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初作品 ➴ 依存体質
色んなモノに依存してきた 。
今まで 、 何から何まで 大好きで 。
共依存 … 何で素晴らしいんだろう 。 なんて思ったりもした 。
一方的に思っては 、 重すぎるって嫌われて 、 依存体質を治そうなんて思ったけど
結局無理だった 。
だから 、 この体質を隠すことにした 。
今の恋人 … 。 きんときに 。
もうきっと彼に依存しきっている 。 どうせまた 振られるくらいなら 、 隠し通せばいい 。
彼もきっと … アイツらと同じなんだろうな 。
彼とまともに話すことができない 。
だから疑った 。
「 浮気してる ? 」
って 。
今更だけど 、 俺 、 知ってるんだ 。 キミが 依存体質なの 。
好都合で … 。 それに愛しさが溢れ出てきた 。
今までキミを振った人も振った時刻も 、 どんな表情をしていたか 、 も覚えてる 。
初めて彼氏を作った時のコトだって 、 鮮明に 脳に刻まれているんだ 。
俺のシャークん 。 俺以外が傷付けていい訳ないでしょ ?
確実に俺のものにするために 、 お金と交換して 彼を振るように仕向けた 。
それで 了承するなんて 、 シャークんへの愛はそんなものなの ? と 思って 、 みんな俺が殺したんだ 。 ねえ 、 シャークん 。 聞いて ?
シャークんを振った彼氏たち 16人 ぜんいん 俺が葬った 。 あの人たちの 苦しそうな表情 … たまらなかったよ 。 それだけで 許して貰えるのを 嬉しく思って欲しいくらい 。
シャークんは 俺に … 俺だけに愛されていればいいの 。
だから今日も嘘を吐く 。
「 〇〇ちゃん って 可愛いよね 」
なんて口にする 。 彼の顔見知りの子 。
それで真に受けて 、 残酷そうにする彼は ほんとぉに 愛らしい 。
それに愛おしさが止まらない 。
大好きなキミなら 、 俺のアイのカタチだって 、 受け入れてくれるでしょ ?
だって 、 キミの大好きなオレからの アイ 、 だから 。
最近 、 きんときの様子がおかしい 。 もう末期かな 。
と 、 一滴の水が 服を滴らせる 。 目の前の液晶画面に 、 指を触れる 。 そう 、 シャッターを切った 。
もう 、 お別れの時 、 が来たようだ 。
一番好きだった 。 俺じゃだめなの ? なんて 頭の中が偏った言葉で埋め尽くされる 。
アソビ だなんて 、 聞きたくも 、 思いたくもなかった 。
目の前で彼と女な人が手を繋いだり 、 ハグをしたりするのを 数十回もみてきた 。
コレって 、 蛙化ってやつなのか ?
もしかしたら 、 もう 嫌いになれたのかもしれない 。
別れを告げれば 、 嬉しそうにする ? 彼の幸せを願ってるから 、
こうしようか 。
今までの 他の娘 との 写真を一斉に 送りつける 。
その写真が送り終わると 、 黒い雲が 辺りを暗く染め 、 大粒の雨 が 全身を 包み込んだ 。
これでいい 、 と 言い聞かせ 、 暗闇を1人 明かりも付けずに 足を進める 。
いきなり 背後から熱が伝わって 、 振り返る 。 大好きだった彼だ 。
「 なんで 、、 いるの ? 」
雨と共に 、 別の液体が頬を濡らす 。 眼という雲から 水が流れ落ちる 。 滝のように 。
『 俺のこと 嫌い ? 』
質問には答えてくれなかった 。 その代わり 、 初めてされる キス を 受け取る 。
『 意地悪 してごめんね ? 』
初めて聞く 彼の甘い声に 胸が締め付けられるように 苦しくなって 、 すきなのかきらいなのか 区別が付かない 。
「 俺 まだ 嫌いになれてないよ 。 きんときのこと 、 だから 許す …… 笑 」
彼が例え 俺のことが嫌いでも 、 俺はきっと 永遠に彼が好きで 忘れられないんだ 。
別れの言葉なんて 思いつかないみたい 。
続きます