※今回、14さんの執着・独占愛が強めです。
「‥もっと、口開けて‥」
掴まれていた顎を軽く揺さぶられ、困惑しながらも言われるがままに口を開く。
「いい子だね」
そう呟かれ‥口腔内に熱い舌が押し入る。弄られ、舌を吸われる感覚に体内が疼き出す。
「んんっ!?‥‥」
深い口付けの間、祐希さんの唾液も流し込まれ‥溢れたものが口の端から零れ落ちてしまう。
息苦しさで首を振り逃れようとするが、頭を鷲掴みされ逃げる事も出来ない。
長い‥長い‥キス。
頭がボーッとなる。何も考えられない。
中心部の疼きだけがやけにはっきりとしていく中‥やっと唇が離れ解放された。
はぁはぁと息を整える中、祐希さんの舌が首元に触れペロリと舐められる。
「や‥祐希‥さん‥待って」
「待たない。こんな美味しそうな藍がいるのに待てるわけないじゃん 」
「嫌や‥だって‥練習あったし‥‥シャワー浴びたい、‥」
そう、今日は午後までみっちりトレーニングをしていたから‥
「くすっ、練習後にシャワー浴びてたじゃん」
「そうやけど‥」
確かに一度シャワーを浴びてはいる。でも、それから時間が経過してる事も踏まえ‥やはり行為の前にはシャワーを浴びたい。
最近の祐希さんは全身を舐める行為が多いから余計に‥
「‥するんやろ?それやったら浴びたい‥」
匂いを嗅がれたくない。だが‥
「藍の匂いが消えちゃうじゃん。このまましよ?俺‥藍の匂い好きだし」
俺の顔を見てニコリと笑いながら、首元の汗が滴るところに舌を這わせチュッと吸い付かれる。
「ひゃっ///やだ‥それ止めて‥」
「嫌?なんで?俺は藍の体液なら1つ残らず欲しい。汗も涙も唾液も‥。藍は俺が好きじゃないの?」
「そんなん‥好きやけど‥恥ずかしい‥」
「好きなら全部ちょうだい。俺が好きなら出来るよね?藍の愛はその程度だって事になるよ?いいの?俺にそう思われても‥」
有無を言わせない圧力にたじろぐ。今度は胸元にまで降りた舌が、汗の流れる部位を狙って舐め回す。羞恥心でどうにかなりそうだが、祐希さんの表情を見ると‥本気のようだ。
「嫌や‥祐希さんの言う通りに‥するから‥」
震える声でそう伝え、逃れようと構えていた腕をそっと下ろす。
「藍、好きだよ。今日もたくさん愛してあげるから‥」
祐希さんの高揚した声と共に、両足を淫らに左右に開かされる。
中心部を凝視され、祐希さんがクスっと笑う。
その視線から逃れたくて足に力が入りそうになるのを‥必死に我慢するので精一杯だった‥
「や‥らぁ‥‥あっ‥‥‥激し‥‥待っ‥て」
「藍‥イク時は言ってね‥勝手にイクなよ‥」
体内に差し込まれた指を激しく動かしながら祐希さんに念を押される。
「3本入った。らんのココやらしーね。絡みついてくるし‥気持ちいいんだ‥ほら?」
グリッと挿入されている指が抉るような動きを見せ‥弱い部分を徹底的に狙って来る。
「ああっ、そ‥こ‥あかん‥だめぇ‥‥‥‥」
強烈な快感に思わず逃げ腰になってしまう。が、動くなと命じられ‥涙目になりながらもそれに従う。
行為の最中だと特に祐希さんは支配欲が増すようだ。
俺が嫌がっても拒んでも‥。強い瞳で睨まれると身体が竦み上がり‥されるがままとなってしまう。
いつからなのか‥。
ふと疑問に思うが‥奥深く差し込まれた指のせいで思考が途切れる。
身体が震え‥
あっ‥と思った時には手遅れだった。
勢いよく自分自身の腹部に白濁が飛び散ってしまう。
やってしまった‥。
「らん?勝手にイったらだめって言ったのに‥」
「ごめ‥‥」
思いの外、苛立ちを含んだ声に‥理不尽さを感じながらも咄嗟に謝ってしまう。
あんなに責められれば誰だって達してしまうやろ‥。
達してしまうのが嫌なんだろうか‥。しかし、そんな俺の疑問は次の祐希さんの行動で解明する事になる‥
ペロッ。
「ひゃっっっ!?んん!!」
腹部に放たれた俺の白濁に唇を寄せ、舐められたからだ。
赤い舌を覗かせながら腹部を這い回る。残さず舐め尽くすつもりなのか‥
「も‥あか‥ん‥そん‥な、汚いの舐めた‥ら/// 」
「汚い?らんのだから汚くないよ‥美味しい‥ほら?」
最後に口に含んだものを、嫌がる俺の顔を押さえつけ口移しで与えられる。
青臭い匂いと共に苦味ともつかないものを流し込まれ、とてもじゃないが美味しさとは程遠いものだった。
なのに‥
「らん‥飲み込んで‥出しちゃダメだよ」
残酷な言葉と共に祐希さんに見つめられる。飲み込むまで納得しないのかもしれない。
必死の思いで口の中のものをゴクリ‥と飲み込む。
「ん、いい子だね‥」
涙目で飲み込むと、愛しそうに頰を撫でられキスをされる。スラリと長い綺麗な手に撫でられると妙な満足感に囚われると言うことに今更ながらに気付いた。
褒められると嬉しい。まるで子供のように頭を擦り寄せたくなってしまう‥
この感情はどこからくるのだろうか‥
そして左右に開ききっている両足の間に祐希さんの身体が潜り込む。
屹立しているものを当てられ‥それだけで期待してしまう自分がいた。動機が早くなる。淫らに足を絡ませたくなる。
早く欲しい。それだけだ。
「らん‥俺が欲しい?可愛い‥ずっと俺だけ見ててよ‥お前は俺のものだから‥もし‥」
身体を沈ませながら祐希さんが耳元で呟く。
独占欲を感じる言葉に‥愛されているんだと実感した‥。
その後、身体の奥深くで祐希さんを受け止めることに夢中になった俺は‥
最後の‥祐希さんの言葉を聞き流してしまう‥
“お前は俺のものだから‥もし裏切ったら‥許さない‥”
呪いのようなその言葉‥
それから‥
益々祐希さんの愛は執着度を増すことになる。
それはまるで全身にまといつく鎖のようだった。
逃げられないように‥
離れないようにと‥。
コメント
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コメント失礼します😊 今回のお話は祐希さんが蘭くんに対しての愛がすごいなと思いました♪今回のお話はいつもとは少し違い独占欲とか藍くんに対して愛が伝わるお話だなと思いました😊今回のお話も最高でした♪次回も楽しみに待ってますね♪これからも頑張ってください! 応援してます📣