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zm総受け愛され
それでも良い方だけ見て下さい
zm視点
俺が働いているのは、一般の学校ではなく未来の軍人を育てる…いわゆる軍学校で働いている。
担当しているのは近接攻撃や、射撃など主に実技を専門としている、書類仕事が出来ない訳ではないが、他にもっと適任がいる
今は昼で皆が食堂へ向う時間だ、偶に放送を聞いておらず、自主練に打ち込んでいる奴もいるので俺はそれを指導する為の見回りをしている
zm「いつも決まった奴やけど…」
施設を繋ぐ廊下を歩きながら呟く、悪い奴やないんやけど…
暫く歩いていると、カキンッと、甲高い音が訓練場から聞こえてきた、この調子やと2人以上は確実やろな…バンッと鉄製の扉を開けそいつらに声を掛ける
zm「おいッ!!」
声を荒げて大きく言う…こいつら気付いてない…俺の声に反応せずまだ模擬線を続けている為に、少し呆れる、戦場で周りの変化に気付かなくては命を落とす。
これは訓練追加やな
そう考えながらそいつらの元へ向かう、止めるにはこれが一番手っ取り早いか…
ガンッ!!
kn「なっ!」
sha「はッ!!」
ナイフを手に馴染ませ2人の間に割って入り左右の刃を受け止める。驚いた阿呆面を晒しているので2人の腹に拳を入れる
「「痛っッッ!!!」」
kn「何すんねん!!……ってゾム先生! 」
sha「なんや、ゾム先生か」
zm「敬語を使え、お前ら」
sha「というか、なんの用や?」
zm「もう昼やぞ、食堂に呼びに来たんや」
kn「もうそんな時間か」
sha「なぁ俺達と食べへん?昼食」
sha視点
あぁやっぱおもろい奴やな
俺達はゾムに惚れている、何なら軍学校に通っている殆どの奴が狙っている、敵は多い…
俺は初日ゾムと模擬戦をしたときからその強さに魅せられた
グルッペンとかトントン等俺達は今直ぐ幹部に昇格できるぐらい強かった、やから他の奴等とはあんま仲良くないし嫌っている奴もいる、強い者同士で固まっていた。授業はつまらないし、正直冷めていた。
そんなときゾムが来たんや
zm「これから実技を主に担当する。ゾムや、よろしく」
前の先生と入れ替わりで来たこいつは
第一印象は掴めないやつ、フードと目隠しで目を覆い表情が上手く読み取れない。まぁどうでもいいか、こいつもどうせ他の奴等と同じやし…少しからかってやろうと、手を挙げた
sha「先生〜、何で顔隠してるんすか」
対して興味もないが
zm「こっちのほうが楽やからやで」
sha「ふ〜ん」
誤魔化されたような気もするが、別にいい
自己紹介が終わると、皆各自で解散して行く、今日は珍しく休日だ、休日と言っても外に行くことは許されず軍学校にずっといる、殆どは朝か昼に自主トレーニングをするために訓練場に集まり、夜早くに寝る
でも俺達は、人の少ない夜遅くに訓練場に集まって、模擬戦でストレスを発散する
俺は昼にはだいたい寝ているため解散した後、自室に戻りベットに寝転んで、夜が来るまで寝て過ごす、彼奴等と戦うのが唯一の楽しみだ、皆もそう思っている
眠気が出て来て重い瞼を閉じる
ピピピッ
目覚ましの音で目が覚める今頃他の奴等は寝る頃だろうが…
俺達は部屋が近いためこの時間帯にドアを開けると待ち伏せされている事が多い
sha「皆、おはよ」
tn「もうお前以外集まっとるで」
gr「はやく行くゾ!」
グルッペンを先頭に訓練場に向かう、だが足音は誰一人として足音を出さず、気付かれたことはない
訓練場に着くと一人の人影が見えた、
kn「誰や?」
コネシマが小さな声で疑問を浮かべる。今は物陰に隠れて話している。皆も同じ気持ちやけど、何か見覚えあんねんな…
tn「…ゾム先生や」
kn「誰やそれ」
shp「今日入ってきた実技の先生っすよ」
ut「あぁ〜そんな奴も居たね…」
rbr「話ぐらい聞けや」
em「でもフードが外れていたので気付くのに時間がかかりました」
