テラーノベル
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不明ちゃん。
「……やるしかない。」崩れ落ちる岩。
迫り来る超巨大ウォーデン。
逃げ場なんて、もうない。
僕は叫んだ。
「答えは――YESだ!!!」
瞬間。
《アステリア》の紋章が激しく発光した。
ゴォォォォォォッ!!
剣から放たれた光が水底を貫き、洞窟全体へ広がっていく。
そして、僕の足元に巨大な魔法陣が展開された。
青白い文字列が高速で回転する。
「最終封印機構、起動」
「使用者生命エネルギーを接続します」
「……え?」
嫌な予感がした。
次の瞬間――
ドクンッ!!
全身から一気に力が抜けた。
「がっ……!?」
胸が苦しい。
息ができない。
剣が、僕の生命力を吸い上げている。
だが止まらない。
超巨大ウォーデンが咆哮を上げ、巨大な触手を振り下ろす。
洞窟そのものが砕ける。
「うわああああっ!!」
僕は歯を食いしばり、剣を掲げた。
すると――。
空が割れた。
地下のはずなのに、洞窟の天井の向こうへ無数の星空が現れる。
銀河の光。
流星。
宇宙そのものみたいな巨大な裂け目。
そこから、一本の“光の槍”がゆっくり降下してくる。
古代ウォーデンが初めて後退した。
「危険」
「危険」
「封印兵装《ステラ・ジャッジメント》確認」
「行けぇぇぇぇぇぇぇ!!」
僕が剣を振り下ろした瞬間――
ズドォォォォォォォォン!!!!!!
星の槍が、超巨大ウォーデンを貫いた。
世界が白に染まる。
轟音。
衝撃。
崩壊。
そして――静寂。
気づくと、僕は瓦礫の上に倒れていた。
洞窟は半壊し、あの超巨大ウォーデンの姿はない。
残っているのは、空中に漂う無数の青い粒子だけ。
《アステリア》も、静かに光を失っていた。
その時。
パキッ。
小さな音が響く。
見ると、遺跡中央のゲートに亀裂が入っている。
そして向こう側から、“誰か”がこちらを覗いていた。
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