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不明ちゃん。
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亀裂の向こう。暗闇の中に、“人影”が立っていた。
フードを深く被り、顔は見えない。
だが、その瞳だけが金色に光っている。
ゾワッ――。
本能が警告する。
「こいつ……ヤバい」
相手はゆっくりとゲートへ手を触れた。
パキパキパキッ!!
亀裂がさらに広がる。
すると、低く落ち着いた声が響いた。
「……まさか、本当に〇〇を使うとはな」
男……いや、声はまだ若い。
「君は誰だ!?」
僕が叫ぶと、相手は少し沈黙したあと、静かに答えた。
「“最後のプレイヤー”だ」
その言葉と同時に、ゲートの奥が一瞬だけ見えた。
そこに広がっていたのは――。
壊滅したマイクラ世界。
空には巨大な裂け目。
燃える村。
崩れたネザーゲート。
エンダーマンの群れ。
そして、空を覆うほど巨大な黒い影。
「なっ……」
僕が息を呑む。
その時、男の背後で何かが動いた。
巨大な“目”。
世界の裂け目の奥に、あり得ないほど巨大な存在がこちらを覗いている。
目だけで山ほどある。
ドクン。
見るだけで頭痛が走る。
男は振り返りもせず言った。
「見るな!!」
次の瞬間。
ズガァァァァン!!!
巨大な黒い腕がゲートへ叩きつけられた。
ゲートが崩壊する。
男は咄嗟にこちらへ何かを投げた。
銀色の立方体だった。
「それを持って逃げろ!!」
「え――」
直後。
ゲートが完全に爆発した。
轟音とともに衝撃波が洞窟を吹き飛ばす。
僕の身体は瓦礫ごと宙へ投げ出された。