。
父さんは、突進してきた僕の身体を優しく、強く、抱きしめ返してくれた。
「会いたかった……!」
僕も、できる限り強く、父さんを抱きしめながら、何回も何回もそう言った
その度、父さんは頷いてくれた。
暫くして、僕は父さんの顔をまじまじと見つめてみた
父さんは、暖かい笑みを浮かべたままキョトンとしている
『どうした?白ロシア』
「んーん。なんでもないんだけどね…」
本物の父さんだ
僕は父さんのほっぺたにキスをして、また父さんの胸に顔を埋めた
『甘えん坊だな、白ロシアは』
抱きついたまま離れない僕を、父さんは優しく撫でてくれた
父さんの大きな手のひらは、この上ない安心感があった
父さんに撫でられるのが、1番好きだ
「父さん、あのね、僕ね____」
いっぱい話した
今までのこと
最近のこと
ウククが出ていってしまったこと
兄さんが辛そうだということ
父さんは相槌を打ちながら、真剣に話を聞いてくれた
『そうか……ロシアが…』
父さんはあぐらをかき、その真ん中に僕を置きながら、考えるような仕草をした
『…それでは、アメリカに頼るのはどうだ?』
「アメリカさん…?でも……」
『大丈夫だ。白ロシア、俺を信じろ』
大丈夫なのかな……
アメリカさんはウククの味方だし、兄さんの一番の敵だし……
でも、僕が考えていたとおり、アメリカさんほど力がある国なら、兄さんのことを助けてくれるのかも
話してみたいな
兄さんが、もう辛い思いしないように
アメリカさんと、交渉してみよう
コメント
2件
アメカスかぁ…まぁアメカスなら大丈夫…かなぁ?
アメリカさんか… この先の展開がヒヤヒヤとちょっとした期待が高まるっ!