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続き見たいです…🙇
久しぶりの臧ちゃんの蘭春、、、やっぱ好きだ、、、🥺🥺
『鏡の子と高嶺の故人』
ファンタジー
らんはる
僕の鏡には人が住んでいた
僕が鏡を見た時だけ
特別に現れてくれる。
鏡は今は亡き最愛の祖母からもらったものだ。
ある時、その人に話しかけた事がある。
いつになったらでてきてくれるの?
そう聞いた。
返事は数秒経った時に返ってきた。
『いつか会えるさ』
『君が大きくなったらね』
小学校時代の頃、
僕の顔には傷ができたから
鏡を見ることが少なくなってしまった
あの人には逢いたいけど
もし、あの人が現れなかったら、
自分の醜い顔を見ないといけない。
そう思うと、中々手に取れなくなっていた
『,,,我慢しなきゃ、』
『,,,,,,俺がマイキーを守るんだ』ポロポロ
5年後
俺が高校に上がってから2年目。
日々平凡な生活を送っていた。
ある日、掃除をしていたら
人が住む鏡が出てきた
久しぶりに覗いてみよう。
そう思った
だが、その鏡に映ったのは自らの顔だけ。
汚れているから出てきてくれないのか?
俺はそう思って鏡を拭いた。
,,,
でてこない。
『もう消えちゃったのかな,,,』
小さい頃見た不思議な光景は
大半が幻覚だ、という話を聞いたことがある
小さい頃の記憶だったから
容姿を鮮明に覚えてる訳でもない。
不意にも、
寂しいと思ってしまった
classroom𓂃𓇢
はる『,,,はよ』
モブ『お、はよ!さんず』
モブ『な、聞けよ聞けよ』
モブ『今日転校生来るらしいぜ?』
はる『良かったな』
モブ『美少女とかだったら俺どうしよ、』
はる『勝手にしろw』
先生『はーい、お前ら席つけ〜』
ザワザワ、
騒がしい教室の椅子はひんやりとしている
窓側の席
校庭が見える。
さわさわと靡く樅ノ木は心地の良い香りをばら撒く。
音を立てながら見に纏わりつく風。
寒さが際立つ。
先生『今日は転校生を紹介しまーす』
ミンナ『Oh!』
先生『入ってきて〜』
ガラッ、
ヒュオ、、
そこに現れたのは背の高い男だった
最初、そいつが入ってきた時、
俺は前を見ていなかった。
暫くして
目が合った
『嘘,,,』
そこに居たのは
鏡の故人
そのものだった
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