ゾム先生なのは分かったけど確かにエミさんの言う通りフードと目隠しがない、今は背中を向いているので顔を見ることが出来ないな、皆がどうしようかと暫く沈黙が続いた時、ハッと気配に気付いたようにこっちを振り向いた
「やばっ」と焦っていた声も暫くすると無くなり、皆黙ってゾム先生の事を凝視していた
綺麗だった
軍学校には似合わない白い肌に栗色の絹の様な髪それは儚く、時々夜風に吹かれて揺れている。何よりペリドットの様な瞳だ。暗い夜にはよく目立つ
皆ゾム先生に魅入られていて誰一人動かず物音一つ立てなかった
それは小さく口を開いた
zm「誰や」
やっと地に足がついた様な感覚で現実に引き戻される、物陰から姿を現すと、さっきまでの刺すような殺気がなくなった
zm「ん?…何やお前らか」
案外怒られはしなかった
zm「聞いてんでお前らの事は…幹部入りも期待されとる期待の新人やろ」
「凄いな〜」と気の抜けた言葉を言うものだから俺等も肩の荷が下りた、そのときグルッペンが意外な提案を持ち掛けた
gr「俺達と模擬戦をしてくれませんか」
こいつならもしかしたら、そんな期待を少し持った
zm「いいで、お前等のこと、負かしてやるわ」
ニヤリと形の良い口を悪く引き上げる、俺達も久々の上物に胸が踊った
結果は惨敗
良いところまでは行くものの、試合には誰一人として勝てなかった、重力を感じさせない軽やかな動きに、洗練されたナイフ捌き、心底愉しそうに試合をする姿にまた興奮した
zm「いや〜むっちゃ強いな! 」
tn「そっちこそッ」
em「見てるだけでも緊張しました」
ht「驚愕だね」
ci「信じられへん…」
syp「普通に尊敬します」
褒められたゾム先生は頬を紅く染め照れくさそうに口を手で覆う
zm「ありがとうな」
その仕草にドキリとしたのは俺だけではないだろう
冒頭に戻る、俺は少しでもゾム先生の傍に居たい為飯に誘う
zm「まだ残ってる奴も多分おるし、そいつら呼ばへんと行けへんわ」
困ったような声色で断られるそれでも諦められず
kn「じゃあ一緒に行くわ」
zm「まぁ付いてくんのは好きにしてええよ」
sha「よっしゃ」
2人でゾム先生について行くことになった
暫くして生徒の部屋を一つ一つ見て回るからということで、食堂へ行くように促された、いややと言っても聞いてくれないので渋々引き下がって、食堂に行くことにした
no視点
2人と別れたあと、部屋を一つ一つ確認していく、何個か確認し終わった後、問題の部屋に着くガチャと扉を開けると案の定2人が居た
zm「はぁ、またお前らか」
tn「ん?あっゾム先生」
gr「おぉ!本当だ!」
グルッペンとトントンは何かと一緒にいることが多い、今日は他国との関係の話を賑やかにしていたみたいだ
呆れているとグルッペンがこちらに近づいてきて、腰を抱きながら俺に言う
gr「相変わらず愛おしい」
女やったら倒れるぐらいの刺激だが、生憎俺は男だし、毎回の事なので慣れてきた
zm「はぁ」
溜息を一つ付きトントンを引き寄せ2人の頬にキスを落とす
zm「これくらいはしてやるわ」
二人は目を見開き顔を紅くしている
tn「なっッ」
gr「…」
そんな2人を置いて部屋をでる
zm「あっ、もう昼やから食堂いけよ」
煽るような顔をしながら2人の方を向き言う、そうして扉を閉める
中では…
tn「ほんまええ加減にせぇよッ」
gr「絶対俺の物にするッ…」
こんなふうに毎回毎回人を煽って終わるゾム先生は、好意を向けられていることに気付いているのは皆知っているが、それをとても気に入っているゾム先生は皆知らない
ちなみに皆わざと昼食の時間に遅れてゾム先生に会うようにしているのはゾム先生は知らない
コメント
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くぅー! 最高すぎやしませんか?!( #`꒳´ ) あぁ〜 続きて、出来ますかね? 続き楽しみ✨️(´。✪ω✪。 ` )